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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
颯爽、夜桜怪盗団！
●最後の宝珠
時計塔には泥棒悪魔たちの首領である悪魔女王がいた。
その手には宝珠があり、そこから映し出される景色を楽しんでいる。
「随分と乱暴な客が来たもんだ。招いた覚えはないんだがね」
女王は宝珠を置いて立ち上がった。
ゆっくりとした足取りで、一同のほうへ向かってくる。
もうアシュリーたちの目的は分かっているのだろう。だから初めから女王も仕掛けてくる。
羽を広げると一気に加速して距離を詰める。そして握られた拳が振り下ろされた。
ものの数秒の出来事。全員が咄嗟に別方向へ逃げた。
間一髪逃れた一撃は石畳に叩き込まれた。
その部分は砕け、周辺の石も衝撃でヒビが入っている。
この速度と破壊力。この戦いが厳しいものになると感じるには十分だった。
(これはかなり危ないかも……)
真優理は女王の強さを目の当たりにして、真っ向から挑むのは危険だと感じた。
絢のほうを見ると同じような気持ちを抱いているようだ。真白も体が固まっている。
そんななか、反撃に出たのがアシュリーだった。拳を構えると女王に向かって突進する。
しかしその攻撃は簡単には当たらない。それに相手の反撃が早く、避けるのも精一杯だ。
絢たちはアシュリーの行動を見て、囮役や攻撃の補助をする作戦に切り替える。
怪盗ガンを構えて、狙いを定めると何度も放った。女王の動きが早くてなかなか当たらないが、少しずつダメージを与えているはず。真優理は援護しながら女王の弱点を冷静に見極めようとする。
（加速してから拳で殴る攻撃……すごく強いけれど、あれは逆にチャンスかも……）
その破壊力は凄まじい。けれど、攻撃の軌道は決まっているし速度に対応できればなんとか避けられる。
真優理は絢と真白に思いついた作戦を伝える。
それは『怪盗ガンを駆使して、行動を誘導し、女王に加速攻撃をさせること』だった。
３人は女王の本体を狙いつつ、アシュリーと女王の距離を少しずつ開く。
アシュリーは真白たちの行動に何か明確な意図があると感じ、体勢を立て直して何が起きてもいいように構える。
「小賢しい……これで終わりにしてくれる」
女王が羽を広げて、アシュリーに向かって加速する。
今までで一番速いかもしれない。
しかし動きに目が慣れてきたアシュリーは冷静に拳を握る。
（今だ！）
至近距離まで迫った女王の一撃がアシュリーに向けて振り下ろされる。
その攻撃を避けながら、女王の動きに合わせて顔面に自身の拳を叩き込む。
綺麗に決まったカウンターで、女王の体が宙に舞い、そのまま地面に落ちた。
女王が再び立ち上がることはなかった。
もう決着はついたが、他の悪魔に気づかれると面倒なので宝珠を確保すると早々に立ち去る。
これで３つの宝珠が揃った。テオはそれを確認すると全員を寝子島に戻した。
＊ ＊ ＊
寝子島に着くと、宝珠を３つとも破壊する。
すると、封じ込められていた『夜桜のある風景』が解放される。
雲一つなく煌々と輝く青い月。
その下に夜桜が戻り、花びらが舞う。
これで全て元通りになったのだと、その光景が物語っている。
月に照らされた桜が一段と輝いて見える。
「お花見だー！」
真っ先に歓喜の声を上げたのは真白だった。
こうして眺めていると、苦労して取り返した甲斐があったと感じる。
夜桜を前にして、それぞれ花見を楽しむ。
真白は桜の美しさを色々な視点から眺め、対照的にアシュリーはベンチに腰を下ろして紅茶を嗜んでいる。絢と真優理は先ほど過ごした出来事を話題に談笑している。
一同は夜に咲き誇る桜を存分に堪能した。
時計塔には泥棒悪魔たちの首領である悪魔女王がいた。
その手には宝珠があり、そこから映し出される景色を楽しんでいる。
「随分と乱暴な客が来たもんだ。招いた覚えはないんだがね」
女王は宝珠を置いて立ち上がった。
ゆっくりとした足取りで、一同のほうへ向かってくる。
もうアシュリーたちの目的は分かっているのだろう。だから初めから女王も仕掛けてくる。
羽を広げると一気に加速して距離を詰める。そして握られた拳が振り下ろされた。
