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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ギャップ転生物語
白い光に包まれた鹿園 斐美と琴触 昴ははっとした。木漏れ日が射し込む森の中である。
光が治まって顔を見合わせると、見慣れた顔が少し違っていた。
「髪がピンクだな……」
「なんやの、もしかしてスバルん？ スバルんも黒髪がめちゃ伸びてるし、キラキラしとるし」
「え」
確認すると、腰まであるロングヘアに魔女的な帽子、そして黒いワンピースはミニスカート、ブーツという格好だった。
「う……」
魔法使いというより魔女っ娘のようだ。
「てか、うちはどうなってんの？」
斐美は近くに見つけた小川に近づく。
「わっ」
ピンク色のロングへアを銀色の髪留めでポニーテールにしている。白のノースリーブワンピースにシースルーのローブ。杖は木製のようだ。
「女神様って感じだな」
昴が言うと、斐美は自分の姿を自分で見回す。
「おお！ と、いうことは神様の付き人としての転生ライフスタートやね！」
「わくわくするな。でも、主は私だろう？」
「神様とお供の魔法使いやろ？」
と、二人の目の前にホログラムのウインドウが開いた。
「あ、これは。……ビビ、どっちが主かレベルで決めないか？」
斐美もにやりと笑う。
「ええよ？ じゃあ、せーのっ」
声を合わせる。
『レベル99！』
お互いの顔を見てきょとんとする。お互いのステータスウインドウを覗くと、確かにレベル99だった。
「もしかしてチート転生という奴か？」
「かもしれんね」
と、その時だった。森の木々が揺れ、出て来たのは、
「なっ」
黒に黄色の模様が入ったクマや鋭い爪を持つオレンジ色のライオンなど、色違いの猛獣がぐるるると唸っている。
「モンスター！？」
「やっぱり寝子島やないやん！ こんな生き物みたことないで」
「ぐららららぁっ」
襲い掛かって来る黒黄グマ。とっさに前に出た昴が手をかざす。
「行ける気がするっ」
強力な魔力が満ちている感覚。そして、
「空間波動っ」
手のひらに渦巻く光の風。そして、光線となって発射される。じゅっという音がして、クマを貫き、地面をえぐり、木々がなぎ倒された。
「レベル99、凄いな……」
「おお、ええ感じやん。女神様を守る魔法使い」
斐美は満足そうに頷く。
「何言ってるんだ。こっち向かって来たから応戦しただけだぞ」
と、残っていたオレンジライオンが飛び掛かってきた。
二人は左右別々の方向へ飛び退く。
「思ったより動きが遅いやん」
「スローモーションで見えるのはレベルのせいか？」
「スバルん、挟み撃ちやっ」
手のひらを向ける昴、斐美も合わせて杖先をライオンへ。
その瞬間、爆発を起こして、ライオンが光の粒子になって消滅してしまった。
「軽く攻撃したつもりなんやけど、めっちゃビームみたいの出るやん」
「加減次第では町が吹っ飛びそうだな」
そんなやり取りをしていた時である。
「あ、あなた様は」
森から出て来たのは数人の男達だった。若者もいれば中年もいる。
「ん？」
この辺りの街の住人だろうか。素朴な格好で、武器などは持っていない。
「太陽を司る女神、ビビ様では……？」
「え」
彼らは斐美の前に膝まずいた。
「おお、現世に顕現するとは」
「女神様、どうかお助け下さい」
「……うち、本当に女神なん？」
昴へ聞くが、
「見た目通りだったか」
斐美は少し考えて、
「えーと、何か困ってることでもあるんか？」
「はい、わたし共の村は一年中雨が降っているのです。どうか、村に太陽のご加護を」
「ご加護？ えーっと」
戸惑っていた斐美と昴だったが、彼らの勢いに押され、村へと行ってみることになった。
村の周辺だけ雨雲が立ち込め、確かに雨が降り続いているよう。
簡素な木製の民家が並ぶ集落だ。
「す、凄い雨やな」
「ビビがどうにかできるのか？」
村の広場へ案内されると、
「言い伝えによると、女神様がこの世界に顕現せし時、一瞬で雨雲を払うとか」
「うちが？」
斐美は少し考えて、
「とりあえず、やってみよか」
杖を天へ向けた。
「えーと、雨よ、降り止め！」
たった今考えついた簡単な口上を呟いた瞬間、杖の真上の雲が切り裂かれた。雨雲が一瞬で消し飛んだのだ。
「！？」
「す、すごいな」
昴も目を瞬かせる。
「ん！？ なんか来るで」
青空から現れたのは雨雲で出来た体を持つ竜のような生物だった。
「雨雲の原因はあれか？」
昴は鋭い視線を向ける。龍は怒り狂っているのか、一直線にこちらへ向かってくる。
「往生際が悪いな」
昴が手をかざした瞬間、龍の体はぱちんと弾けて、光の粒になって消え失せた。
その瞬間、周囲から歓声が上がる。
「凄い、女神様と魔法使い様が。救世主だ」
斐美と昴は顔を見合わせる。まさにチート転生である。
光が治まって顔を見合わせると、見慣れた顔が少し違っていた。
