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【水泳大会】男が女で女が男で?!(あとカワウソとフツウ)
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――パーンッ!
水面に響くピストルの音。合図と共に選手たちは水へと飛び込む。特に綺麗なフォームで飛び込んだ翠響は、水泳部員もかくや、というスピードで泳いでいた。元々新体操部の部員である彼女は動きを『魅せる』ことに意識を持って行く事が多い。その為泳ぐフォームも、飛び込むフォームも美しさを念頭に置いていた。それがどうだ、効果を発揮しスピードを出している。
夏夜は、少し遅れを取ったが、自分のペースで着実に進んで行っている。彼女はそれを念頭に置いていた。
(水泳を得手とする面々を超えられる可能性は低い。それでも、目指すのは1位だっ!)
諦めないという気持ちが、夏夜の身体を動かす。遠くに聞こえる夏朝の声援に英気を分けてもらっているような気がしながら。
そして、想花は……、必死になって泳いでいた。泳げなかった彼女が、きちんと前に進んでいた。自暴自棄になっていた彼女は、飛び込んだとたん何も考えられなくなってしまった。
(僕は、25メートルも泳げないっていうのに……!)
体を我武者羅に動かし、どうにか進もうとする。今は必死になるだけだ。
しかし、その身体は確実に、25メートルを泳ぎ切る。そこで我に帰りかけた。どうしよう、ターンの練習なんてしてない。
(え? ええ? どうしよ……あっ)
彼女は隣のレーンの選手の真似をして、どうにかターンをする。そして、見様見真似の背泳ぎでぐんぐんとスピードを上げた。形はあまりよくない。なのに自棄の力か、想花は一人を抜いてしまう。
(まだ、終わっていない)
夏夜は意識を集中し、背泳ぎで25m泳ぎ切る。その先に美しさを崩さないまま進む翠響の姿があろうとも。
だがここで流れが変わる。形を意識していた翠響だが、体力配分を見誤ったのだろう。徐々に失速し始めた。
(これぐらいで……!)
翠響はそれでもフォームが崩れぬよう、集中を途切れさせる事無く平泳ぎ。夏夜はその背中を追うような形で進んでいく。
そのすぐ後ろにはもう何が何だかかわからないままスピードを維持して突き進む想花。彼女はもう、自分がどうなっているのかわからない。
いよいよ最後の25mとなる。ここで初めて翠響のフォームが少し崩れた。彼女は気付いたのか、直ぐにフォームを意識し、正してスピードを取り戻そうとする。
(あと少しだ)
夏夜は残していた体力を押し出し、ゴールへと泳いでいく。
(早く終われ早く終われ早く終われ……)
想花はスピードがやや落ち、最後の方を必死になって泳ぐ。だがその身体が徐々に沈み始めている。
「! 念のためレスキューの用意を!!」
「ああ!」
様子を見ていた保健委員長、
椎井 莉鳥
が真剣な顔で想花を観察し、幸太もまた道具などを共に準備する。もし溺れたのならばすぐに先生が救助の為に飛び込む手はずになっているのだ。
それでも必死に喰らいつくその姿は、誰もが息をのんだ。
そして、翠響と夏夜がゴールしたそのあと、どうにかゴールしたのであった。
「君、大丈夫か?」
夏夜が声をかけるが、燃え尽きたように黙り込む想花。そこにやってきたのは、
瓜山 メイ
。彼女は何度も深呼吸を繰り返す想花の様子を見、幸太を呼んだ。
「念のため、休ませましょう」
「そうだな。月原、よくがんばった……」
どうにか3着でゴールするという奇跡を見せた想花は、救護テントにつくやいなや、ベッドで泥のように眠っていた。その顔は、どこか晴れやかなようにもみえた、と莉鳥は語る。
(無事に泳ぎ切った……)
全部見ていた智依子はほぅ、と胸を撫でおろすと想花に眼鏡を渡すべく一路救護テントへ寄るのだった。
そして、最後の競技。全クラス対抗100mメドレーリレーである。
(やるだけのことはやった)
彰尋が両頬を叩いて気合を入れていると、
姫神 絵梨菜
がにっこり笑っていた。
「そうか、彰尋君もでるのね。私もがんばらないと」
「ライバル、だね」
絵梨菜にそう言うのはあおい。彰尋と同じクラスで、彼からバトンを受け取る事になっている。
「いい勝負をしたいわね」
と、合流した智依子に言われ絵梨菜は「勿論よ!」と胸を叩いた。
いよいよラストということもあり、会場は大盛り上がりだ。アナウンスは、人手が足りなかったため体育委員の
羽生 碧南
が臨時で行っている。
「次は最終種目の100mメドレーリレーです。みなさん、最後まで応援よろしくお願いします」
声援が溢れる中、最初のレースがスタートする。
「がんばって!」
あおいに囁かれ、彰尋は頷くと飛び込み台に立った。
合図と共に、まず彰尋と智依子が飛び込んだ。二人ともとても良いフォームをしている。智依子はバタフライとクロールを得意としている。ここで距離を稼ぎ背泳ぎと平泳ぎでは体力温存を図るつもりだ。
(次のターンで少し力を抜こうかしら)
智依子の見事なバタフライに、先ほどバタフライを泳いでいた翠響や水泳部の面々も釘付けになる。だが、彰尋も負けてはいない。
(さすがに水泳部の人とか、泳ぎが得意な人には叶わないかも、だけど……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年01月23日
参加申し込みの期限
2022年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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