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\ オーバータイム!/
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まいごのまいごの、あなたさま
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◆姉の存在
深倉 理紗子
は疲れ切った体を引きずるように職場を後にした。
この日は月に何度かある夜勤を終えての帰宅だった。ほんのり空が明るくなってきたなか、職場から目と鼻の先、橋を渡ってすぐのところにあるワンルームマンションに向かって歩いていた。
(もうすぐ着く……)
足元に視線を落とし、ふと顔をあげた次の瞬間。町並みがすっかり変わっていた。ヨーロッパの田舎町を彷彿とさせる光景はどこか不気味だった。ただ陰湿なだけではない。町のなかで人の形をした影が歩き回っている。
(人型の影がうごめいている……)
ただでさえヘタレでビビリなのに、そんな者たちを見てしまい、恐怖でなす術なく立ちすくんでしまった。そんな彼女に突然誰かが声を掛けてきた。
「ひっ!?」
「驚かせてしまったかしら。ごめんなさい」
他の影と同じようだが、声や姿形からおそらく少女だろうと理紗子は思った。
「ここはさむいでしょう。あたたかいところへいきましょう」
影の少女は理紗子に手を差し伸べる。彼女は恐怖を感じて後ずさりした。けれどもそれよりも一瞬早く、少女が逃げる彼女を掴んだ。すると自分の体が少しずつ影になっていくのがわかった。
(え? これはどういうことなの?)
目の前の現象に頭が追い付かない。
「さあ、いきましょう」
理紗子も最初は逃げようとしていたが、心境が変化してきて、だんだんと少女についていってもいい気がしてきた。気づけば手を引かれるままに影の少女のあとについていく。
少女によるとこの先に館があるらしい。そこには温かい食べ物や飲み物もあるという。館での心地よさを想像していると、見覚えのある影に遭遇する。その影に懐かしさを感じた理紗子は少女を振り切って、その影に近づいた。
曖昧だった影の輪郭がはっきりと見えてくる。それは7年前に亡くなった次姉の影だった。影に触れると、まだ幼かった頃の思い出が蘇る。一緒に公園で遊んだことや学校での出来事。そのどれもが温かいものだった。気づけば理紗子の目から涙が零れていた。
涙を拭って目を開くと、いつもの寝子島に戻っていた。理紗子は自宅のアパート、その目の前に佇んでいる。怖い思いはしたけれど、あの空間で触れたものを思い返すと心が温まるのを感じた。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
陰湿な影の町。そこで彷徨う影の人々。
何かを忘れてしまった皆さんの様子を執筆していると
人にはそれぞれ歩んだ道のりがあるのだなと感じました。
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年06月23日
参加申し込みの期限
2024年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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