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思わぬ言葉が生んだ大ピンチ? メイ先生危機一髪?!
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「先生、服を整えるだけでなく、堂々とすることが大事ですわ」
「堂々と……こう、ですか?」
夢乃の言葉を繰り返し、瞬きする。そっと背筋を正し、胸を張れば夢乃は小さく微笑む。
「そう、書道の時のつもりで……、です。これから書くのは、いわば『先生の生きざま』なんですわ」
「生きざまを……」
言葉を口の中で転がしたメイの表情が、ぱっ、と明るくなる。何かを悟ったメイは普段よりちょっと凛とした笑顔で頷いた。
試着の後、メイは若草色をベースとしたオフショルダーのドレスを選んだ。ショールはふんわりとした絹練色のものだ。そこにシロツメクサをモチーフとしたコサージュをつければ春らしい装いとなる。そこからはとんとん拍子で
「靴はこっちの方がいいかしら?」
「そうですね。でも、こっちのほうも……」
と華やかに話しながらも靴とアクセサリーも揃える事が出来た。
「あとは、メイクね」
ゆっくりと、優雅に姿を現した葉月はメイのドレスを見、購入したルージュを取り出す。時間はどんどん近づいている。一先ず一同は珪と綾花の2人と合流し、星ヶ丘の瓜山家へと行くのであった。
――瓜山家。
星ヶ丘にあるメイの家に着いた一同は、軽く軽食を取った後許可を得てメイの部屋へと案内された。和室には愛らしい小物や彼女の祖父が書いた書などが飾られており、とても落ち着いた雰囲気になっている。部屋の隅には香木がおかれ、優しくほんのりと甘い香りがした。
メイは化粧を落とし、肌を整えてから服を着替える。
「では、……」
葉月は改めてメイの肌を見、瞳を細める。
(きめ細やかな肌……。本当にメイ先生はお肌が綺麗ね)
この美しさを活かしたい、とチークやアイラインなどの色を見て考える葉月。様子を見ていた楓香はちょっと緊張気味なメイににっこり笑いかける。
「先生、きっといつもみたいに自然にしていれば大丈夫ですよ~。それにいつもナチュラルメイクでしょ?」
彼女はちょっと悪戯めいた眼差しで、
「今回だけは、ちょっとだけ大人なメイクなんてどうですか?」
と提案してみる。
「この肌のきれいさを活かして、尚且つ大人メイク……これでいくわ」
葉月がなにか閃いたらしく、てきぱきとメイクをはじめる。その手際の良さに目を見張る楓香。メイは「よろしくお願いします」とドキドキした様子で頭を下げる。葉月は普段の表情でいながら、真剣な心持でメイク道具を手にした。
(ナチュラルさは残したいから、目元は強すぎないように)
と、アイシャドウの色とドレスの色を見て考えたり、ルージュの色をメイ先生に選んでもらったり、と静かにメイクアップは進んでいく……。
その間に、夢乃は珪と打ち合わせを行う。
「さっき綾辻さんとも話していたけれど、ほかにも注意点とかあるだろうね」
と真面目に考える珪に、夢乃もまた真剣に考える。
「あまり注目を集めすぎるのも危険ですから、なるべく東雲さんに質問して話をしてもらってください。たとえば『なれそめ』とか、『新婚旅行はどこに行く予定か』とか……。でも」
そこでちらり、となにもない手の指を見ながら
「指輪の話は避けた方がいい気がしますわね……」
と真面目な顔で考える。珪は少し不思議そうな顔をしていたが、「そういうことならば」と頷いた。
そうこうしているうちに綾花も帰ってきた。会場に相応しい、派手すぎないワンピースを纏った綾花は年相応の愛らしさがあり、珪が「素敵だよ」と褒めれば、綾花はうっすらと頬を赤くした。
メイのメイクが終わった所で最終的な打ち合わせ。会場入りする綾花も交えて話し合うも、その視線はメイと珪にいく。
(これがきっかけで二人の距離が縮まってしまったら……)
想像してしまったことを振り払い、微笑む綾花。だが、エレガントな立ち振る舞いを見せるメイの姿に、ちょっとだけ胸がちくっ、とする。
出立前、メイは改めて珪に微笑みかける。普段の『教師としてメイ』ではなく『著名な書道家の娘としてのメイ』の姿に、珪は少しだけ姿勢を正してしまう。
「今回は、よろしくおねがいします」
「なんか大変なことになってしまったけれど、うまく乗り切れたらいいね」
珪の優しい言葉に、メイは「はい」と静かに、けれどしっかりと頷いた。
そんな二人が絵になり、見とれる夢乃たち(綾花の表情はちょっと曇っている)。
「メイ先生、きっとうまくいきますから自信を持ってくださいね。気の合わない人もいますけど、誠実に生きていればちゃんと見てくれる人もいますから」
夢乃の言葉にメイは「ありがとう」と頷いた。
メイたちが車に乗り、パーティー会場に向かう。
準備に尽力した3人は、成功を祈りメイの家で待つことにした。
「やっぱり気になるなぁ」
楓香が呟けば、夢乃はスマホを片手ににっこりする。
「偶然黒崎先生も出席するみたいで、協力を仰げました。なんとかフォローしてくれるかもしれません」
「……大丈夫かしら……」
葉月は少し心配そうに会場となるレストランの方を向いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年04月21日
参加申し込みの期限
2021年04月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年04月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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