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流しそうめん♪ そして流し追試?
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★恐怖の流し追試!
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう……」
1年生の
月原 想花
はため息をつきながら、この前の中間試験のことを思い出していた。
見事に追試決定。
(カンニングペーパーなんてちっとも役に立たなかった)
猫鳴館の先輩に成り行きで教わったカンニングペーパーを、使えるか自信はなかったものの一応筆入れに忍ばせていったが、無駄だった。
……というより、突如教室に現れた猫に懐かれてしまったので、そんなもの使う機会すらなかった。
(後で答え合わせをしたら9割正解だったのに……ちゃんと書けてさえいれば)
ますます自分の運の無さに凹んだのだった。
(いやまあ、カンニングがバレて0点になって親に連絡行くよりはマシか。ぼくは親には嫌われているから……)
双子の優秀な弟だけが愛されている、と想花は思い込んでいる。
「それにしても……」
まだ状況をよく呑み込めていない想花は、辺りを見回す。
「皆は流しそうめんだけど、ぼくは……流しそうめん式追試? 何それ?」
3年生の
響 タルト
はどきどきコースへ向かっていた。
「やー、ギリギリで赤点回避する予定だったんだけどな~。でも普通の流しそうめんの様子も気になるからちょっと見てこようかな♪」
などと言って人混みを覗き込もうとするタルトの首根っこを、大きな手がギュっと掴んだ。
「わっ、フジコ先生!」
「響ちゃん、逃げようったってそうはいかないわよ」
フジコ先生の冷たい視線に、毛が逆立つ感覚を覚えながらタルトはにっこりと答える。
「やだなあ、今行くところだったんですよ☆」
「これでみんなそろったわね」
追試を受ける生徒たちにフジコ先生が説明する。
「この大きいスライダーに流れてくるのは、そうめんではなく防水された問題用紙よ。一枚に問題が一つ書かれてて、五問正解で合格。簡単でしょ?」
そこでフジコ先生が笑顔を見せる。
「ただし、この追試でも基準以下だった人は、愛のこもった大量の宿題を用意してあるわ♪ その中でもワーストだった人は、私とのマンツーマン、犬小屋補習が待ってるわよ☆」
想花は現状を理解しきれず、頭がくらくらしてきた。
(これってもうただの虐待じゃない……そうとしか思えない)
だからと言って夏休みに大量の宿題も嫌だし、犬小屋補習とかも嫌だ。
「ほえー、犬小屋はやだなあ」
野々 ののこ
は頭を抱えているが。
担任のフジコ先生とは仲良しなタルトは、相変わらず元気だ。
「僕は犬にはならないよー、猫だもん♪ 防水のテスト用紙を捕まえるんだね、よーし」
「それじゃ位置について。流すわよ!」
想花は屠殺場に曳かれる牛のようにのろのろと位置につき、流しそうめん式追試に挑むことになった。
反対に元気なのはタルト。
(猫の時に鍛えた素早さなら負けないよ!)
さっと問題を掴みだす。
「お、結構簡単!」
そんな声を聞きながら想花も慌てて問題を掴むが。
「『シトラス・ガムダンとフジコ先生について百文字で述べよ』な、何これ?}
いきなり意味不明の難問奇問にぶち当たってしまった。
「こんなのわかるか! もっと普通の問題出してよ!」
「あらおかしいわね? ほとんどは簡単な問題のはずなんだけど」
フジコ先生がにっこり笑う。
ほかの問題を、と気持ちを切り替える想花だが。
「『フジコ先生の足のサイズを答えてね☆』『フジコ先生の初恋の相手は誰かしら(はぁと)』って……もうダメだ……」
心折られてその場にくずおれる想花。
一方タルトは順調に問題をこなしていく。
「最後の問題。『フジコ先生の足のサイズを答えてね☆』あー、さすがに僕もそこまでは知らないけど」
けれどタルトは焦る様子がない。
(大丈夫、フジコ先生の趣味は知ってるからね。好みに合う答えを出せれば×にはならないって信じてるよ♪)
「できました!」
「どれどれ……『フジコ先生の足はパワフルな跳躍力を秘めた美しくしなやかなカモシカサイズです』
……もう、響ちゃんったら、上手いわね~。特別点をあげるわ」
フジコ先生は機嫌よく合格点をくれたのだった。
「やったー! ありがとう、フジコ先生♪」
一抜けしたタルトはにこやかに少し離れた場所にとどまり、高見の見物をする。
「さて、犬小屋行きの子は誰かなー?」
「で、できた~」
ののこも苦戦しつつ最後の答案にOKをもらったようだ。
「さて、追試で赤点の子にはあたしからの愛のプレゼントよ」
分厚い課題の束を渡され、涙目になる想花。
「見事私の犬の座を獲得したのは、
月原 想花
ちゃん、あなたよ」
つつつ、とフジコ先生の指が想花の耳をくすぐった。
「犬って……ぼく、どうなっちゃうんだろう……」
「今度首輪を用意しておくから、楽しみにしてね♪ じゃあ、追試は終了よ。おつかれさま」
そう言ってフジコ先生は片づけを始める。
どうやら解放されたものの、想花は途方に暮れてしまった。
「まあそんなにがっかりしないで♪フジコ先生楽しいよ? あ、お腹もすいたしそうめん食べに行こうよ☆」
タルトは想花に声をかけ、そうめんを食べられるコースへ連れて行く。
ショックで食欲などまったく沸かない想花だが、猫鳴館寮生としては食べられるときには食べるべきだろう。
そう思ってそうめんを取ろうとするが。
……なんだか様子がおかしい。
「お、流れてきたよー♪ いただきまーす☆」
さっそく食べ始めたタルトだが。
「えっ、これそうめんじゃなくてイカじゃん!」
思わぬ食感に目を白黒させる。
「……えっ、普通の流しそうめんじゃないの?」
「って今度はするめが流れてきたよ、濡れてないのが食べたいよー」
タルトが想花を連れてきたのは、何でもありのどきどきコースだったのだ。
「だって面白いじゃない? みんなわくわくコースに行っちゃってこっちは空いてるしさ」
楽しそうに答えるタルトに、がっくり肩を落とす想花だった。
あんなにたくさんあったそうめんと薬味も、ほぼ余すところなく食べつくされパーティは終わった。
遠海は名残惜しそうに佇んでいる。
(まだ食べられるわ……また食べ放題のイベントがあるといいわね)
そして想花は、フジコ先生の新しい犬として、寝子高生たちの噂の種になったのだった。
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
そうめんのスタッフに回ってくださった方、追試頑張った方、しっかり食べてくださった方もお疲れ様でした!
まだまだ暑い日々が続きそうですが、お体にはお気をつけてお過ごしください。
それではまた、ご縁がありましたらご参加お待ちしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年08月03日
参加申し込みの期限
2021年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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