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寝子島高校
二人の青い海
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「海だ!」
「海だね!」
八月の青い海に、弾んだ二人の声が響きました。
(やっぱりあおいの笑顔はいい)
海へやってきた
八神 修
は、朝からご機嫌でした。
この夏、高校三年生の修は進学塾の強化合宿に参加しました。
有名講師が徹底授業するという合宿、勉強好きな修にとっては、大好きな
七夜 あおい
と一緒ということもあって、楽しみにしていたのですが。
最初の模試は想像以上に歯ごたえがあるもので、他の受講生たちは死屍累々状態。
その中で修は、いかにあおいのモチベーションを上げ授業をわかりやすく説明するかに心を砕く日々だったのです。
そんな頑張った合宿もついに終わり、天気は快晴。
打上げ的な解放感は修にとってさえ大きいもので。
「修君、お待ちどうさま」
着替えを済ませたあおいの水着姿に、修は年頃の男子らしくドキドキしているのでした。
(いや、あまりジロジロ見てはいけないな)
そう思うものの、目をそらして他の女性の水着姿を見てしまったりしては本末転倒です。
なら男性を見れば問題ないかと言うと。
(すごい筋肉だな……)
他の男子の割れた腹筋に、なんとなく劣等感を感じてしまったり。
(俺も昔に比べれば鍛えているんだが)
あおいもああいうのが好きだったりするんだろうか、そんな不安が胸をかすめます。
(何かと刺激も多いな)
修は余計な刺激は頭から追い出すことにして、あおいに向き直りました。
「あおい、おつかれさま。今日は何もかも忘れちゃおう」
そう言って爽やかに笑う修に、あおいはいたずらっぽく微笑みます。
「ほんと? 修君は勉強のことは忘れないでしょう?」
「ほんとさ。あおいと楽しむために来たんだもの」
修は手に持つ鞄に視線を落とすと、
「その証拠にほら」
と鞄を開けてあおいに見せます。
「えっ?」
中を見たあおいは驚いた顔になりました。
「……修君、参考書や問題集は? 忘れちゃったの?」
信じられない、という様子で口を押さえています。
「……いや、そんな熱でもあるんじゃないか、って顔しなくても」
修は苦笑しながら、確かに初めてのことかもしれないな、と思います。
「忘れたわけじゃない、持ってこなかったんだ。だからあおいも安心して羽を伸ばしてほしい」
「うん」
あおいはその言葉に、嬉しそうな笑顔を見せました。
このところ見たことのないようなあおいの笑顔に、修は夏の海に心から感謝したのでした。
「さて、荷物は浜茶屋に預かってもらおう」
いよいよ二人は渚へ向かうのでした。
「泳ぐ前に、軽く準備体操をしておこう」
あおいに心置きなく楽しんでほしい修としては、そのためにも安全の確保は絶対です。
「うん、準備体操は大事だよね」
はやる心を抑えストレッチを済ませると、二人はパーカーを脱ぎ波打ち際に足を進めました。
「気持ちいい!」
あおいがはしゃいで水を修の体にかけます。
「やったな!」
修もお約束のようにあおいに水をかけ、じゃれるのでした。
(危険はなさそうだ)
その間にも修は、海にクラゲがいないこと、危ないものは落ちていないことを確認します。
(下は水や砂なので転んでも危険は少ないが、あおいの安全は守る)
やがてあおいが泳ぎだし、修はその後を追ってゆっくりと楽しみながら泳ぐのでした。
(夏の海はいい。勉強のことも忘れられる。今この時だけを楽しめる)
あおいも、こんな解放感を感じているのだろうか?
そう思うと、塾では感じることのなかったときめきに、修は酩酊感に似た火照りを感じるのでした。
(夏の太陽のせいか? むしろ体は冷えているはずなのに)
結構泳いだので、暑かった体は海水で冷えてきているようです。
(女性には冷えは良くないと聞くな)
修自身にとっても、疲れたり冷えたりした体ではいざという時思うようにあおいを守れないかもしれません。
「あおい、体が冷える前に浅瀬で休もうか」
「うん」
修の声に答えあおいが戻ってきました。
二人は浅瀬で浜を眺めます。
「シーグラスが見つかるかも」
修の言葉に砂浜を見ていたあおいは、
「修君、綺麗な貝殻!」
ピンク色の貝を拾い微笑みました。
「いいな。そのへんガラス片が混ざってたりするかもしれないから気をつけて」
修も微笑みながら言うのでした。
「安全といえば水分補給もだね」
喉の渇きを感じる前に、と修は言いました。
「ジュース買ってくるよ」
「ありがとう、修君。私はここでもう少し貝を探してるね」
あおいの元を離れるとき、不安がなかったわけではありません。
(だが自販機はそう遠くないし、何かあったらすぐ駆けつけよう)
パーカーから小銭を取り出し、修は無事ジュースを買いました。
しかし戻ろうと振り返った時。
「あおい?!」
修は遠くに見えるあおいに向かって、光の速さで駆けだしました。
あおいに近づく影が目に入った時、胸騒ぎを感じて。
(あおいが危ない)
修はあおいのSOSを察知し、自然と走り出さずにいられなかったのです。
走って走って、どうにかたどり着いた修は息を整えました。
目の前には、馴れ馴れしくあおいに話しかけているチャラそうな男。
ほっとした表情で修を見つめるあおいに向かって、修は頷き。
「なんだお前?」
柄の悪そうな男は修に凄んできましたが、修は怯みませんでした。
「俺の彼女に何か用かい?」
爽やかに言い放つ修に、男は鼻白んだ様子で去って行ったのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年06月25日
参加申し込みの期限
2022年07月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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