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命がけのYUKI-GASSEN
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◆二方面攻撃
夜半に降った雪が積もった寝子島。
そのなかを
桜井 ラッセル
は白い息を吐きながら歩いていた。風情のある散歩になるかと思われたが、雪だるマンと名乗る存在の登場で一変する。
「さあ、私と雪合戦をしよう!」
頭にバケツの帽子をかぶった、正真正銘の雪だるま。
機敏に動く様子にカッコよさを覚えるほどだったが、雪玉を当てられると雪だるまにされてしまうという難儀な特徴があった。そのせいで相手の仲間は増える一方だった。
「仲間増やすのもたいがいにしろよ!」
ラッセルは物陰から物陰へ避難を続ける。行く先々で雪玉のストックを作っておいて、いつでも戦える準備を整える。
(とはいえ丸腰で戦うのは……そうだ!)
近場からソリを拝借して戻ってくる。
これなら盾代わりに使えるし、逃げるときや雪玉運びにも活用できる。屈んで収まる程度の雪壁を作り、いかに倒すかを考える。
(誰か協力してもらえると助かるんだけどな)
* * *
「前に一緒に雪遊びしたのを覚えてる?」
稲積 柚春
は
ウォルター・B
に問いかける。いつだったか寝子島で珍しく吹雪が訪れた時のことだ。
「もちろん」
しかしその時は雪だるまを作った後は吹雪がひどくなったのもあって雪合戦はできなかった。
「今度こそ雪合戦しようね!」
「そうだねえ」
そのために開けた場所を探していると、ラッセルと雪だるまの着ぐるみが見えた。
(着ぐるみにしては機敏な気もするけど、何のイベントだろう?)
彼女はもれいびではあるものの、神魂やろっこんはよく分かっていない。まさか雪だるマンと名乗る存在とラッセルが戦っているとは思いつきもしない。
「桜井先輩も雪で壁を作ったりと真剣だな……僕らも参加してみようよ!」
「いいねえ」
ウォルターにもラッセルが雪合戦をしているようにしか見えない。接近する2人にラッセルも気づいた。一度物陰に隠れてからジェスチャーで近くに来てもらう。ラッセルのただならぬ雰囲気に稲積は怪訝な顔をしている。
「雪合戦って顔じゃないですよ桜井先輩」
「これがただの雪合戦じゃなくてな……」
2人はラッセルの話に耳を傾ける。
雪玉をぶつけられると雪だるまになってしまうこと、そのせいで相手の仲間が増えていることを端的に伝える。
「あの雪だるまは体に雪玉をあてても吸収してしまう。だから帽子を狙う」
言うだけなら簡単なのだが、本体に比べると的が小さい上に雪だるマンは機敏だ。
その話を聞いた柚春がウォルターに問いかける。
「ワット、今日はアレ持ってる?」
「アレ?」
柚春が物を書くジェスチャーをすると、彼は察したらしくチョークを取り出した。
「これなら吸収されないし、威嚇して行動を制限するのをお願いできる?」
「わかった」
「どうにか追い込むことができれば狙い撃ちできると思うから、僕がすかさず雪玉を投げる。こんな作戦でどうかな?」
「いいんじゃないかなあ」
状況を作り出せるかは怪しいが、作戦は悪くない。2人の考えた策にラッセルも同意した。雪玉のストックはラッセルがあらかじめ作った分が点在しているから弾切れの心配は無い。
それとは別に柚春は雪玉を袋に入れて持ち歩くことにした。
「そういえば先輩、今日はあの子は一緒じゃ……あれ?」
そう声を掛けた直後、ラッセルはろっこん『ピヨコ変化』でユキフクロウになって飛び立った。その手には雪玉が握られている。
「今、鳥に……? 凄い! 入れ替わりの手品なんて使えたんだ!」
柚春がいい方向に勘違いしたおかげで混乱は起こらなかった。それにラッセルの指示で動くと思い込んだことも幸いした。一方、雪だるマンは混乱していた。3人いたはずなのに1人欠けている。
「どこに隠れたのだ!?」
まさか鳥の姿に変わったとは思いもしない。その隙を突いて、ラッセルは抱えた雪玉を雪だるマンめがけて落とす。残念ながら当たらず、さらに地上から反撃の雪玉が飛んでくる。しかしそれらをさっと躱す。
「飛んでるってだけで回避率や命中率はぐんっと上がんだよ。タダじゃ落ちねーもんねー」
鳥語なので言葉の意味は伝わらないが、見せつけるように飛ぶ姿に相手は挑発の意思を感じ取ったようだ。そして視線を柚春に向ける。
「俺が目立ってる間に雪玉をあててくれ! 頼む!」
その視線を受け取った柚春はウォルターとともに前線に出る。彼女は袋に入れた雪玉に、ウォルターはチョークを手に握る。
「まずい!」
雪だるマンが2人に気づいたのはかなり接近された後だった。頭上にいるラッセルに気を取られ過ぎた。彼は雪玉乱舞を柚春たちに連発する。しかしラッセルも好き放題させるわけもなく、次の雪玉を構える。
先制攻撃はウォルターのチョークだった。狙いは残念ながら帽子には届かなかったが視線を誘導するには十分だった。
「あたれっ!!」
ラッセルは再び上空から雪玉を放つ。雪だるマンは咄嗟に回避するが、体勢の崩れた彼は格好の的だった。
(集中……集中……)
帽子にだけ狙いを定め、柚春は渾身の一投を振りかぶった。雪だるマンの表情に焦りが見えた気がした。彼女の放った雪玉は、まるで必然のようにバケツ帽子に吸い寄せられ、ついに弾き飛ばした。
「そんなバカなああああ!!」
雪だるマンは無念を大声で口にすると、みるみる溶けていった。跡形もなくなったのを確認すると、3人は勝利を確信した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年09月11日
参加申し込みの期限
2023年09月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年09月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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