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\ オーバータイム!/
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まいごのまいごの、あなたさま
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◆大切な人
「ここはどこ?」
綾辻 綾花
は周囲を見回した。小さく可愛らしい家々が並び、ヨーロッパの片田舎に見えなくもない。しかし空はどんよりとして薄暗く、雲のはらむ鈍く赤い輝きが、町並みへ濃く影を落としている。一番奇妙に感じたのはそれだけではない。町をうろめく人々が、まさしく影だったこと。人型のシルエットがいくつもそこらを歩き回り、さまよっている。
(見たこともない景色……不気味な人影……)
その異様な雰囲気のなか、ある違和感に気づく。さきほどまで誰かと一緒にいたはずなのに綾花は一人だった。
(思い出せない……顔も名前も……)
おそらくこの町の影響だろう。ただ、その人物を探さなくてはならないと彼女は強く思った。
「見つけなくちゃ……!」
忘れてしまった人はとても大切な相手だったはず。なぜなら、いま心にぽっかり穴が開いたような気持ちだから。そう感じるほどに想っている人物のはずだから。
焦る気持ちを抱えたままとにかく駆け出した。陰鬱な雰囲気が続く道をただ走る。影の人に触れられると、自分も少しずつ影になることに気づき、さらに警戒心を強める。
そんななか、綾花は声を掛けられた。
「ああ、やっと見つけましたわ」
「え?」
揺れる髪に細い体躯。軽やかな高い声で話す少女。彼女も影の人のようだが、柔らかい雰囲気を感じる。殺伐とした状況に疲れていた彼女は、その優しさに自然と惹かれていく。影の少女は手招きをして言った。
「さあ、行きましょう。ここは冷えますから」
少女の差し出した手を綾花は握った。その手から感じた冷たさと、影になっていく自分の手。直感が、本能が、これ以上は危険だと警鐘を鳴らす。
「やっぱり、ごめんなさいっ!」
つかんだ手を振り払い、その場を離れた。少女なりの親切心だったかもしれないが、綾花は自分の判断を信じた。それからも、誰か思い出せない相手を必死に探す。
「会いたい」
名前も分からないから大声で呼ぶこともできない。探しても探しても影の人ばかり。それでも会ったらきっと分かる。根拠はないが、そう信じている自分がいた。
そのとき、背の高い男性の姿が見えた。
早川 珪
先生だ。姿を見た瞬間、今まで頭のなかにあった靄が一気に晴れた。
「珪さん! 会いたかったです!」
今までの記憶が蘇って嬉しさで涙が溢れそうだ。もう忘れないようにとしっかり抱きしめる。珪先生も彼女を必死で探していたのだろう。彼もしっかりと彼女を抱きしめた。
次の瞬間。ふっと視界が晴れ、自分たちが寝子島に戻っていることに気づく。どうやらデートの途中であの町に迷い込んだようだ。
「もう忘れません。私の大切な人だから」
綾花は珪先生の手を握って、まっすぐ見つめたまま伝えた。彼もしっかり頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年06月23日
参加申し込みの期限
2024年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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