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チームニャボ 光のアート展
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休日の夕方。
桜井 ラッセル
は、一人で歩いていた。買い物の帰り、夕日はもうほんの少しで沈みそう。辺りは暗くなっていた。
「ん?」
ふと、店の外に貼られたポスターに気づいた。
『チームニャポ、来島!』
と、大きく見出しが出ている。
(チームニャポって確か……マジかよ、寝子島に?)
最近話題になっている光のアートを展示するアーティスト集団である。
「中々見られるものじゃないしな」
頭の隅で誰かを誘おうかとも思ったが、時間的にも止めておいた。
(まぁ、誰かに会えるかもしれないし)
ラッセルは軽い足取りで特設会場へと足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ、お客さん! えーと、開店まで後三十分なんですよ」
現れたのは光るワンピースとエプロンドレスの少女である。
どうやらまだ始まっていないようだ。
「あー、そうなんスね」
「ご予約は何時?」
「あ……予約必要なんスね。なら大丈夫です」
ふらっと立ち寄るつもりだったが、やはり人気のイベントだ。
「そうだ、お客さん。開店前のチェックでもして行かない?」
「チェック?」
「ちゃんと演出が上手く表現されるかって奴だね! 2、3分で終わるけど、体験出来るし、お試しでどう? 彼女さんも興味津々みたいだし」
「ん?」
腕を掴まれているような気がして、振り返ると、晴月が好奇心に満ちた目を輝かせていた。
「晴月?」
「ラッセル、これ何? 光が風みたいに流れてる」
「いつの間に」
戸惑いつつも、この場で彼女に会えたのは奇跡的な偶然だ。
「これは光の体感アートって言うんだ。光ってるの触れたら反応するって言うか俺もやるの初めてなんだけど。噂でさ。体験させてくれるらしいからやってみようぜ!」
「! うん。ラッセルと一緒ならやりたい」
「ふふ。さ、こちらへどうぞ」
案内されたのは光のシャワーが降り注ぐスペースだ。シャワーの下に立つと、光の粒が降り注ぎ、空に向けた手のひらを滑り、水滴のように地面へ落ちていく。
「わぁあっ」
晴月は目をキラキラさせ、両手のひらで光の粒をキャッチした。
「捕まえた! ……あれ」
光の粒は水より自由な動きで流れて地面へと落ちていくので、掴むのは難しいだろう。
「晴月」
ラッセルは両手で水をすくうように光の粒を集めていた。振り返った晴月に、両手いっぱいに溜めた光の塊を見せる。
「こうすれば溜められるっぽいぜ?」
冷たくはないが、水と同じような性質なのだろう。
「えいっ」
「!?」
昆虫を捕まえる小学生がごとく、ラッセルの両手をぎゅっと包み込む晴月。
「やったぁ」
「これだとまた溢れるだろー?」
ふと目が合う。気づくと、手を握り合い、見つめ合う形に、少しだけどきりとするラッセルだったが、晴月はにっこりと笑った。
「なんか、凄く楽しい」
「あ、ああ」
と、どこからともなく風が吹いて、キラキラと光る花びらが飛んできた。風上へ視線を向けると、木の幹のオブジェに光の粒子が集まっていて、風に揺られて少しづつ散っているようだ。桜の花びらのように、少しピンクがかっている。
「行ってみよ!」
その流れで手を引かれる。
「お、おい。……なら、どっちが早いか競争な」
「あ、ずるい」
二人で光の木へ。辺りはキラキラと光の粒粒子が輝いていて、まるで夢の中のようだった。
恋人同士の甘い雰囲気にはならなかったけども。
夕暮れ時。
梓 智依子
は娘の楓の手を引いてとある場所へ向かっていた。いつもより早い時間に夕食は済ませている。
「ニャボって何? 光アート?」
説明はしたものの、やはり難しかったようだ。
実際に体験した方が確実に喜ぶだろう。
看板が見えてきた。予約制のチームニャボ光のアート展だ。
「いらっしゃいませ〜」
エプロンドレスの案内人の少女が歩み寄ってきた。
「梓さまですねー? 2名様」
「はい」
「こちらから入場下さいませ」
楓がしがみついてくる。辺りはすでに光の粒が待っている。
展示スペースから風に乗って流れてくる。
「綺麗〜」
降り注いでいる光のシャワーに気を取られ、空を見上げる楓。
智依子は、足元に気づいて声をかけた。
「楓、地面」
「ん?」
首を傾げた楓は、下へ視線を落とす。
水面を歩いたときのように、光の輪になって波紋ができていた。
「うわぁぁ! この前見た魔法使いの女の子みたい! 魔法使う時に、こういうふうになるの」
テレビで見た光景が目の前にあったら、きっと物凄い感動だろう。
「わっ、ついてくるー」
スキップしたり、後ろ向きに歩いてみたり。どんな動きをしても必ず波紋がついてくるのだ。
「ママー、見てみてー」
スキップしつつ複雑なステップを踏みながら走り回る楓、
「あんまり走ると危ないから」
「わわっ」
注意喚起をしたその瞬間に、足をもつれさせ、地面に転びそうになる。
「楓!」
どうにか、楓の体をささえることが出来た。その瞬間、二人を中心に光の粒が舞い上がり、足を止める通行人もいたようだ。
「すごいー。ママも魔法使い?」
「ふふ。そうかもね。でも、危ないから一緒に行こうね」
「うん」
次のエリアは、ニャルチジャンピング宇宙だった。ドーム内は星空でいっぱい、床には柔らかい素材の敷物が敷かれていて、飛び跳ねて遊ぶことが出来るようだ。数人の先客がトランポリンのような遊びをしていて、飛び跳ねるたびに宇宙の星達が色や形を変えている。
「きれいっ」
まるで広大な宇宙を飛び回っているかのようだ。
「ママ、凄いよ! ほら、天の川」
楓が飛び跳ねると、近くに無数の星が帯状になった川が出現する。
「ほんとね」
そこからは大はしゃぎだった。飛び回るたびに変化する綺羅びやかな星々が楓の後をついて回る。
幻想的で、現実だということを忘れてしまいそうだ。
この展示スペースではしゃぎまわったせいか、疲れが出てしまい、静かな「流れ星と月の空間」では大人しく魅入っていた。流れ星のきらめく空は4歳の娘にはどう映ったのだろうか。
(連れてきて良かった)
智依子は楓と手を繋ぎながら、そう思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月29日
参加申し込みの期限
2023年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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