this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
拝啓、お父さんへ
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
霊界の喫茶店にて。混雑しているため、相席することになった四葉乃 キィは目の前に座った野々ととおに目を瞬かせた。
「やぁ」
知り合いで少しほっとする。
ぽつりぽつりと雑談をしていると、
「そういえば、もうすぐ父の日だね。……はぁ、ののこ……」
愛しの娘に思いをはせる、ととおに、キィは首を傾げるしかない。
「父の日……?」
ととおは少し食い気味に、父の日について説明しまくる。
「と、言うわけさ。子を持つ父にとって、だいっじな日なんだよ!」
キィはあまり遠い世界の話として聞いていた。
(そんな日がもうすぐあるのね。人間は男と女から生まれるのは知ってる。付喪神は、どうなるんだろう。生まれた記憶は物だったから覚えてないけど…作成者は生きていないし)
いない。父の日を祝う人間はいないが、
(付喪神として生まれたのはラっちゃんだからそうなるのかな)
その日、キィは夜に抜け出した。
知らない民家の屋根で膝を抱え、ぼんやりと空を眺める。
「直接お礼を言うなんてあり得ないわよ」
人間が勝手に決めた父の日なるものに踊らされている気がする。 それでも、色々なものを見せてくれた主の顔が頭から離れなかった。
「……仕方ないわ」
自分を知られずに、主に喜んでもらえる方法はないだろうか。
キィがやってきたのは営業終了した衣料品店だった。自動ドアから覗き込むと、父の日フェアと題して、様々な商品が並んでいた。
「ネクタイ……? あり得ないわ」
全面に押し出されたオススメ商品らしい。
「靴下……ハンカチ……確実に誰かのプレゼントじゃない。ハンカチに名前の刺繍? ないわ」
売られているものはあからさまにプレゼントだ。
「キィからだって分からなくても良いのよ」
キィは家へ引き返しながら、考え込んだ。
「飴玉とか。包装紙に包まれた飴玉を一個。小動物が気まぐれで運んだみたいな。それなら、木の実の方が……」
家についた。ふと視線を感じて顔を上げると、窓から主がこちらを見ていた。
ひやりとして、物陰へ。
そっと様子を伺うと、どうやら見えていなかったようで、主の姿はすでになかった。
「はぁ……」
いつの間にか夜が空ける。
定位置。鍵に戻って徐々に白ける空を見上げると、一匹の鳥が何かをくわえて、キィの視界を横切った。
「あ……」
その日の夜、主の部屋の窓を開けて、一輪のピンク色のバラを置いた。鳥が偶然それを置いたように、しかし、野の花と言うには珍しい色なわけで。
花言葉のありがとうを込めた。
後日、新しい一輪挿しに飾られたピンク色のバラを見かけた。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
拝啓、お父さんへ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月27日
参加申し込みの期限
2021年11月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!