AIを語ろう！｜リアクション

AIを語ろう！

Dear　料理，

　私、リリエル・エーテライトの趣味は、料理です！
　AIする料理のこと、いーっぱいしたためてみたいと思います！

　料理の大好きなところは、食べたみなさんがにこにこ笑顔になってくれるところです！
　料理を作ってる最中は、楽しくて仕方ないです。それはきっと、出来上がった料理を食べてくれた人の、「美味しい！」って笑顔が見られるから。
　食事は人を笑顔にします。それを、自分が作ってあげられたら。料理を作ることは、みんなの笑顔を作ること。なんて、ちょっと大げさでしょうか？　えへへ。

　勿論、美味しい料理を食べる側に回るのも大好きです！　美味しい味が口に入った瞬間、ほわわ～って笑顔になりますよね。
　幸福感に包まれれば、一緒に食べている人とも楽しくお話が弾みます。そして食べ終わっても料理の味を反芻してまた幸せ……。
　―――はっ、料理って、本当に最強の幸せ製造機ではないでしょうか？！

　料理に対する興味は尽きないですね。もっともっと、料理の腕を磨きたい。美味しい物を作りたい。
　そのために必要なのは―――食べ歩きです♪　いろんなお店で美味しい料理を食べて、レシピをどんどん覚えていきたいです。
　私が住む星幽塔にはたくさんの食事ができるお店があって、美味しくて勉強になります。たくさんの世界が広がる星幽塔は、お料理も幅広いんです。珍しい素材もいっぱいありますし。
　でも、寝子島も目からウロコのお料理がたくさんですね！　調理の仕方が細やかで、とっても美味しいです！　こっそり寝子島に来た時は、お腹いっぱいになって帰るんですよ。
　―――あ、でもやっぱり、私の働く『Bar アストラル』のお料理が１番美味しいです！

　幸せな笑顔を増やしてくれる料理が、とっても大好きです。
　これからももっともっとたくさん、AIのこもった料理を作っていきますよ！

With love，
リリエル

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　リリエル・エーテライトの家のキッチンは今、ふんわりした甘い匂いが広がっている。そこに可愛らしい彼女の鼻歌が、鮮やかなベリーを散らしたかのように加わり、この幸せの空間に彩りを添えていた。

「うん、ふっくら膨らみましたね♪」
　フライパンをちょっとかがんで覗き込み、リリエルは嬉しそうに唇をほころばせた。
　リリエルが作っている物は、パンケーキ。彼女のレパートリーの中でも、お得意の物である。
　なぜお得意なのか。それは、パンケーキが彼女が初めて作った料理であり、大好きな母親に教えてもらった料理だからである。

　リリエルの母親は、とても料理が上手だ。それは母親の気質かもしれないが、母親の職業が冒険者だからかもしれない。
　―――料理を覚えておけば安心。材料さえあれば、どこへ行っても飢えないから。
　そんな冒険者サバイバルの意図があったかどうかは知らないが、とにかく彼女の母親は料理が上手であり、その料理の腕はしっかりとリリエルに引き継がれている。
　もう今では１人で様々な料理を作れるようになったリリエル。けれどもリリエルは料理を作る時、いつも傍らに母親がいるような気がするのだ。料理の思い出はいつも、大好きな母親に繋がっている。そして家族みんなで食卓を囲み、両親の話す冒険譚に目を輝かせる思い出に繋がっているのだ。

「はふ……っ……柔らかくて……美味しいです！」
　出来たパンケーキをお皿に載せると、リリエルは熱々のパンケーキを１口味見。さあ、これをホイップを挟んで食べようか、メイプルとバターをたっぷりかけて食べようか。ああそうだ、今度は砂糖の量を少し控えめにして、朝食に合うように作ってもいいかも。……うん、うまくいけばBar アストラルのランチメニューに出来るかも？！

　研究に余念のないリリエル。この前久々に届いた父母からの便りには、「もうすぐ帰るから」の文字。冒険から帰ってくる父母。また、みんなで食卓を囲めるのだ。
　得意メニューのパンケーキ。「腕を上げたね」と、笑顔で食べてもらうために―――がんばリリエル！

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