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KAIJYU KINGDOM
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◆
真白のウィングユニットが、連続飛行時間の限界が近いことを伝える。
「ごめん、ちょっとだけサポートおねがい!」
「任せて!」
碧南のランチャーによる援護を受けながら、真白は降りるべき場所の見当をつける。武器の都合上、地上に降りるとその間はまともに攻撃できない。
しかし幸い、目の前には巨大な足場がある。
(これだけデカいんだし怪獣自体を足場にできそうだよね)
そう、怪獣そのものだ。
一本がウィングほどもある鉤爪をかいくぐって前足の付け根あたりに降り立ち、残った飛行時間で背中へ向けて大ジャンプ。
着地した矢先、蛇の威嚇音にも似た音に真白は振り返る。
怪獣をそっくりそのまま、数メートル程度に縮めたようなヤツらがそこに居た。
「分身?」
言っている間にも、怪獣の外皮から染み出すように新しい個体が現れる。
リチャージを待つ間に背ビレを攻撃するつもりだったが、予定変更だ。ブレードを構え直した真白に、分身たちが襲いかかる。
本体の上だと言うのに、分身たちはお構いなしに火炎を放つ。
「よっと!」
ブレードで火炎を弾き、跳んでかわしつつ距離を詰めて斬り捨てる。
背後から衝撃。
右手のブレードを杖のように外皮に突き立てて持ちこたえ、そのままブレードを軸に向き直る。
新たな分身が、うじゃうじゃと蠢いていた。
(キリないなあ。こうなったら――)
真白がブレードに精神力を注ごうとした時、
「伏せな!」
通信機越しに届いたアシュリーの声に、すぐさま真白は伏せた。
直後、頭上に響いたのは豪快な銃撃音。嵐のようなソレが収まった頃には、分身たちは一掃されている。
「あんなのまで居るのか。おもしれーけど厄介だな」
「強くはないけどたくさん出てくるから、そっちも気をつけて。ありがとね!」
ブレードをピッケルのように使って駆け上がり、跳躍。その勢いのまま、背ビレを十字に斬りつける。
「ちっ、こっちもそろそろか」
こちらも連続飛行の限界を迎え、アシュリーはビル街の中の開けた一角へと降下する。公園なのだろうが、無人なうえに至るところに瓦礫と炎が散らばっている。
リチャージを待つ間も、怪獣を攻撃する手を止める気はない。手近なベンチを拳で叩き、ろっこん『激情の力』を発動。探すまでもなく視界に入る巨体を見上げたアシュリーは、空に奇妙なものを見た。
「ヒビ、か?」
紅蓮に染まる空に、ヒビが走っている。アシュリーが見ている間にも、少しずつ広がっていくのがわかる。
長くは保たないかもしれない、とテオは言っていた。あのヒビは、つまりそういうことなのだろう。
「急がねーと」
ミニガンを構える。肩が外れそうになる衝撃を強化された筋力で無理やり抑え込み、怪獣に向けて撃ちまくる。
怪獣が唸る。地上のアシュリーは向こうから攻撃するには小さすぎるのだろうか、反撃らしい動きはない。
代わりに向かってきたのは、無数の足音だ。
確かめるまでもなく、アシュリーはミニガンの砲身をそちらへ向けた。放たれ続ける光弾が、分身たちを現れた端から食い破っていく。
しかし一方で、ミニガンの反動はそう長く耐えられるものではない。
「ここらが限界か……!」
ミニガンからバトルライフルに持ちかえ、トリガーを引く。撃ちっぱなしの反動は大きいが、ミニガンに比べればまだマシだ。
後退しながら撃ち続ける。飛行可能になるまでには、まだ少し時間が必要だ。
ユニットを放棄するべきかと考え始めたその時、降り注いだニャゾンが残りの分身を吹き飛ばす。
キュラキュラと音を立てて現れたのは、碧南が操るN285式戦車だ。
「もう一発行くよ! さがって!」
アシュリーが後退したのを確認し、N285式に搭載された大口径ニャゾン砲を旋回。大群相手に正確な照準は必要なしと、そのまま発射トリガーを押した。
「発射ーっ!」
砲口から光が迸り、分身の群れを吹き飛ばす。続けて一発、さらにもう一発撃ちまくった。
怪獣本体がN285式を捉える。背ビレを発火し、怪獣がその口を開く。空にまた一つヒビが走る。
「今だ!」
その瞬間、サキリはN5656式に搭載された特殊ニャゾン弾頭を発射した。弾頭は炸裂することなく怪獣の体内へと吸い込まれ、しかし怪獣が火炎を放とうとしたその時、炎とは異なる光がその口から迸った。
直後、背ビレが不規則に発光。かと思うと、突如として爆発する。
その様子を見届けたサキリが、ニヤリと笑う。
「薬は飲むのに限る、ってね」
先程の弾頭は目標の体内で動作し、エネルギー回路に作用する特殊な代物だ。目論見通りに働いてくれたらしい。
この間にリチャージを終えたアシュリーは飛翔、ミニガンに再び持ち替えると怪獣へ浴びせかける。
外皮が削れ飛んだところへ、やはりリチャージを済ませた真白がブレードを突きこんだ。
光弾と光刃を受けた外皮が抉れるように弾け飛ぶ。顕になった怪獣の外皮の下には、神経か血管を思わす太い紅蓮の糸が走っていた。
怪獣が怒りの咆哮をあげ、背ビレがひときわ強烈に発火。紅蓮の糸が光を放つ。空のヒビ割れが加速していく。
N5656式のサーモグラフィーが、背ビレとさらに2ヶ所に凄まじい熱反応を感知する。
左右に2ヶ所、腰のあたり。露出した糸のような器官と繋がるような位置関係。
「ヤツの弱点はおそらく腰だ。あの糸状の器官の核のようなものがあるはずだ」
「わかったけど、今はまずアレをどうにかしなきゃダメじゃない!?」
背ビレが多少吹き飛んでも炎をチャージし続けている怪獣目がけ、碧南が大口径ニャゾン砲を連射する。狙いは露出した糸状器官。叩けば怯んで動きも止まるはずだと、ニャゾン砲を撃ちまくる。
「これをぶつける。そこを撃ってくれ」
サキリが機首を怪獣へ向ける。さっきの弾頭でほとんど弾切れになった機体を加速させ、突撃。
「でもそれあなたは!?」
「僕なら平気だ、構わず撃て!」
返事は待たずに、ウィングユニットを装着して『斬空赤刃』を発動。機体から離脱しつつ、発火する背ビレの近くに転移。
迎撃に出現した分身の火炎放射をまず宙を駆け、次いで小刻みに転移して回避。赤光帯びたブレードで、分身たちごと背ビレを斬り捨てる。
「ええい、発射よ!」
碧南が大口径ニャゾン砲を発射。放たれた光はN5656式に命中し、大爆発を巻き起こす。
怪獣の口の中で形成されかけていた火球が、苦悶の咆哮にかき消される。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月22日
参加申し込みの期限
2021年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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