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〈ダストと魔階72柱〉寝子島に襲来!? 悪魔娘!
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一方、新たなボディと同化を始め無防備となっている悪魔の少女【ダスト】を守る為【
常闇 月
】は【
八神 修
】と共に罠をダストの店に施していた。
八神から必要だからと頼まれた防犯グッズやワイヤーなどは即席の鳴子となり、不用意な接近や予期せぬ方向からの奇襲があればすぐに気づくことができるだろう。
店の窓や裏口は木板で塞がれ、外に面する側には八神がろっこん能力で移動させた車や大型車が壁として置かれている。余程の力がない限り、突破は無理だ。
「八神さん、これをずらすのはどういった意図が?」
常闇は、八神がダストの寝ている台と新たな彼女のボディが収められている水槽を地下の奥側へと移動させていたことに疑問符を浮かべていたのだ。果たして、これには何の意味があるのだろうと。
まあ、見ていてくれと八神は室内灯を落とし、ダミー用の机に置かれたデスク灯を点ける。
「あれ……ダストさんは奥にいるはずなのにこれは――マネキン?」
机に寝そべっているのはダストが業務に使用している説明用マネキンだった。シーツをやんわりとかけられ、地下室の暗さとデスク灯の局所的な明かりが手伝ってマネキンはよく見なければダストに見える。
「ああ、ダミーとして用意した。奴が思った以上に手強かった場合、唯一の隙を晒すと見るならダストを手に掛ける瞬間だ。ああいう性格の手合いは、勝利を確信した時に慢心し易いからな」
「なるほど……そこを突く、というわけですね?」
八神は対悪魔用ショットガンの動作を確認しながら、ダストの本体が見えてしまわないかチェックをしていた。
「ダストが後れを取るほどの相手……しかもこっちの手勢は薄い。アイツの防御を突破するには火力が足りない可能性がある。ま、ここまで来る前に止められればそれに越したことはないが」
その時、少し遠くで防犯ブザーが鳴り響く。店の外に設置した罠がひとつ、作動したようだ。
「そうですね……と、どうやら来たようです。一番外側の鳴子が反応したようですから」
「配置に付こう。このままダストを奪われるわけにはいかないからな」
八神と常闇が唯一の侵入口として開けておいた入り口のバリケードに半身を隠しながら八神は外を窺う。するとシモベを引き連れ、ゆっくりとこちらに向かってくるロマリスの姿があった。そのまま身を隠しながら八神はロマリスに話しかける。
「随分と手勢が減ったようだが、どうかしたのか?」
彼の言葉に苛つきを隠せずにロマリスは怒鳴る様に叫んだ。かなり苛立っているように見える。
「白々しいわね! うっさいぐらい鳴り響くあのみょうちくりんな奴でこっちの部下削ったのはそっちじゃない! アイツらアホだから音が鳴るとそっち行っちゃうのに!」
「ははは、部下がそんなじゃ上もそこが知れるって奴だな。このまま帰ったらどうだ? お前じゃ俺たちには勝てないぞ」
わざとロマリスを挑発するような物言いを八神はする。どうやらこれが思いのほか効果的だったようで、ロマリスは苛ついた様子で近場のコインシモベを地面に叩き伏せた。
「人間風情が偉そうにッ!」
コインを浮遊させるとそれぞれから小さく細いビームをロマリスは放った。八神の顔のすぐそばをそれが通り抜け、店の壁に穴をあける。
「私が前に出ますっ……八神さんは援護をっ!」
「ああ、任せておけ。手筈通りにな?」
「勿論です。いい所で身を隠しますよ」
ロマリスの放つビームの隙間を縫うように常闇は前線へと躍り出る。左手の鋼糸ギミック付きグローブから鋼糸を射出すると、壁に打ち込んだ所を基点に振り子のようにぐんっと身体を常闇は宙に舞わせた。彼女を狙って放たれるビームを新体操の如く華麗にかわしていく。
「人間の癖に! ちょこまかとぉっ! いい加減に当たりなさいよっ!」
「申し訳ありませんが、それは出来かねますので」
すっと着地した常闇は右手の鋼糸ギミック付きグローブの鋼糸を振るう。鋼糸の先にはゴルフボールが括りつけられ、簡易なハンマーとなっているようだった。
振り回された鋼糸によって、彼女を囲もうとしたコインシモベは次々と物言わぬコインへと変えられていった。
それを見たロマリスは苛ついたように足を踏み鳴らす。
「ああもうっ! 何やってんのよ! もういい、私が出るわ! アンタらなんか頼ってらんないっ!」
常闇がコインシモベを粗方片づけた所で、彼女目掛けてロマリスが接近する。ロマリスはコインをハンマーのように集合させ、それを常闇目掛けて振り下ろした。咄嗟の所で常闇は後方に跳んでそれをかわす。
かわした常闇目掛け、ロマリスはコインを回転させながら連続でビームを放った。細いビームの雨が常闇を襲い、身体を掠めて出血する。
「くっ……!」
ダメージを受け引いたように常闇は装い、物陰へと身を隠して姿を眩ませた。これは常闇と八神の策ではあるが、ロマリスには気づかれていないようだ。
