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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
装飾譚：女性の靴「Cendrillon」
「わーっ。お姫様のお部屋みたいなお店だね！」
瑠璃条 ベガは瞳をキラキラとさせながら八十八旗 信彦に話しかけた。信彦は店を出る同じクラスの優芽に軽く挨拶をした後、すぐにベガに笑顔を見せる。
「俺のお姫様は君だよ、べガち！ さあ、今日はなんでも欲しいものを教えてほしいな」
「や、やだなあ彦にゃんったら☆ 今日はウィンドウショッピングだよ！ ……でもありがとね！」
ほんのりと顔を赤らめながらベガがツインテールをふわりと揺らした。彼女は財布のひもが固い。好きなものを片っ端から買えるわけではなかった。信彦なら奈でも買ってくれるのは分かっているが、それも悪いので口にはしない。
「ベガち。このピンクのサンダルはどうだい？ 星がちりばめられていてとてもキュートだよ」
「わあっ、かわいー！！ こっちのショートブーツもかわいいねっ。コスプレにも使えそう☆」
「この繊細なレースの付いたパンプスもいいね。ベガちは白も似合うから！」
「もーっ。何言ってるの、彦にゃんたら！」
ぺしぺし、と照れたベガが信彦の肩を叩く。
どこからどう見ても、馬鹿ップルである。
「……と、ごめんよベガちー。電話だ。すぐに戻るから！」
「わかった。ゆっくりで大丈夫だよ！」
片手をあげて『すまない』のポーズを作ると、信彦は店の外に出て行った。
ひとりになったベガはショーウィンドウに飾られているガラスの靴に目をやる。本当は最初から気になっていたのだ。シンデレラ。知らない人はいないお姫様の物語。
「綺麗な靴だなぁ」
触っていいのかわからないので、ベガはただ見つめていた。勝手に漏れた言葉がとても寂しそうだった。
電話が済んだ信彦が店に戻ってくると、いつもとは違う影のある表情のベガがいた。
「お待たせ、ベガち！ ごめんよー！」
「お帰り、彦にゃん！ 全然いいよー☆」
気付かないふりをしていつものように声をかけると、ベガは白い歯を見せて明るい表情を見せた。
「あのガラスの靴が気になるのかい？」
飄々として声で尋ねると、ベガはえへへと笑った。
「やっぱり見ちゃうよね！ あの靴は女の子の憧れだもん！」
「なら履いてみよう」
「え？」
「店員さん、あそこの靴をお願いします！」
「え。ちょ、ちょっと彦にゃんっ。あれは飾りだから……」
「まあまあまあまあ！」
強引に試着のためのアンティークチェアに連れて行かれるベガ。
「おみ足、失礼するよ」
信彦に靴を脱がされ、ガラスの靴をはかされる。
あつらえたように、ぴったりと足におさまった。
「……！！ すごーい！ ぴったり！」
「ベガち。やはり君が俺のお姫様、にゃんだね……ごほごほ。この靴は俺からのプレゼントだよ」
「彦にゃん……ありがとう！！」
ちょっと噛んだがうまく言えたぞ！
信彦は心の中でガッツポーズを決めた！
説明しよう！ 今回の靴は信彦の仕込み！！
実は信彦、この日のサプライズのために下駄箱に入っているベガの上履きをリサーチしていたのだ。うっかりベガの上履きを採寸している現場に出くわしたベガと同じクラスの智瑜は大変驚いたという噂だ。ストーカーの様でストーカーじゃないちょっとストーカーな愛情表現！！！ さっきの電話はお店の人への連絡さ！ サプライズを演出するための地道な根回しさっ！
「俺のお姫様……この靴、受け取ってくれるね？」
「私のために用意してくれたなんて……こんなのずるい！ もう、大好き……！」
「俺もさ！ アイラビュー！」
「アイニージュー！」
信彦がベガをお姫様だっこする。
ベガが信彦の首に抱き着くと、世界は少女漫画風のキラキラした世界になった。
「彦にゃん……！ 好きっ、大好きっ！」
「俺もさ！ ○×＠▼◆！」
「きゃ……っ！ ＠△■＊＃～！！！」
「HAHAHA! ←→←→BA！」
「＠＄＊×～～（以下略」
＿人人人人人人人＿
＞ Happy end!!!＜
￣Y^Y^Y^ Y^Y￣
瑠璃条 ベガは瞳をキラキラとさせながら八十八旗 信彦に話しかけた。信彦は店を出る同じクラスの優芽に軽く挨拶をした後、すぐにベガに笑顔を見せる。
「俺のお姫様は君だよ、べガち！ さあ、今日はなんでも欲しいものを教えてほしいな」
「や、やだなあ彦にゃんったら☆ 今日はウィンドウショッピングだよ！ ……でもありがとね！」
