【おまかせ】キャラ的おぎゃー！な瞬間｜リアクション

【おまかせ】キャラ的おぎゃー！な瞬間

「……あんまり、危険な場所には勝手に入り込まないこと」
　亜美佳の訓示に、
「「はーい」」
　声をそろえる二人、

（（それにしても……あの力は?））

　大声をだすことで、物体を吹き飛ばす亜美佳のろっこん『旋動のバレンティア』。吹き飛ばす際の衝撃で物体を破壊することも出来そうだ。

　飛来してくる物体の方向を変化させる結月のろっこん『沈黙のエスペランザ』。
　
　彼らが、これらの力を知って、この力を駆使して大活躍するのは、またべつの話である。

「自分の領分を侵された気になったのかもね」
「ネコは、警戒心がつよいからねー」
「そっか……これからはなかよくしよーね」

　何事もなかった西の猫を抱いた奏子が、微笑みかける。
　三人が顔を見合わせて、笑った。

　ともあれ、不思議な力が、この島に満ちていることは間違いない。
　奇妙な事件も増えているという。
　有事には強い、亜美佳の力が必要とされる日も近い！
　その傍らには、昼寝大好き少年と、お姉ちゃん大好き少女の姿も、きっとあるはずだ！　たぶん！
　
　東の空には、もう星が瞬きはじめていた。

「じゃあ、お姉さんもいっしょにねよー」
「え……うええええええ！？」

　そう――三人がふたたび結集し、ことをなしたとき、思い出すに違いないのだ。

　この日が、三人が集った日……三人が初めて、お互いを認識した日であったことを――。

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あとがき

担当マスター：ぱーすぺ
ファンレターはマスターページから！

ありがとうございました！
初めての試みでしたが、いかがでしたでしょうか？

ほとんどマスターにお任せしていただけるようなアクションをいただき、始めは恐懼しまくりでした。
「キャラクターの同姓同名をリアクションにたくさん出して、選んでもらうのはどうかな」
「実は全員星幽塔のシェイプシフターだった、なんて落ちならいいかな」
などビビりまくりでリアクションを制作しておりました。

「マスターさんが自信を持って、プレイヤーさんにキャラクターを作ってあげてください」
という菜畑さんからの叱咤激励をいただいたものの、今度はろっこんの設定に四苦八苦。
プレイヤー開示のルールを見落としていたにもかかわらず「第三世代のろっこんを！」など、
いろいろ考えては運営様を困らせておりました。

ある時、思い切っていきなりリアクションから書き始めたところ、
思いの外キャラクターが表情を持って現れてくれたので、
これをそのままプロフィールに落とし込んだ……みたいな形になりました。

という、マスターも今までしたことのない経験をさせていただいた貴重なシナリオになりました。

できたキャラはなんだかユニークなやつらばっかりになりましたが、プレイヤー様のお気に入りになれたら、
こんな嬉しいことはないです。

多分、他のマスター様は、もっとうまくやってらっしゃるんだろうな……などと、
考えておりました。なかなかヘビーではありましたので、またやれるかどうかわかりませんが、
次にはもっと上手くやれそうな……いやいや！

では、次のシナリオでお会いいたしましょう！

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