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KAIJYU KINGDOM
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◆
「こっちは任せな!」
怪獣の右側にまわりこんだアシュリーは、ミニガンを乱射。反動を受け流すために舞うように宙を翔けまわりながら、しかし射線がブレることはない。
怪獣が火炎放射を放つ。反時計回りに薙ぎ払う火炎の一閃を、高度をズラしつつ逆走するような格好で回避。
とうとう弾切れを起こしたミニガンを放棄、バトルライフルに持ち替えて撃ち続ける。
下方から不意に熱が迸る。
急旋回で回避すれば、眼下には大量の分身が蠢いていた。次々に放たれる火炎に、バトルライフルを撃つ手を止めて一時避けに徹する。
「真白、なんとかできるか!?」
「まかせて!」
アシュリーの声に応じて、真白が分身たちの群れへ飛び込む。ウィングユニットの機動力を存分に活用した、地上スレスレを這うような高速低空飛行だ。
「とりゃーっ!」
意志を注がれて伸び広がる両手のニャゾンブレードは、もう一対の翼のよう。駆け抜ける光の刃で分身たちを斬り捨てて一気に高度を上げ、右腰部を目がけて突撃する。
怪獣が尻尾を振るう。ムチのようにしならせた薙ぎ払いは上下にくねる軌道を描き、真白の回避を間に合わせない。
「根性ー!!」
『鋼の如く』を発動、防御態勢を取る。
それでもなお凄まじい衝撃に、ウィングユニットごと縦に横に激しくスピン。脳みそをシェイクされるような感覚に、あやうく意識がとびかける。
「まだ、まだぁ!」
N222式のおかげだろう、かろうじて持ち直す。一瞬視界に入った空は、もう半分以上ヒビ割れている。
振り抜かれた尻尾の返しの一撃をジグザグの軌道でかわし、今度こそ腰を狙って突撃する。
「ぶっ潰れやがれ!」
アシュリーが『激情の力』を発動、バトルライフル用の粒子カートリッジを渾身の力で投擲する。
そこへライフルを浴びせかけ、カートリッジを爆破。ニャゾンが炸裂し、右腰部の外皮を弾けさせる。
弾けた外皮の奥に覗くのは、紅蓮に輝く糸を束ねた球状の器官だった。心臓のように脈打つソレは、弱点に相違ない。
ダメ押しのバトルライフルと共に、真白が飛び込む。
両手のニャゾンブレードを槍のように突き出し、ありったけの意志を乗せて叫んだ。
「伸びろー!!」
ブレードの周囲の空間が揺らぎ、奇妙な唸りが響く。2本のブレードが重なりあい、巨大にそして鋭く変化した光の刃が器官を貫いた。
貫かれた部分から、マグマのように炎が溢れ出す。
怪獣の巨体がわずかに揺らぐ。
踏みとどまったその一歩がアスファルトを砕き、足下の自動車をひっくり返らせる。
どこかで作動した警報音をバックにN285式を走らせる碧南の行く手を、大量の分身たちが阻む。
モニターから確認すれば、周囲はどこも分身だらけ。かえって狙いを定める手間が省けるとばかり、大口径砲をぶっ放した。
分身たちが消し飛び、しかし同時にN285式の車体もまた衝撃に襲われる。車内で前後に激しく揺さぶられ、碧南は照準スコープに額を打ち付ける。
「ったた……、そ、そっか」
近すぎた。そしてこの距離感で発射するには、N285式の砲は火力が高すぎるのだ。
その間にも分身たちは距離を詰め、爪で、尻尾で、牙で攻撃を仕掛けてくる。火炎放射をあえて使ってこないのは、ヤツらも理解しているからなのか
「こうなったら……!」
操縦席右手側のレバーを押し上げる。N285式が光りに包まれ、シルエットが戦車から様変わりしていく。
無限軌道を足として立ち上がったその姿は、N285式・ロボットモード。四肢を駆使して分身を飛び越え、蹴飛ばし、振り払い、一気に怪獣への距離を詰めていく。
接近してくるN285式に、怪獣が火炎をチャージする。
しかし背ビレにくわえて弱点を一箇所破壊されたせいか、その火力は明らかに弱まっていた。それどころか腰部の器官から炎が溢れ、怪獣自体の外皮を焼いてしまう。
その隙をついて、サキリが肉薄する。
苦し紛れに振るわれた尾を、転移で跳躍して回避。現れたのは、怪獣の左足の付け根。左の器官がある、腰の部分がよく見える位置だ。
「怪獣が暴れるのはスクリーンの中だけで十分だ」
進化能力、そして巨大な敵へと相対する高鳴りさえも意志として乗せた一閃。
巨大な赤光の刃が外皮ごと腰部を、そして紅蓮の器官を斬り裂く。確実なトドメのために追撃を図るサキリに対し、怪獣は無数の分身を作り出す。
消耗のせいか蛇のような姿で生み出された分身たちが、四方八方へと無茶苦茶に火炎を放つ。
接近を、追撃を許そうとしないその無数の炎の中へ、N285式・ロボットモードが飛び込む。
手近なビルを足場に跳躍、火炎放射には構わず両腕に内蔵されたニャゾンブレードを展開。
「これでトドメよ!」
ブレードを一本に束ねるように構え、光の刃をもう一撃叩き込んだ。
咆哮する怪獣。背ビレが発火し、破壊された器官からも炎が溢れ出す。それはおそらく、道連れにしようとする最期の一撃だったのだろう。
しかし怪獣の身体は既に、己のエネルギーに耐えられなくなっていた。
はじめに腰部の器官が、続いて健在だった背ビレが、次々と爆発を始める。生じた業火は怪獣を包み込み、その巨体を焼き尽くす。
迸る業火を浴びる空はヒビに覆い尽くされながら、それでも確かにそこに在った。
切り分けられた世界が限界を迎える前に、決着をつけることができたのだ。
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あとがき
担当マスター:
風雅宿
ファンレターはマスターページから!
と、いうわけで。
超巨大な怪獣との大決戦、いかがでしたでしょうか。
強力な兵器を駆使しての大立ち回り、楽しんでいただけたなら幸いです。
火炎放射に分裂にと怪獣側も大暴れで、大変楽しくリアクションを執筆させて頂きました。
それではまた、別の機会にお会いできることを。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月22日
参加申し込みの期限
2021年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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