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>破:走れ走れ!
「位置について、よーい……」
司会のアナウンスの後、パーンッ、とスタートの合図が鳴らされる。後ろでは大きなタイマーが鬼役スタートまでの時間を刻み、一斉に参加者たちが逃げ始める。
楽しそうに笑いながら走るリッカルドと、共に走る朝衣、微笑まし気に走り出す綾花と珪、どきどきした様子のゆかりと表情を引き締める真深も他の参加者と共に走り出した。
フィールドを出、真深とゆかりは共に廊下を走っていた。二人とも水泳部であり、持久力にはソレなりに自信がある。
(なんだかんだいって、鬼ごっこはいい運動になるからね)
真深はそう思って他の参加者をちらりと見る。日ごろから運動しているか否かで動きが全然違うのはわかるが、それなりに考えがある人もいそうで……。
「ひとまず、スタート地点より離れてみたけど……。どこからくるかな」
「どうだろうね。……まぁ、状況に応じてフェイントをかけたり、どちらかが囮になったりしてみよう。……場合によってはやり過ごすやり方もいいかも」
ゆかりがスタート地点方向を見、真深は作戦を立ててみる。
選手は既にスタートしており、人々の悲鳴やら歓声やらで既に捕まっている人がいるような雰囲気も感じる。
「がんばって逃げきろうね、真深!」
「うん」
ゆかりの笑顔に、真深は頷きながらも「勝っても負けても楽しいからいいんだよね」と内心で呟いた。
「こっちだよ」
「はいっ」
綾花は珪と共にひたすら逃げていた。
二人で逃げ切りたいと考えた綾花だが、なかなか隠れられる場所はない。
「お店には隠れられないし、倉庫もダメ。スタッフがとおせんぼしているところもダメ。……隠れる場所はないかもしれないよ」
珪はそういうが、綾花は考える。
逸れぬよう手を繋ぎ、選手の声がするとUターンし……、そうしているうちに綾花はちょっとした影を見つけた。二人身を寄せればギリギリ隠れられそうなスペースだ。
そうしている間に、選手の一人が迫っている。綾花は珪を無言で引き寄せ、選手が通り過ぎるのを待つことにした。
しばらくして、選手は別の参加者を捕まえていた。鬼役の選手は捕まえた参加者とちょっとの間交流する。その隙に、珪の手を引いてその場を通り過ぎる。選手が追いかける頃には、一度観客席へと上がっていた。
「ここも隠れられます」
「本当だね」
観客席入口はちょうど遮蔽となりやすい。二人は選手が来るのを待ち……そのまま足音が逆方向へ遠ざかるとほっ、とした。
「あと何分でしょうか……」
「時間の進みが遅く感じるね。ほら」
綾花の問いに、珪はモニターを見るように促した。スタート地点にあるそれは、残り時間がまだ半分以上だと告げている。
「いざというときは、君だけでも逃げてほしい」
「いいえ、珪さんに囮になってもらうのは嫌です。私は、一緒に捕まりたいです」
逆ならば大丈夫だけれども、と綾花が言えば「それは僕が嫌だな」と珪は苦笑する。二人は『捕まる時も、逃げ切る時も二人で』と意思を固めると他の参加者が慌てている様子に内心焦る。
「選手が来ているかもしれないね。行こうか」
珪の言葉に、綾花は頷いた。
町長よりは長く逃げたい。そう考えていた朝衣は……、今ピンチだった。絶賛選手に追いかけられていた。
(早い早い早い早い……!)
久方ぶりに速く走った気がする。彼女は選手との距離がまだあるのを確認し、すぐさま人が固まっている辺りへと駆け込んだ。
「いい走りですね、さすが選手の皆さん」
「そう、ですね」
ばったりリッカルドと出くわした朝衣は、意外だなぁ、と内心で思った。
(もう少し早く捕まっていると思ったけど……なかなかやるわね)
朝衣は観客席から辺りを見渡し、モニターで制限時間までようやく残り30分を切った事を知る。
「もうひと踏ん張り、ですね!」
「お互い頑張りましょう、町長!」
リッカルドと頷き合い、どこへ行こうかと考えていた朝衣は、選手が別の観客席入口から走ってきているのを見る。
「お先に失礼します」
「あっ、ちょっと朝衣君!」
朝衣が元来た道を戻り、リッカルドも後を追う。と、反対方向からも選手が来ているのが見えた。だが、ちょっとした遮蔽があり一人なら隠れられそうだ。
「これはピンチですねっ」
「私は走りますから、そっちの遮蔽物に隠れてやり過ごしては?」
「いいのかい? Grazie!」
リッカルドは遮蔽物に身を隠すと、朝衣がそのまま走り抜けるのを見送る。だが、こうしてはいられない。先ほど自分が走ってきた道からも選手は来ているのだ。
「朝衣君、私は頑張るよ!」
そういって元来た道を慎重に駆け上がり……、数分後、ちょっと残念そうなリッカルドの声が響いたのだった。
リッカルドを遮蔽物に隠し、選手が自分に走ってくるのを紙一重でよけて走る朝衣。彼女はこの後「今年一年分は走ったかも」と思うほど走り続ける……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年04月05日
参加申し込みの期限
2025年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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