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【晴れし月の君の笑顔】
「これは……」
桜井 ラッセル
が踏み込んだ寝子島スタジアム内の一角は、高級感の漂うドール――西洋人形のブースだった。
綺麗な布の上に愛しく飾り付けられて微笑み腰を掛けているものから、ショーケース内でまるで輝く宝石のように扱われているものまで。様々だが、そのどれもが一度目に入れると離せない想いが詰まっていることが窺える。
「来てみて正解だったな。どれもすっげー……」
足を踏み入れた瞬間からの空気が思えば既に違っていた。非売品である自分たちの最高の一体を伴い談笑と撮影会をしている所もある。細やかなパーツを売るブースもあり、そちらも賑わいを見せているが、それらを踏まえてもこの一角全ての雰囲気が『高貴』なのだ。
勇気を出して歩いてみれば、ちらほらとだが確かにそれなりに男性の姿も見受けられる。
人形のマーケットに男性は悪目立ちするのではないかと躊躇いのあったラッセルだったが、それは無用の心配のようだ。
ここでは皆が自分や他の人の創作物を愛でている。人に悪い好奇の目を向ける間も無いようにも見受けられた。
「結構平気なものなんだな……。お! これとかすげー……!」
「ありがとうございます! この子のお化粧凄く頑張ったんですよ、是非見て行ってあげて下さいね」
ラッセルが目を向けた先には、おしゃまに微笑む一体の人形。作り手なのであろう売り子をしている人が、その視線に気づいて声を掛けてくれた。
「人形のメイクなんてあんの?」
「はい、私も何も知らない所から始めて、気がついたら作っていたって感じなんですが、自分で完成させた人形に更にお化粧させてあげるの、凄く可愛くなるから楽しくて!」
「自分の手でもっと可愛く出来るならいいよなぁ、奥が深い……」
思わずラッセルが感嘆のため息を零して、お礼を言いながら他のブースに足を運ぶ。
ドールのパーツを売るブースも存在しており、リアルな手指のみやドールアイという見続けるには一種の覚悟がいるパーツがズラリと陳列されていた際には、耐性のないラッセルはあまりのインパクトに回れ右してその場から逃げ出してみたりと――退屈とは遥か彼方の世界であることは、間違いなく肌身で感じる事であった。
「眼球だけや部分パーツだけは勘弁してくれっ……!
ああ、ビビった――ん?」
『こっち、こっち』
息を切らしながらブースを抜けて一息ついた先に、どこか明るい声が聞こえた気がして。ラッセルが振り返ると、一体の人形と目が合った。
髪の色こそ吹き抜けるような緑の風色ではない。しかしその面差しは、確かにラッセルの想いを伝えきれないながらも大好きな存在にとても良く似た人形だった。
『綺麗、金の髪。あのね、連れてって』
「へぇ……髪の色は違うけど、目元や顔つきなんかそっくり――て!? しゃべっ……!
ごめん! そんな手持ちないからお前を買えないんだ! 幸せにできる人に買ってもらってくれっ」
何が起きているのかはともかく、金銭的に現実的なお迎えは不可能だ。ラッセルはこれ以上その場にはいられないと今度こそダッシュでその場から抜け出した。
「……悪いことしたな、でも無理なもんは無理だし……っ。
へー、この辺りはぬいぐるみコーナーか……あ、」
場の空気が一変して柔らかい。その中でラッセルが目に留めたものは、大きめのひよこぬいぐるみが小さな赤い角と可愛い同色の三叉槍で小悪魔っぽい様相をした、可愛らしさにあふれるぬいぐるみだった。
「あれ、これって――!?
……これくらいなら、買えそうだな。せめて、お土産にしたい」
とても印象深い、あの時、彼女の持っていたぬいぐるみ。
そっくりな子を迎えてあげられず、自分も作ってあげられないけれども、これで実際の彼女が喜んでくれたなら。
きっと、それは物凄く嬉しい事であろうから。
そうして、買ったぬいぐるみを抱いてラッセルは会場を後にする。
――喜んでくれるだろうか。
ラッセルはそのような彼女の顔を心に描いて、それを楽しみにしながら、ほんのりと幸せそうに微笑んだ。
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担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月30日
参加申し込みの期限
2023年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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