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月夜の猫耳
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稲積 柚春
は、戸惑っていました。
「今まで不思議なことが起こってもARかなとか、最近のイベントは凄い凝ってるなと思っていたけど……」
突然生えた猫耳と猫尻尾は触れば実体があって、触られた感触すら感じるのでした。
一人暮らしの家の中ですが、キャスケットとロングカーディガンでなんとなく耳と尻尾を隠します。
「どうしよう……そうだ」
柚春の頭に浮かんだのは、大好きな
ウォルター・B
先生の顔でした。
「とにかくワットに相談の電話をしてみよう」
『もしもし? やあ稲積、どうしたのかなぁ?』
いつもと変わらない彼の声に安心しつつも。
「ワットは無事? 僕、猫耳としっぽが生えちゃって」
『ええっ?』
ウォルターの声はどこか楽しそうです。
「変な病気とかだったら怖いから、できれば側にいてほしいんだけど」
前にも、家庭訪問というていで大事な話や看病に来てもらったことがあります。
『ほかに具合の悪いところはないんだね? それじゃ、もうしばらくしたら行くよぉ』
電話が切れた後、柚春は安心したような不安なような気分でほうっとため息をつきました。
「まだかな、ワット」
(このまま猫になっちゃったら、ワットと一緒にいられない……ペットとして飼ってくれるかも?
それは複雑だな)
彼にも異変が起きているんじゃないだろうか、そんな心配も浮かびました。
(でも二人で猫になれるならそれもありかも……でも先生だったら、猫耳を隠さずに来ちゃうかも?)
いろいろやきもきしているうちに、インターフォンが鳴りました。
「ウォルターさん! どうぞ」
荷物を持ってやってきたウォルターの顔を見て、やっと柚春は安心できました。
「元気そうだねぇ」
「よかった……生えてないんですね」
「稲積には生えてるの? 見せて」
そう言われておずおずとキャスケットを取ると。
「こりゃあ立派なのが生えたねぇ」
しげしげと柚春の猫耳を見つめるウォルターに、柚春は恥ずかしくなって目を伏せました。
「食欲はどう? メアリから差し入れだよぉ」
ウォルターはスープジャーを取り出して、蓋を開けました。
湯気とともにいい香りが立ち上ります。
「わあ……!」
目を輝かせた柚春ですが、湯気の向こうのウォルターの頭に違和感を感じました。
「ワット、それ……!」
「えっ?」
ぴょこり。
ウォルターの頭にも、金色の猫耳が生えていました。
「こんなに早く感染るとはねぇ」
「……僕のせいなのかな、ごめんなさい」
「ふふふ、冗談だよぉ。冷めないうちに食事を済ませてしまおう」
確かにお腹がすいたな、と柚春は思いましたが。
「あ、でも猫って注意しなきゃいけないものもあるよね。どこまで猫に近づいているのか知らないと、危ないこともありそう」
「いちおう、猫が苦手なものは入れないよう頼んでおいたよ」
「さすがワット」
「お菓子は適当に買ってきちゃったけど」
「え、チョコとか囓ってもしもがあったら怖いから……」
「スルメを食べると腰が抜けるっていうから、それはやめといたよぉ」
せっかくの熱々スープが冷めるまで飲めなかったものの、幸い食事は普段通りにできました。
「ごちそうさまでした」
「さて、僕はそろそろ帰ろうかな」
「その耳で? メアリさん、びっくりしちゃうよ」
「……そうだねぇ」
「ねえ、気持ちいいことしてみない? 猫が喜ぶこと」
「……そう来たかぁ」
一瞬目を見開いたウォルターは、あっさり柚春の提案に乗ってくれました。
髪や尻尾をブラッシングしてみたり、尻尾の付け根をトントン叩いてみたり。
「気持ちいい?」
あんなに不安だったのが噓のように落ち着いて、柚春は楽しくなっていました。
(ワットと一緒にいるからかな、落ち着くし撫でる側でも心地いいし……)
優しく撫でられると、なんだか別の気持ちよさもあるような?
そして翌朝。
(……あったかい?)
誰かの体温があることにびっくりして目を開くと、ウォルターがこちらを見ていました。
「……ワット、おはよう」
照れた笑顔で柚春は、猫耳のないウォルターに言うのでした。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
すっかり猫化した方あり、猫耳しっぽだけの方あり様々でしたが。
自由な猫時間をお楽しみいただけていれば幸いです。
それではまたご縁がありましたら。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月11日
参加申し込みの期限
2023年05月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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