「髪がピンクだな……」
「なんやの、もしかしてスバルん？ スバルんも黒髪がめちゃ伸びてるし、キラキラしとるし」
「え」
確認すると、腰まであるロングヘアに魔女的な帽子、そして黒いワンピースはミニスカート、ブーツという格好だった。
「う……」
魔法使いというより魔女っ娘のようだ。
「てか、うちはどうなってんの？」
斐美は近くに見つけた小川に近づく。
「わっ」
ピンク色のロングへアを銀色の髪留めでポニーテールにしている。白のノースリーブワンピースにシースルーのローブ。杖は木製のようだ。
「女神様って感じだな」
昴が言うと、斐美は自分の姿を自分で見回す。
「おお！ と、いうことは神様の付き人としての転生ライフスタートやね！」
「わくわくするな。でも、主は私だろう？」
「神様とお供の魔法使いやろ？」
と、二人の目の前にホログラムのウインドウが開いた。
「あ、これは。……ビビ、どっちが主かレベルで決めないか？」
斐美もにやりと笑う。
「ええよ？ じゃあ、せーのっ」
声を合わせる。
『レベル99！』
お互いの顔を見てきょとんとする。お互いのステータスウインドウを覗くと、確かにレベル99だった。
「もしかしてチート転生という奴か？」
「かもしれんね」
と、その時だった。森の木々が揺れ、出て来たのは、
「なっ」
黒に黄色の模様が入ったクマや鋭い爪を持つオレンジ色のライオンなど、色違いの猛獣がぐるるると唸っている。
「モンスター！？」
「やっぱり寝子島やないやん！ こんな生き物みたことないで」
「ぐららららぁっ」
襲い掛かって来る黒黄グマ。とっさに前に出た昴が手をかざす。
「行ける気がするっ」
強力な魔力が満ちている感覚。そして、
「空間波動っ」
手のひらに渦巻く光の風。そして、光線となって発射される。じゅっという音がして、クマを貫き、地面をえぐり、木々がなぎ倒された。
「レベル99、凄いな……」
「おお、ええ感じやん。女神様を守る魔法使い」
斐美は満足そうに頷く。
「何言ってるんだ。こっち向かって来たから応戦しただけだぞ」
と、残っていたオレンジライオンが飛び掛かってきた。
二人は左右別々の方向へ飛び退く。
「思ったより動きが遅いやん」
「スローモーションで見えるのはレベルのせいか？」
「スバルん、挟み撃ちやっ」
手のひらを向ける昴、斐美も合わせて杖先をライオンへ。
その瞬間、爆発を起こして、ライオンが光の粒子になって消滅してしまった。
「軽く攻撃したつもりなんやけど、めっちゃビームみたいの出るやん」
「加減次第では町が吹っ飛びそうだな」
そんなやり取りをしていた時である。
「あ、あなた様は」
森から出て来たのは数人の男達だった。若者もいれば中年もいる。
「ん？」
この辺りの街の住人だろうか。素朴な格好で、武器などは持っていない。
「太陽を司る女神、ビビ様では……？」
「え」
彼らは斐美の前に膝まずいた。
「おお、現世に顕現するとは」
「女神様、どうかお助け下さい」
「……うち、本当に女神なん？」
昴へ聞くが、
「見た目通りだったか」
斐美は少し考えて、
「えーと、何か困ってることでもあるんか？」
「はい、わたし共の村は一年中雨が降っているのです。どうか、村に太陽のご加護を」
「ご加護？ えーっと」
戸惑っていた斐美と昴だったが、彼らの勢いに押され、村へと行ってみることになった。
村の周辺だけ雨雲が立ち込め、確かに雨が降り続いているよう。
簡素な木製の民家が並ぶ集落だ。
「す、凄い雨やな」
「ビビがどうにかできるのか？」
村の広場へ案内されると、
「言い伝えによると、女神様がこの世界に顕現せし時、一瞬で雨雲を払うとか」
「うちが？」
斐美は少し考えて、
「とりあえず、やってみよか」
杖を天へ向けた。
「えーと、雨よ、降り止め！」
たった今考えついた簡単な口上を呟いた瞬間、杖の真上の雲が切り裂かれた。雨雲が一瞬で消し飛んだのだ。
「！？」
「す、すごいな」
昴も目を瞬かせる。
「ん！？ なんか来るで」
青空から現れたのは雨雲で出来た体を持つ竜のような生物だった。
「雨雲の原因はあれか？」
昴は鋭い視線を向ける。龍は怒り狂っているのか、一直線にこちらへ向かってくる。
「往生際が悪いな」
昴が手をかざした瞬間、龍の体はぱちんと弾けて、光の粒になって消え失せた。
その瞬間、周囲から歓声が上がる。
「凄い、女神様と魔法使い様が。救世主だ」
斐美と昴は顔を見合わせる。まさにチート転生である。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2022年04月29日
- 参加申し込みの期限
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- 2022年05月06日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2022年05月06日 11時00分
