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冬の楽しい過ごし方
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【ダブルデートはスキー場で】
ねこぴょんの日から1年後。
大学1年生となった
水上 桜
と
有沢 茉奈
は、冬休みにそれぞれの恋人である滝沢 匠、閑野 カノンを誘い、長野県の温泉ホテルでバイトをしていた。
期間は1週間だが、バイト料はけっこう良かった。ただ、時期的に忙しいので、大変でもある。
そんなバイトの休みの日。
4人はホテル近くのスキー場に来ていた。
ホテルとスキー場が提携していて、従業員割引が使えるおかげで、ウェアはもとより、スキーもスノーボードも格安で借りられる。なので4人は、それぞれレンタルしたウェアと道具で身を固めた。
彼らはとりあえず、初心者向けのゲレンデで滑ることにした。
というのも、茉奈があまり滑れないからだが、桜の方も傾斜の厳しいゲレンデに行くことに少し不安があったためだった。
桜は自分の腕前を、初級と中級の間ぐらいだと思ってはいる。けれども。
(スキーもスノボも、高2の合宿以来だから、割とブランクがあるのよね。だから、ちょっと不安……)
というわけで、彼女は初心者向けのゆるい斜面を滑り始める。
滑ってみると、すぐに不安は解消した。問題なく、斜面を滑走できたのだ。
(けっこう体が覚えているみたい)
ホッとして笑顔になった彼女は、止まって周囲に目をやった。
匠も、彼女の近くを滑っていたが、その動きには危なげがない。
桜の視線に気づいたのか、匠が近づいて来て止まった。
「ブランクあるって言ってたけど、大丈夫そうだな」
「ええ。……競争する?」
うなずいて、桜が問う。
「ああ」
匠が了承したので、2人は斜面を上の方まで歩いて戻ると、そこから同時にスタートした。
雪原の傾斜はゆるやかだったが、風を切って滑り降りるのは、気持ちがいい。
匠がさっと追い越して来たので、桜もスピードを上げて、抜き返す。するとまた抜かれ、それを桜が追いすがった。
そうやって、ほぼ平地に近いあたりをゴールと決めて、何度か2人で競争した。
結果は、同着だったり、匠の方が早かったり、桜の方が早かったりと、まちまちだった。
だが、そうやって競争するうちに、桜は完全にスキーの感覚を取り戻していた。
「もうちょっと傾斜が急でも大丈夫そうだし、中級者向けのゲレンデに行ってみるか?」
それに気づいてか、匠が尋ねた。
「そうね」
ゆるいコースに物足りなくなっていた桜も、うなずく。
2人は、茉奈とカノンに声をかけ、中級者向けゲレンデに向かうリフトに乗った。
中級者向けのゲレンデに到着すると、桜と匠はしばらくスキーで滑ったあと、スノーボードもやってみることにした。
リフトの昇降場の近くにあるレストハウスでスキーを返してスノーボードを借り、ゲレンデに出た。
(う……! スキー以上に速度が出るわね……!)
滑り始めてすぐは、そのスピード感に桜は内心、怖気づいてしまった。なにしろ、こちらも2年ぶりだ。
だが、スキー同様に体が覚えてくれていて、滑っているうちに余裕が出て楽しくなって来た。
(最初はびびったけど、これはこれでスリルがあって、楽しいわ。クセになりそう)
思わず胸に呟く桜の隣に、匠が並んだ。
「これも競争するか?」
「いいわよ!」
問われて、桜は受けて立つ。
2人は更にスピードを上げ、抜きつ抜かれつしながら、並んで斜面を駆け抜けて行った。
×××
そのころ、茉奈とカノンは。
初心者向けのゲレンデを、並んでゆっくりと滑っていた。
茉奈は、スキーもスノーボードも、当人が「子供向けスキー教室から始めた方がいい」と言うようなレベルだった。なのでゲレンデに出てすぐに、カノンからスキーを教えてもらうことになった。
「まずは、歩くところからだ。こうやって、体重をかかとにかけて、移動するんだ」
カノンは基礎の基礎から、丁寧に彼女に教えてくれた。
「イチ、ニ、イチ、ニ」
茉奈は言われたとおりに、スキー板を履いて斜面を歩く。
(カノンにこうやって教えてもらえるなんて、最高! 彼に教えてもらうだけで、上達しそうだし……ずっと、あたしを見ていてくれるんだものね)
せっせと練習しながらも、そんなことを思って、茉奈の口元はゆるんだ。
茉奈が歩くのに慣れて来たころに、桜と匠は中級者用のゲレンデに行ってしまい、彼女はカノンと2人でひたすら練習を続けた。
滑る方法と方向転換する方法も教えてもらい、みっちり練習して、茉奈はようやく危なげなく滑って、自力で止まれるようになった。
「上手くなったね。茉奈は飲み込みが早い」
難なく自力で止まった茉奈に、隣で同じように止まったカノンが、声をかけた。
「ありがとう。カノンが、丁寧に教えてくれたからよ」
笑顔で返した茉奈だったが、内心では小躍りしていた。
(褒められちゃった。うれしい!)
だが、少しだけ不安にもなる。
(でも、上達して1人で滑れるようになったら、コーチしてもらえなくなるかも? それはちょっとイヤだな……)
思わずしょんぼりしてしまう彼女に、カノンが声をかけた。
「もう一度滑ろうか」
「ええ!」
茉奈は大きくうなずき、彼と共に斜面を昇る。
そうして、今に至るというわけだ。
並んで滑り始めると、茉奈はさっきよりももっと楽に滑れていると感じた。
(心なしか、スキーがうまくなった気がするわ)
うきうきして、思わず彼女は胸に呟く。
このあとも、何度もゆるい斜面を、一緒に滑る2人だった。
×××
1日が終わり、桜と茉奈はホテルの温泉で、疲れを癒していた。
このホテルには、従業員用の寮の一画に、専用の温泉施設が設置されている。2人が入っているのは、そこの女風呂だった。
「……それでね、カノンってば、本当に手取り足取り、丁寧にコーチしてくれたの。ころんで雪まみれになったら、体についた雪を払ってくれたりして、すごく優しくてね……」
茉奈は先程から、そんなのろけ話を延々としている。
頬が上気しているのは、興奮のためか、はたまた長湯のせいか。
「よかったわね、優しい彼氏で」
桜は時々、相槌を打ちながら聞いていたが、気づかれないように小さく溜息をついた。
(……茉奈ったら、相変わらずね)
呆れて胸に呟くが、茉奈がカノンのことでのろけるのは、今に始まったことではないし、のろけ話が長いのも、同じくだ。
ともあれ、こうして4人の冬休みは、過ぎて行くのだった――。
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あとがき
担当マスター:
織人文
ファンレターはマスターページから!
参加いただき、ありがとうございました。
マスターの織人文です。
今回も楽しいアクションばかりで、ほっこりしたり、ニマニマしたりしつつ、私も楽しく書かせていただきました。
リアクションを書く過程で、あれこれ調べたりして、まったく知らなかったことを知ることができたりと、勉強にもなりました。
こうした部分はいつも、参加者さまに感謝しています。
それでは、少しでも楽しんでいただければ、幸いです。
またの機会があれば、よろしくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月01日
参加申し込みの期限
2025年12月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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