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【青春のモヤモヤ】
高校に入学して二ヶ月ほどが過ぎた、ある日のこと。
朝永 真深
は、水泳部の練習で寝子島スポーツセンターに来ていた。
なぜかというと、彼女は高飛び込みをやっているが、寝子高には設備がない。なので、練習するにはここに来るしかないのだった。
もちろん一人ではなく、同じく水泳部で高飛び込みをしている部員たちと一緒に来ている。
何回か飛び込みをやってプールサイドに上がり、彼女は一つ溜息をついた。
溜息の理由は、胸の奥に重く広がっている、訳のわからないモヤモヤだった。
彼女は、入学前の中学生でも高校生でもない宙ぶらりんな時期に、やはり胸にモヤモヤしたものを抱えて、迷走気味だった。だが、入学後はいろいろ忙しく、バタバタと過ごすうちにそれもなくなったと思っていたのだ。なのに。
(環境の変化にもようやく慣れて、おちついて来たと思ったのに……なんなんだろう、このモヤモヤした気持ち)
溜息と共に胸に呟き、更にもっと大きな溜息をつく。
(……っていうか、あたしは何にそんなに焦ってるわけ?)
自分で自分に問いかけて、彼女ははたと首をかしげた。
(ん? 焦ってる? 焦っている……のかな)
改めて自分に問いかけてみても、よくわからない。ただ。
(わからないけど、なんだか……こう、気持ち悪い……ような?)
眉間にしわを寄せて考えてみるものの、やはりこの胸の奥の重いものがなんなのかは、わかりようがなかった。
なので、彼女は三度目の溜息をつくと、飛び込み台へと上がっていく。
上がる途中で、ふと頭上を見上げると、一番高い位置にある飛び込み台が見えた。
(あそこから飛んだら、どんな気分だろう……)
ふいにそんなことを思う。
すっきりするために飛ぶのは違う気もしたが、何事も挑戦は大事だ。
「どうせなら、やってやろうじゃないの」
呟いて、彼女はそのまま最上階の飛び込み台へと向かった。
実際にそこに立ってみると、びっくりするほど高く感じた。
だが、怖さは感じない。
むしろ、眺望の良さに感心するほどだ。
「なんだか、巣の中のアリみたいね」
プールサイドにいる人々が小さく見えて、真深は思わず笑ってしまう。
彼女は大きく一つ、深呼吸した。
「ええぃ、行っちゃえ!」
叫ぶと、そのまま勢いをつけて飛び込む。
高さが増した分、降下のスピードも増して、耳元で風が唸った。
着水までの時間が、長い。
やがて彼女の体は真っ直ぐ水の膜を突き破るようにして、水中に潜った。一瞬の水に抱き止められるような感覚と共に、体は浮上して行く。
プールサイドに上がって、真深はふっと息を吐き出した。
(あれ?)
次の瞬間、思わず首をかしげる。なんだか、胸が軽くなった気がしたのだ。
モヤモヤが消えたわけではなかった。ただ、少し小さくなった感じだ。同時に、焦燥感のようなものも、しぼんだ気がした。
そして、ふいに思う。
(ああ……。あたし、自分と同級生たちを、いつの間にか較べてたのかも。みんなは寝子高の生活にすっかり馴染んでるのに、あたしは……って。でも……)
脳裏に、さっき最上階の飛び込み台から見た人の群れがよみがえった。
(ほんとはみんな、巣の中のアリみたいに、右往左往してるのかもしれないわね。そして、たぶん、あたしも……)
誰もが同じなのかもしれない、と考えると少しだけ気持ちが軽くなった。
彼女は顔を上げ、今さっき自分が飛んだ一番高い台を見上げる。
「もう一回!」
小さく叫んで、真深は走り出した。
そこから飛んで、何が変わるのかはわからない。けれども、また新しい世界が見える気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年03月22日
参加申し込みの期限
2025年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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