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葬儀屋がやってきた
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★あやかし探しに行こう
「やあどうも、葬儀屋です」
ニコリと困ったように笑いかける男に、警戒をあらわにする
月原 想花
。
無理もない、迷子の様子は確かなようだし、喪服を着ているから事実葬儀屋なのかもしれないが、次に発せられた言葉が『霊界に行きたい』なんてものだから、そりゃあ『なんだこの男は』、となるものだ。
「……本当に遺言状に書いてありますから、仕方ないでしょう」
ため息をついている葬儀屋から、なんとなく目を離せずに居たら――瞬きのうちに、景色が変わっていた。
「は!?」
二人から同時に叫び声が発せられる。
「これは貴方のマジックか何か!?」
「知らない知らない知らない! 何何何!?」
葬儀屋から振られて、思わず同じ言葉を連呼する程度には想花も困惑している。
「ここ……多分霊界……です。……はぁ、探しに行きますか……」
「なる、ほど? しかし、その~……自然と受け入れてますねぇ……こういうフシギなこと、当たり前なんですか?」
「まぁ……この島は、そういう感じ」
なんだか、『誘われた』みたいにここに来たし、もしかしたら目当てを見つけるまで出られないのかも……と思うとぞっとする。
目的のあやかしは座敷わらし、猫又、ろくろ首、天狗らしい。……随分とざっくりしている。
「……個人の名前は、わからない感じ?」
「遺言状では詳細は分からず、ですね」
羽場 正太郎氏。彼のことを知るには情報がなさすぎる。
「聞き込みに、行く。……ぼく、あんまり人に自分から話しかけるのは得意じゃないんだけど……」
「いえいえっ、島民の方が居てくださると本当に頼もしいです! なんだかフシギなことに慣れていらっしゃるようですしっ!」
そう言われるとなんとなく悪い気はしないから、この怪しげなようで誠実な葬儀屋と、二人で羽場氏の名前を出して、聞いて回る。
――天狗のたまり場にたどり着くことができた。
豪快な天狗が想花と葬儀屋を歓迎する。
「正太郎か!? あいつ、死んじまったのかぁ……人間の寿命は短いなぁ……!」
悲しげな天狗に、同じく眉を下げた天狗の仲間がよしよしと肩に手を置く。
「生意気だけど楽しいヤツだったよな!」
「ああ、いつも人間の菓子を持ってきては皆で食べようって言ってきたりな!」
「そうそう、わんぱくだった! いつもひとりで霊界に来ては俺達と遊んでいってたもんだ!」
「……ひとり? 正太郎さん、人間の友達は、居なかったの?」
首を傾げる想花に、腕を組んで唸る天狗。
「ああ。あいつ、人間とは上手く馴染めないようでな。そんで、俺達のところで良く遊んでたんだ……」
「本当に、良いヤツだったんだよ……」
「人間と馴染めない……」
ぽつりとぼやく言葉に、葬儀屋は目を伏せる。
「……孤独死、だったのです。羽場さんは」
「――……」
こんなに、あやかし達には想われてるのに、そんな寂しい最期だったのか。
★あやかし危機一髪!
「……うわわわ口が! 口が燃えてます燃えてます!」
「『燃やしてる』んだ! 葬儀屋さんは下がってて!」
霊界にて、
緋埜 伊吹
はろっこんを用いて悪霊と対峙していた。
葬儀屋に誘われて――というより、困っている葬儀屋に手を貸すために霊界に来た、は良いものの、厄介な悪霊複数に囲まれている。
火でどれだけ祓えるだろうか、火力調節がうまくいかない。
だったらいっそ――!
最大出力の炎が放たれて、悪霊達が怯える。
そこへ、葬儀屋が鞄からなぜか注連縄を取り出すと、炎の方へと放り投げた。
燃え上がる注連縄の煙と、炎そのものの勢いで、これはたまらない、と悪霊達は逃げ出す。
「今のは……?」
「どんど焼き、もどきです。通常は年初の行事ですが、注連縄そのものに厄払いの効果があるので念の為持ち込んでました」
――なんてったって『霊界』らしいですから、装備は万全にしてきています。……それより。
すっかりしわがれている伊吹の声、そして苦痛に歪む伊吹の表情に、葬儀屋は顔をしかめる。
「……大丈夫ですか?」
「……まぁまぁ」
嘘をつくには顔に色々と出ているだろう。だから隠すことはしない。
「でも、傷つかなくて良かった。俺が盾になって守れるのならば、何でもいいから――……」
「あのですねえ、ご自分は大切にしてください!」
葬儀屋は鋭い目線を伊吹へとやった。
「僕は確かに貴方を頼りました。しかし、盾になってくれとはお願いしていませんし、ましてや自己犠牲をして欲しいなんて欠片も思っていません」
ずい、と詰め寄りながら、上背のある男はジイと伊吹を相変わらず見やる。
「……つまりですね、僕は心配していますし、ご自身をそういう風にすぐさまに蔑ろにするのは、オススメいたしませんよ」
はぁ、とため息をついて、葬儀屋は伊吹の肩をポンポンと手で叩く。
言っていることこそ厳しいが、その態度は柔らかくて。
――そうか、自分を蔑ろにしているように見えるし、していたのか。
改められるよう善処しよう、そう考えながら伊吹は葬儀屋とともにあやかし探しを始める。
――公園の中、そうして、出会う。
「正太郎、死んじゃったかぁ……」
ろくろ首の奇術師は、そう言うと残念そうに煙管を吸った。煙をふぅと吐く。
「あたしのいたずらにいつもご丁寧に驚いてくれたコでねぇ、からかい甲斐があったものよ」
ふは、と力なく笑う。
「あのコ、島の外に行って働くんだって言っていたから、心配していたけど……どうだったんだい? そのあたりは、分かるのかい?」
「はい。立派な会社を設立しておられました。ですから、残念がる人のお声が多かったです」
「人間嫌いのあのコが……そうかそうか……」
ろくろ首は感慨深そうに呟いた。
「人間嫌い……?」
「ええ。生前はとても頑固で、周辺にも、『人間が嫌いだ』と仰られていたようです。でも、設立した会社は本当に立派でしたし、慕う社員の方も多かったのです」
つまりは、すごく不器用な人なのだろうか――伊吹はそう思う。
それはそのまま、伊吹に返ってくる言葉なのであるが。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月26日
参加申し込みの期限
2024年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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