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☆オセロとクラッシュゲーム
葉月 朱真
は、同学年の
古苗木 美姫
と共にホビーショップに来た。
見た目が幼く中学生くらいに見える朱真だが、木天蓼大学理工学部の学生である。
趣味はパズルの解読と作成だ。
美姫も木天蓼大学社会学部の学生だ。
「この店では
アケノイロ・パズル
の同人書籍を置いてもらっているんだ。売れ行きはどうかな」
アケノイロ・パズルは朱真が考案したパズルゲームの総称で、子ども向け・初心者向けからマニア向けの超難問までそろっている。
「葉月さん。ちょうど良かった、本が好評で補充をお願いしたいと思っていたところです」
店長ににこやかに声をかけられた。
「それはありがたい。よろしく頼みます」
美姫はボードゲームに興味津々だ。
「いろいろありますけど、何にしましょう?」
二人の近くに、ちょうどオセロがあった。
「わたしオセロだけは強いんですよ? ふふふ」
美姫は上品に笑う。
「それじゃ、まずはオセロをしようか。ゲームではおいそれと負けられんな」
朱真も頷いて、オセロ盤を挟んで向かい合った。
「お互い手加減は無しで、ふふふふ……」
「よほど自信があるようだな」
「オセロは子供の時からやっていましたから」
美姫は涼しい顔で考える。
(四隅を取ったり、相手にわざと取らせて逆転するのが必勝法。心の読みあいですから、ここはポーカーフェイスでいきましょう)
美姫の言葉に、朱真は思う。
(オセロは比較的単純なルールのため、プログラミングの素材として使われることもあるな。美姫は自信があるようだが、アルゴリズムから最適解を導くのはさほど難しくない)
朱真が黒石で白を裏返し、美姫がまた白で取り返す。
だが少しずつ盤面は黒が増えていった。
(朱真ちゃん手ごわいですね……自分の手が読まれているようで、暑くなってきました)
いつのまにか美姫の額に汗が浮かんでいる。
(眼鏡がずれました)
片手で眼鏡を直しながら、石を置く。
(あっ、間違った所に置いちゃった?)
「?? なぜそこに置く?」
冷静に勝負を進めていた朱真が首を傾げた。
(ならばここに置けば次は……)
しばらく悩んだ末の手に、美姫は、
「おお、そうきましたか?」
と反応し、次の手を打った。
(また予測と違うところに置いてきたな。先が読めん……)
気づけば勝負は互角となり。
「わたしの勝ちですね」
わずかな差で美姫が勝利した。
「む……想定外だった」
考え過ぎて自滅するタイプの朱真であった。
「他のゲームもやってみたいですね。次は何をしましょうか」
オセロを片付け、美姫は周りのゲームを眺める。
「『クラッシュ氷ゲーム』にしよう」
朱真が手にした箱には、氷の上に乗ったペンギンが描かれていた。
「ペンギンさんをおとさないように、氷を崩していくんですね?」
足つきの枠に青や白の氷ブロックをはめて、真ん中にペンギン人形を載せて準備完了だ。
「さて、行くぞ」
ルーレットを回した朱真は、いきなり大きな数字を引き当ててしまった。
「まだ序盤だからペンギンは無事だと思うが」
トンカチを使い、氷ブロックを叩く。
「意外と難しいな……ちょうど良い数の氷がなかなか落とせない」
なんとか氷を崩し、美姫の番となった。
「これ、氷が結構しっかりはまっているので難しい?」
美姫も苦戦している。
「こつこつと叩くのが、コツでしょうか。ふむふむ、成程」
氷を叩いていた美姫の表情が、ふと曇った。
「なんだか、ハンマーで氷ひとつ叩くたびに罪悪感が……」
意外な言葉に朱真は驚く。
「どうした、なぜ罪悪感?」
「ゲームとはいえ氷を溶かしてペンギンの棲み処を奪っている温暖化に、人間も関わっていると思うと、環境問題について少し考えさせられるような」
美姫の思いを理解した朱真は、得心したように頷く。
「ふむ、地球温暖化、か……その発想はなかった。さすがは社会学部、というよりは、きみ個人の人徳かな」
「次の世代の子たちが、ペンギンさんのゲームが笑顔で遊べるように、エコロジーも大事だなって。ふふふふ♪」
人と自然が共生できる未来を想像して、微笑む美姫。
「ゲームの行方はともかく、その視点については、わたしの完敗だ」
そう言いながら朱真はハンマーで氷を砕く。
せめてペンギンを落とす罪悪感を長引かせないよう、きっちりと勝負をつけよう。
次の美姫のハンマーの一打ちと共に、ペンギンは足場を失った……
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
ボードゲームの楽しさを、一部だけでも感じていただければ幸いです。
私はそんなに詳しくはないのですが、TVで人気のゲームを紹介する番組など見かけると、いいなあと思います。
そのうち機会がありましたらまたゲーム大会を描いてみたいです。
それでは、またご縁がありましたらご参加お待ちしております。
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担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月04日
参加申し込みの期限
2021年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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