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【水泳大会】男が女で女が男で?!(あとカワウソとフツウ)
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「最初の競技は自由形50mか……」
夏夜は進行表をみてぽつり、と呟く。耳をすませば、放送係が選手の名前を呼び始めている。
(無事にすべての競技が終わるよう、がんばろう)
夏夜が決意を新たにしていると、名簿の中に双子の片割れの名前を見つけた。
「あ、夏夜ちゃん!」
顔を上げると、その本人……
恵御納 夏朝
の姿があった。小さく手を振る彼女に夏夜の表情も少々柔らかくなる。
「そろそろ順番じゃないのか?」
「うん。いまから行ってくるよ!」
夏朝は「がんばってくる!」とやる気満々でスタート地点へ向かう。その背中を見送りながら、彼女も「がんばって!」とエールを送るのだった。
とその時。傍らで作業に励んでいた碧南も顔を上げる。
「あ、いけない! わたしも出番だった! 委員長、いってきますっ!」
そう言って水着の上からきていたTシャツを脱ぎ、急いでスタート地点へ向かうのだった。
(高校最後の水泳大会だし、がんばろう!)
夏朝が気合を入れていると、一緒の組となった碧南と目が合った。
「お互い頑張ろうね」
「! うんっ」
確かに相手は体育科の生徒。しかもバスケット部のレギュラー選手……らしい。だが、だからといって勝負を諦める理由にはならない。
――パァン!
スタートの合図と共に一斉に飛び込む。夏朝はふわり浮かび、一生懸命に水を掻く。その少し先に、碧南の姿があった。予想よりゆっくりだが、体力を温存しているのだろうか? 夏朝は気合を入れた。
(勝負所はここじゃないね)
足を動かし、ぐんぐん進んでいく。それは碧南も同じ。水の冷たさが肌を滑り、息継ぎの合間に声援が聞こえる。
「夏朝っ! がんばれ!」
「先輩、がんばってー!」
夏夜の声が、誰かの声が2人に聞こえる。応援される声に押され、ぐるり、世界が一回転。
(残り25m!)
碧南は強く壁を蹴り、ぐっ、とスピードをあげた。確かにバスケットでアリーナをドリブルしながら走るのとはわけが違う。だが、勝負には負けられない。彼女の足がさらに力強く水を打つ。
(ここからが勝負だよ!)
水を掻く音が耳に響く。合間に声援が聞こえる度にスタート地点が近づく。夏朝は先に行く影を追い越そうと、懸命に、力強く水を掻く。予想通りだ、彼女は力を温存していた。だが、それは夏朝もである。一気にスパートをかける。
(もう少し!目指すは1位……!そうでなくても自己ベストー! )
夏朝が壁にタッチし顔を上げると、放送よりも先に夏夜の声が聞こえた。
「すごいよ、夏朝! 2位だよ!!」
「え?」
夏朝がきょとん、としていると、碧南が彼女に笑いかけていた。差し出される手が、とても眩しい。
「いい試合だったわ、ありがと」
夏朝は、満面の笑顔で「うんっ」と頷いてその手を取った。
(凄い追い上げだったな)
碧南は夏朝の泳ぎを思い出し、口元を綻ばせた。
実をいうと、クロールは身長が高いほうが有利だったりする。身長が高いとストロークをしたとき、同じひとかきでも水をかく力に差が出、それだけ推進力が強い。しかも碧南自身は序盤、遅れを取らぬ程度にそこそこのスピードで進んでいた。
(勝負所はターン。勢いをつけて一騎に逆転を狙った。それは成功した)
しかし、夏朝は、それに追い縋った。その結果、2位という好成績を残したのだ。
(早い……)
その様子を見ていた
水上 桜
は、僅かに息を飲んだ。たしか、2位になった先輩は水泳部ではなかった。だが、あのスピードは今の水泳部にいる先輩たちに負けず劣らずではないか、と思うほどに。
(次から2年生で、あと少しで私の番)
緊張はしていない。むしろ、ワクワクしている自分がいる。
彼女は四泳法のうちクロールと平泳ぎを得意としていた。ここでいい成績を残しておきたい気持ちがある。
(水泳部員がそうでない子たちに遅れをとったら話にならないし……)
負けず嫌いな一面が顔を覗かているようだが、彼女は気付いているだろうか?
(とにかく焦らずに普段の練習通りにやればいいんだから)
と、自分に言い聞かせて笑みを零し、目を閉じて、集中力を高めている間に桜の番がやってきた。
(さぁ、泳ぐわよっ)
スタートの合図と共に綺麗なフォームで飛び込む桜。そして、頭に思い浮かんだ理想のフォームを追い求めるかのようなクロールで泳いでいく。無我夢中で泳いでいくその姿は、まさに水を得た魚のようだった。
息継ぎの瞬間だけ聞こえる声援の中に、自分の名を呼ぶ声を聴く。クラスメイトだろうか? それとも部活の仲間だろうか?
その声援にこたえるかのように、桜は1人、また1人追い越していく。そして、桜の手が壁に触れた時、歓声が溢れた。彼女は当初何が何だか分からなかったが、クラスメイトに教えられ漸く一着になった事を知るのだった。
(さすが水泳部ね)
そう内心で呟いた
三宅 ゆり
は上がってきた桜を見、ちょっとだけ声をかけた。
「あんた、やるじゃない」
「えぇ、まあ……」
ゆりにそう言われ、桜はちょっと緊張する。だが、ゆりは思わず苦笑した。
「ちょっと怖がらなくていいよ。あんたの泳ぎっぷりがよかったってだけ」
桜はその言葉に内心びっくりした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年01月23日
参加申し込みの期限
2022年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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