「あはははは! だから言ったのよ、人間風情じゃ役不足だって。ほらほら、後がないわよ!」
ビームを乱射しながらロマリスはじりじりと八神が守る店の入口へと迫ってくる。
(そろそろ頃合いだな……)
そう思った八神は明らかに苦戦したように見せ、悔しそうな表情を浮かべると店の中へと後退する。転がしてバリケードにした机を飛び越えるとすかさずショットガンの銃身を机に乗せ、銃口を接近してくるロマリスへと向けた。
十分に距離が縮まったと判断した八神はトリガーを引く。銃口から放たれた散弾が炸裂しロマリスに聖水をぶちまける。片腕を犠牲にしロマリスは顔を守る様に聖水をガードした。聖水のかかった腕からは白煙が上がっている。
「こんな子供だましで止められないわよっ! そらそらぁああーーッ!」
コインを回転させると極太のビームをロマリスは八神目掛けて放つ。不味いと思った八神は素早く地下への階段へと身を低くして走る。地面を削りながら迫ったビームが八神の隠れていた机を吹き飛ばした。
「ちゃんと逃げないと真っ黒こげになるわよ? あははは、そう、そうやって逃げなさい、人間なんてクズで役立たずなんだから!」
八神はあえて地下へと逃げるように降りていく。ロマリスはにやっと笑うとふわっと浮かび上がり、彼の後を追いかけた。
「逃がさないっての! あたしに歯向かったこと、後悔させてあげるんだからぁ!」
八神を追って地下へと侵入したロマリスだったが、彼の姿はそこにない。暗い地下をロマリスはゆっくりと歩く。
「どこ行ったかなぁ? そろそろ……ん、あれは?」
そこでロマリスはダミーの机を発見する。暗さもあってマネキンをダストと誤認したロマリスは笑いながら近づいていく。完全に勝利を確信したようだった。
「あははは、こんな無防備にラーシュを放置するなんてね? どうせぼろぼろの身体じゃ使えないでしょ? だったらあたしが有効活用して――――え?」
手をマネキンに伸ばした瞬間、ロマリスの動きが止まる。物陰から飛び出した常闇の高周波ブレードの刃が深々とロマリスの右脇腹に突き刺さっていたのだ。
「人間を……甘く見ないことです」
「このぉおお、くそがぁああああーーッッ!」
ロマリスが反撃に転じるよりも早く、試製銀鋼高周波ブレードのトリガーを常闇は押す。装甲部分が展開し緑色に発光しながら高周波ブレードはその切れ味を増す。最大まで出力が瞬時に上昇しその刃がロマリスを斬り裂いた。黒い霧が血飛沫のように舞い散る。
「ぎゃあぁあぁああ!?」
「八神さん、今ですっ!」
飛ぶように後方に常闇が下がったタイミングで八神が飛び出し、至近距離からショットガンを弾倉が空になるまで連射する。ロマリスは吹き飛び、どさりと床に転がった。
「が、ああ、この、あたしが、人間なんかにぃい……か、からだが、もたな……」
ぼろぼろと崩れ去る様にロマリスの身体はただの肉隗へと変わった。黒い霧がもやっと浮かび上がり、消え去った。ふうっと息を吐く八神。
「さて撃退できたことだし、新しい身体に生まれ変わるダストを迎えないとな」
◆
「ふふ、皆さまぁありがとうございましたぁ。おかげで無事、新しい身体との同化が完了しましたよぉ」
「そ、それはいいんだが……服を着てくれ。目のやり場に困る」
八神の言う通り、現在のダストは一糸纏わぬ姿であり、豊満な巨乳も形のいい尻も丸出しだった。確かに男性ならば目のやり場に困るだろう。
「はい、タオルはここにあるよ。お洋服はこれだよね?」
ダストはあらあらと笑いながら、真白が持ってきたタオルで身体を拭くと彼女が持ってきた衣服に袖を通す。
「立派な角に悪魔の羽と尻尾、可愛いですね」
にこやかに笑いながら、紫苑はダストの羽や角を触ってみている。きっと珍しいのだろう。
「確かにこのボディは目に毒だねぇ、特に男性には」
ティオレは笑いながらダストの店にあった酒を拝借して勝手に乾杯している。
「あの八神さん……領収書は受け付けてくれますか?」
「そうだな、俺が持とう。買ってきてくれてありがとう、常闇」
申し訳なさそうにする常闇から八神は領収書を受け取るのだった。
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あとがき
担当マスター:
ウケッキ
ファンレターはマスターページから!
遅れまして申し訳ございません。
皆様のおかげで無事、ダストは新しい身体へと進化し、店の安全も守ることができました。
ロマリスは黒い霧へと戻ったようですが……まだ彼女の気配は消えてはいないようです。
ですが、一時の平和が訪れたことに喜ぶべきでしょう。
それでは次回のシナリオでお会いしましょう!
ご参加ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月09日
参加申し込みの期限
2023年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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