ほんのりと顔を赤らめながらベガがツインテールをふわりと揺らした。彼女は財布のひもが固い。好きなものを片っ端から買えるわけではなかった。信彦なら奈でも買ってくれるのは分かっているが、それも悪いので口にはしない。
「ベガち。このピンクのサンダルはどうだい？ 星がちりばめられていてとてもキュートだよ」
「わあっ、かわいー！！ こっちのショートブーツもかわいいねっ。コスプレにも使えそう☆」
「この繊細なレースの付いたパンプスもいいね。ベガちは白も似合うから！」
「もーっ。何言ってるの、彦にゃんたら！」
ぺしぺし、と照れたベガが信彦の肩を叩く。
どこからどう見ても、馬鹿ップルである。
「……と、ごめんよベガちー。電話だ。すぐに戻るから！」
「わかった。ゆっくりで大丈夫だよ！」
片手をあげて『すまない』のポーズを作ると、信彦は店の外に出て行った。
ひとりになったベガはショーウィンドウに飾られているガラスの靴に目をやる。本当は最初から気になっていたのだ。シンデレラ。知らない人はいないお姫様の物語。
「綺麗な靴だなぁ」
触っていいのかわからないので、ベガはただ見つめていた。勝手に漏れた言葉がとても寂しそうだった。
電話が済んだ信彦が店に戻ってくると、いつもとは違う影のある表情のベガがいた。
「お待たせ、ベガち！ ごめんよー！」
「お帰り、彦にゃん！ 全然いいよー☆」
気付かないふりをしていつものように声をかけると、ベガは白い歯を見せて明るい表情を見せた。
「あのガラスの靴が気になるのかい？」
飄々として声で尋ねると、ベガはえへへと笑った。
「やっぱり見ちゃうよね！ あの靴は女の子の憧れだもん！」
「なら履いてみよう」
「え？」
「店員さん、あそこの靴をお願いします！」
「え。ちょ、ちょっと彦にゃんっ。あれは飾りだから……」
「まあまあまあまあ！」
強引に試着のためのアンティークチェアに連れて行かれるベガ。
「おみ足、失礼するよ」
信彦に靴を脱がされ、ガラスの靴をはかされる。
あつらえたように、ぴったりと足におさまった。
「……！！ すごーい！ ぴったり！」
「ベガち。やはり君が俺のお姫様、にゃんだね……ごほごほ。この靴は俺からのプレゼントだよ」
「彦にゃん……ありがとう！！」
ちょっと噛んだがうまく言えたぞ！
信彦は心の中でガッツポーズを決めた！
説明しよう！ 今回の靴は信彦の仕込み！！
実は信彦、この日のサプライズのために下駄箱に入っているベガの上履きをリサーチしていたのだ。うっかりベガの上履きを採寸している現場に出くわしたベガと同じクラスの智瑜は大変驚いたという噂だ。ストーカーの様でストーカーじゃないちょっとストーカーな愛情表現！！！ さっきの電話はお店の人への連絡さ！ サプライズを演出するための地道な根回しさっ！
「俺のお姫様……この靴、受け取ってくれるね？」
「私のために用意してくれたなんて……こんなのずるい！ もう、大好き……！」
「俺もさ！ アイラビュー！」
「アイニージュー！」
信彦がベガをお姫様だっこする。
ベガが信彦の首に抱き着くと、世界は少女漫画風のキラキラした世界になった。
「彦にゃん……！ 好きっ、大好きっ！」
「俺もさ！ ○×＠▼◆！」
「きゃ……っ！ ＠△■＊＃～！！！」
「HAHAHA! ←→←→BA！」
「＠＄＊×～～（以下略」
＿人人人人人人人＿
＞ Happy end!!!＜
￣Y^Y^Y^ Y^Y￣
あとがき
担当マスター：
相馬 円
ファンレターはマスターページから！
ご参加ありがとうございます。相馬です。
今回は靴がテーマでした。私は同じ店でひたすら買ってます。
リアルタイムとらっかみタイムが同じくらいなので書いてて楽しかったです。
次回の装飾譚は中学生や男性も遊びに行きやすい店の予定です。
今後もよろしくお願いします。
今回は靴がテーマでした。私は同じ店でひたすら買ってます。
リアルタイムとらっかみタイムが同じくらいなので書いてて楽しかったです。
次回の装飾譚は中学生や男性も遊びに行きやすい店の予定です。
今後もよろしくお願いします。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年08月05日
- 参加申し込みの期限
-
- 2014年08月12日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年08月12日 11時00分
