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ブラック(B)レイク(L)異世界譚
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焚火と欲望~
B
onfire and
L
ust
森に夜の帳が降りた。焚火の火だけがチロチロと赤く燃えている。
一本の丸太を椅子代わりにして、ふたりの男は火にあたっていた。
治癒魔法で応急手当をし、食べ物を分け合って人心地ついたのち、ふたりはお互いの名を名乗り合った。
「……そうか、カノンはブラックレイクのフジコの怪談に関する調査をするためにこの森に」
タクミも噂で聞いたことがあった。王族が調査に乗り出すほど問題になっているとは知らなかったが。
カノンは苦笑いして頭を掻く。
「情けなくも、湖に着く前に森で迷ってしまったが」
「恥じることはないさ。お陰で……俺は命が助かったようなもんだし」
照れくさそうに俯くタクミの顔が、意外に幼いことに、カノンは驚いていた。
「タクミは……いくつなんだ」
タクミは年を言った。まだ十代の後半だった。
「若いな……」
「そういうカノンはどうなんだ」
カノンも自らの年齢を告げる。それを聞きタクミは、なんだ、と肩の力を抜いた。
「二つしか違わないじゃないか。いや、それで単独で王命を受けるくらいの騎士だというなら、相当だな」
「君こそ。狼の襲撃をほとんど一人で退けていた。本当は俺の手助けなんかいらなかったんじゃないか?」
カノンはそう言ってくすっと笑う。
タクミは彼の何気ない笑い方を、なにかに打ち抜かれたようにじっと見た。
騎士というからには貴族か何かの生まれなのだろう。たしかにそれらしい気品が漂っている。その一方で、少し浅黒い肌からは貴族らしからぬ野性味も感じられた。……彼の両親はどんな人だったのだろう。異国の相手との間に生まれ愛されつつも苦労した、とかだろうか。いずれにせよ、甘やかされて育ったお坊ちゃんというだけではなさそうだ。
瞬きもせずじっとこちらを見つめる視線に気づき、カノンは問うた。
「……なんだ? 俺の顔に何かついているか?」
「いや」
タクミはゆるゆると首を振る。
「悔しいが、俺よりも男前だと思って」
「……」
今度はカノンがタクミをじっと見つめる番だった。
「俺の顔が好き?」
「? ああ……まあ……」
「ふうん?」
すこし愉快そうに相槌を打って、カノンはタクミの方に尻をずらした。
「……なんだ? なんで寄った?」
「よく見たら、好みだと思って」
「は? 何言って……」
赤くなる間もなく唇を塞がれる。
「……ぅ……」
長い長いキスだった。息継ぎのために口を離したカノンを、タクミはきッと睨みつける。
「……なにしやが……」
「いやだった?」
タクミはカアッと赤くなる。
出会って間もないというのに、どうしてこんなに心惹かれるのか。
キスをしながらそんなことばかり考えていたから。
(この感情はなんなんだ……。まさか、恋……)
浮かんだ答えを振り払いたいのに、振り払えない。
そんな葛藤に気づいたのか、カノンは甘く微笑んで自らの甲冑を外した。
「何して……」
「だって、邪魔でしょう」
自らが脱ぎ終わると、カノンはまだ傷の癒え切っていないタクミを気遣いながら、その皮鎧に手をかけた。
「ちょ、ほんとに何して……!」
暴れるタクミの手を押さえ、カノンは耳元に囁きかける。
「君が欲しい」
カノンの口から発せられた直球過ぎる欲望が、タクミの深部をずくりと撃ち抜く。
考えをまとめることは出来なかった。
カノンの舌が、タクミの唇を割って再び侵入してきたからだ。
「……ぅ、あ……」
情熱的に求められ、気づけば応じるように、タクミも舌を絡ませていた。
自分でも意外なことに嫌悪感はなかった。
シャツがはだけられ、カノンの手がタクミの肌を這ってゆく。
タクミもまた、カノンの熱を求めずにはいられなかった。
(やべぇ、俺は……俺は溺れてしまいそうだ……いや、すでに溺れてしまっている……)
火の爆ぜる音がする。
二つの影はひとつになり、激しく求めあいながら、草の上に横たわってゆく――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年12月13日
参加申し込みの期限
2024年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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