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チームニャボ 光のアート展
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朝鳥 さゆる
は恋人の
姫木 じゅん
と共に、アウトレットへ向かっていた。チームニャボの光のアート展へと向かっていた。有名な芸術展覧会だ。
「何か思い入れがあるって言ってた気がしたけど」
行きたいと言い出したのは他ならぬじゅんである。
「あたしが好きなアニメがチームニャボとコラボしてたの。アニメを先に好きになったんだけど、聖地巡礼みたいな感じ」
「そういうことね」
会場の外は人混みで賑わっていた。予約をせずに見ることができる展示物を眺めている人が多いようだ。予約していたさゆる達は入口案内に従い会場へ。
「いらっしゃいませー、足元お気をつけくださいね」
エプロンドレスの少女に誘導されつつ中へと足を踏み入れた。
「わっ」
じゅんが声を上げた。床に光の輪っかで波紋が出来ている。2、3歩歩くと、波紋は大きくなりながら辺りの床を揺らす。
「水面みたい」
もはや興味津々の笑顔が中学生の純粋な少女だ。これで一回り上だと言うのだからなんとも。
さゆるが苦笑を浮かべていると、
「お姉さん、気をつけて上げてくださいね! 滑りやすいので」
完全に姉妹だと思われている。苦笑いで返しておいた。
「見てみて、映画のワンシーンみたい。アニメでもあったなぁ」
戻ってきたじゅんがさゆりの手を取る。
「踊ってみない?」
「え」
見様見真似で、ステップを踏んでダンスをすると、波紋が複雑に広がって、確かに映画のようだった。予約制なのでこの空間には2人だけ。
幻想的だった。
「はぁ、難しい〜。なれないことしない方が良いね」
「やりたいって言ったのはじゅんでしょう」
「だってぇ」
年上要素が皆無になっている気がする。それでも少し楽しかった。
その他にも色々回った。「舞い散る桜吹雪」や「流れ星と月の空間」は静かで幻想的。
「光のシャワー」は水滴が体を滑る感覚がするような気がして、じゅんがはしゃぎまわっていた。雨の日の子供だ。
最後の展示スペースは「ランプの森」無数に配置されたランプの光は人の存在を感じ取ることで明るさや色合いが繊細に変わるだけでなく、ランプからランプへ色の変化が伝わり広がっていく。
少し先にカップルがいて、写真を取っているようだった。
「わ」
ランプを触ったじゅんが声を漏らした。
「凄い。ランプは繋がってないみたいなのに」
さゆるも触れてみると、色が柔らかいオレンジ色に変化し、寒色系の光を暖色系のそれに変えてゆく。
じゅんの方は桜色のピンク、徐々に2人の周辺が柔らかい光に包まれてゆく。
「なんか、今の気持ちを表してるみたい。わかる?」
「幸せ?」
「あたしも」
前のカップルが出て行ってから、2人だけの空間で写真を撮った。
綾辻 綾花
は
早川 珪
と共にチームニャボ光のアート展に来ていた。
(まさか、デートすることになるなんて)
単純に嬉しい。
友達と来る予定だったが急に都合が悪くなったため、来られないとの連絡があったのだ。予約がもったいないので、珪を誘ってみたところ、OKをもらったというわけだ。
展示スペースに足を踏み入れると、床に足をついた場所を中心に波紋が広がっていた。水面を歩いているかのようだ。
すでに幻想的な雰囲気である。
「あ、向こうに何か」
綾花が言うと、珪もそちらへ視線を向けた。光の花が無数に咲いているのが見えたのだ。
「わぁ……」
「綺麗な色だ」
珪はそう呟いてから黙ってしまう。
「珪さん?」
「いや、こんな感じの花が出てくる本を読んだことがある気がしてね」
「私も思ってました」
お互い首を傾げる。恐らく、二人とも読んだことがあるのだろう。
「うーん、思い出せないな」
「ふふ、なんだかお揃いですね」
「ああ」
色が変わりゆく花達は壁や床、天井、綾花達の服などに映り込み綺麗にグラデーションを帯びて行く。
「本当に綺麗」
人に作り出された空間なのに、移りゆく色に自然を感じる。繋いだ珪の手にきゅっと力を入れる。
流れる星や雨、風、すべてが光で表現されていて、魅入ってしまう。
綾花はちらりと珪の横顔を見る。
(プレゼントしたら、喜んでくれますか?)
本に出てきた花の名前がわかればサプライズになるのに、と。
光の花を鑑賞しながら歩いていると、いつの間にか光の球体が無数に浮かぶ空間に入った。
「ハートの素……って書いてあります」
展示物の名前だろうが、何がハートなのか。しばらく歩いていると、綾花の手が当たった球体がぽんとハートの形に変化した。
「あ」
「ん?」
綾花は珪にハートを見せた。
「触るとハートに変わるみたいです」
「凄い仕掛けだな」
珪にそれを渡すと、胸元にぼんやりとハートが浮かび上がった。
オレンジがかったピンク色のそれは温かな印象が強い。
そこでどこからともなく、花吹雪が吹いてきた。ピンク色の、桜色の花びらだ。
「綾辻さん、あそこからみたいだね」
「あ」
少し遠くに、ピンク色の花を咲かせた木が風に揺られていた。
「桜、ですか」
「卒業も目と鼻の先だな」
「! そうですね」
「綾辻さんは寂しいんじゃないのかい? 学校から巣立っていくから」
「……そんなことないです」
きっと珪とは別の形で一緒にいられるのだから。生徒と教師ではなくなるから。
「春が待ち遠しいです。温かいですから」
「そうだな」
静かな星空を見て、いつもより長く話をした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月29日
参加申し込みの期限
2023年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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