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猫印名品と共に生きる
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「あっ。猫印名品、寄っていきませんか?」
「いいよ、行こうか。僕も少し見たいものがあったんだ」
綾辻 綾花
が言うと
早川 珪
は頷いた。たまの休日、デートを満喫する二人の眼前には猫印良品寝子島店。飾らない店構えで何者をも拒まず、ふと目について気軽に立ち寄れる間口の広さは猫印の魅力の一つでもあろう。
「猫印の品物はどれもシンプルで、統一感があっていいんですよね」
「何を買っても部屋に合うのがすごいよね」
入口扉をくぐるといつもの白基調の店内が目に入る。押しつけがましくない、ただ傍に在ることの心地良さ。手を伸ばせば届くくらいの距離感が絶妙だ。
「綾花さんは何を買うんだい」
「実は、新しいパジャマが欲しくて。その……」
「うん?」
「お揃いで、色違いのがあったらいいなって。お泊りの時とかに、ほら」
「あ、僕のもかい?」
パジャマやルームウェアのコーナーへ向かうと、バリエーションは中々豊富だ。無地にチェック、ストライプ、色もいくつか選べるらしい。
「珪さんはどれがいいですか?」
「そうだなぁ。どれもいいなぁ」
色とりどりのパジャマを前に二人、しばし迷う。こうして幸せな悩みに暮れるのもショッピングの楽しみというものだ。
「珪さんには、赤が似合いそう……」
「綾花さんは青かな。それとも桃色?」
「柄もいろいろありますね。ストライプ柄はどうですか? ほら」
「うん、似合うよ」
カラーバリエーションを次々に身体に当ててみて、これも似合うだのこれはちょっとぶかぶかだねだのと楽しんだ。
「じゃ、赤と青のストライプで決まりですね!」
はにかむ珪に異論はない。
せっかくなので他の品物も物色してみることにする。
「珪さんは何を買うんですか?」
「メモ帳が欲しくてね。シンプルでかさばらない大きさの物がいいな」
文房具の充実にも目を見張る。ペンにノート、テープや付箋など事務用の小物類はとりわけ多彩なカラーがあり目にも楽しい。珪はメモパッドの一つ一つを手に取り確かめ、綾花も選定を手伝う。可愛い猫柄はと思わず探したがシンプルさが猫印の猫印たる所以であるから、今回は我慢することにする。代わりにペンの試し書きコーナーに、小さな愛らしい猫の落書きを残しておいた。
「ふふ。可愛いね」
「あっ! み、見てたんですか」
頬を赤くした綾花へ珪は選んだメモ帳を見せて微笑んだ。
「食品コーナーも見ようか。夕飯はどうする?」
「それはもちろん。猫印に来たからには……」
ピンと来たらしく彼はうなずいた。
「カレーだね?」
「ナンも買いましょう」
猫印と言えばカレー、覆せぬ不文律である。本当だかどうだか、猫印をカレー屋だと思っている者も世にはあったりするのだとか。
いくつかのカレーを買ってシェアすることにした。こんな食べ方も猫印ならばありだろう。手作りカレーキットも合わせて購入したので、やがて卓上に揃った器の中には多様なカレーたちが顔を揃えた。
律儀に手を合わせて「いただきます」、ぱくりとスプーンで口へ運ぶ。
「大きな具がごろごろ入っていて、レトルトとは思えないですね。うん、美味しい!」
「海老のクリームカレー、まろやかで美味しいよ。海老もちゃんと入ってる」
「グリーンカレーは独特の味わいですよね……か、辛い!」
「はは、大丈夫かい? 手作りカレーのほうもいい仕上がりだよ。ナンと良く合う」
「はひ……舌がしびれちゃいました。でも、どれも美味しいですね。珪さんはどれが好きですか?」
「そうだなぁ、僕はこのベジタブルカレーが好みかな。トマトの風味が爽やかでいいよね」
「私も好きです。こっちのココナッツ系のカレーも、いいお味ですよ」
「どれどれ……お、これは!」
食卓は明るく弾む。手間暇かけて料理するのももちろんいい、その上で時にはこうして温めるだけの簡単お手軽さも重宝する。賢く使い分けるのが現代人の知恵というものだ。
食べ終わって「ごちそうさま」、二人で協力しながら後片付けをする。
「ふふ。カレーを食べたらぽかぽかしてきました」
「ほんとだね。すっかり温まったよ」
ぴたり寄り添うと彼の体温が伝わった。おかげで水仕事も冷たさを感じず快適だ。
綾花は猫印で買ったスポンジを泡立て、猫印製の皿を拭いた。気が付けば洗った食器を立てかけておく台も猫印の品だし、カトラリー類もそう。麦茶を入れたポットもそうだしコップ類もそうだ。あらためて自身の日常にこんなにも活用しているのだと気づき、綾花は何だか可笑しくなって噴き出した。我々は……猫印名品と共に生きている。
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あとがき
担当マスター:
網 透介
ファンレターはマスターページから!
網です。
寝子島的無印で良い品のお話でした。
私も良く行きます。いろいろありますがやはり、カレーが絶品かつ便利で、ついついリピートしてしまいますね。バリエーション豊富で飽きません。
と書いていたら食べたくなってきたので、買ってきます。今日は何カレーにしようか。
それではまた次回に。
網でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月05日
参加申し込みの期限
2025年12月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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