ものの数秒の出来事。全員が咄嗟に別方向へ逃げた。
間一髪逃れた一撃は石畳に叩き込まれた。
その部分は砕け、周辺の石も衝撃でヒビが入っている。
この速度と破壊力。この戦いが厳しいものになると感じるには十分だった。
(これはかなり危ないかも……)
真優理は女王の強さを目の当たりにして、真っ向から挑むのは危険だと感じた。
絢のほうを見ると同じような気持ちを抱いているようだ。真白も体が固まっている。
そんななか、反撃に出たのがアシュリーだった。拳を構えると女王に向かって突進する。
しかしその攻撃は簡単には当たらない。それに相手の反撃が早く、避けるのも精一杯だ。
絢たちはアシュリーの行動を見て、囮役や攻撃の補助をする作戦に切り替える。
怪盗ガンを構えて、狙いを定めると何度も放った。女王の動きが早くてなかなか当たらないが、少しずつダメージを与えているはず。真優理は援護しながら女王の弱点を冷静に見極めようとする。
（加速してから拳で殴る攻撃……すごく強いけれど、あれは逆にチャンスかも……）
その破壊力は凄まじい。けれど、攻撃の軌道は決まっているし速度に対応できればなんとか避けられる。
真優理は絢と真白に思いついた作戦を伝える。
それは『怪盗ガンを駆使して、行動を誘導し、女王に加速攻撃をさせること』だった。
３人は女王の本体を狙いつつ、アシュリーと女王の距離を少しずつ開く。
アシュリーは真白たちの行動に何か明確な意図があると感じ、体勢を立て直して何が起きてもいいように構える。
「小賢しい……これで終わりにしてくれる」
女王が羽を広げて、アシュリーに向かって加速する。
今までで一番速いかもしれない。
しかし動きに目が慣れてきたアシュリーは冷静に拳を握る。
（今だ！）
至近距離まで迫った女王の一撃がアシュリーに向けて振り下ろされる。
その攻撃を避けながら、女王の動きに合わせて顔面に自身の拳を叩き込む。
綺麗に決まったカウンターで、女王の体が宙に舞い、そのまま地面に落ちた。
女王が再び立ち上がることはなかった。
もう決着はついたが、他の悪魔に気づかれると面倒なので宝珠を確保すると早々に立ち去る。
これで３つの宝珠が揃った。テオはそれを確認すると全員を寝子島に戻した。
＊ ＊ ＊
寝子島に着くと、宝珠を３つとも破壊する。
すると、封じ込められていた『夜桜のある風景』が解放される。
雲一つなく煌々と輝く青い月。
その下に夜桜が戻り、花びらが舞う。
これで全て元通りになったのだと、その光景が物語っている。
月に照らされた桜が一段と輝いて見える。
「お花見だー！」
真っ先に歓喜の声を上げたのは真白だった。
こうして眺めていると、苦労して取り返した甲斐があったと感じる。
夜桜を前にして、それぞれ花見を楽しむ。
真白は桜の美しさを色々な視点から眺め、対照的にアシュリーはベンチに腰を下ろして紅茶を嗜んでいる。絢と真優理は先ほど過ごした出来事を話題に談笑している。
一同は夜に咲き誇る桜を存分に堪能した。
あとがき
担当マスター：
星織遥
ファンレターはマスターページから！
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました！
『夜桜のある風景』を盗んだ悪魔たちのアジトに直接乗り込むという大胆な作戦に、
皆さん協力していただきありがとうございました。
それぞれの個性を生かした戦い方があるんだなと思いながら、執筆させていただきました。
改めて、この度はありがとうございました！
『夜桜のある風景』を盗んだ悪魔たちのアジトに直接乗り込むという大胆な作戦に、
皆さん協力していただきありがとうございました。
それぞれの個性を生かした戦い方があるんだなと思いながら、執筆させていただきました。
改めて、この度はありがとうございました！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2021年03月09日
- 参加申し込みの期限
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- 2021年03月16日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2021年03月16日 11時00分
