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【星幽塔】あなたといっしょに星幽塔
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三宅 葉月
と
久保田 美和
(ここは……夢の中なのかしら? 私は今、たしか
留学先のアパートの一室
で眠っていた筈……)
葉月が我に返ると、そこは見知らぬ森の中。そして、傍らには見覚えのある女性が佇んでいる。彼女は眼鏡を正し、辺りを見渡している。
(私の記憶が確かならば、みんなから『美和ちゃん先生』とか呼ばれていたわね)
そんな事を思い出しながら声をかけようとすると、反対に女性の方から笑いかけてきた。
「あっ、葉月ちゃん? 葉月ちゃんよね? 元気してた?」
「! 久保田先生、お久しぶりです」
葉月も笑いかければ、暫くの間それぞれの近況を簡単に話しあう。
それにしても、と葉月は内心で首を傾げる。寝子島にいればこんな出来事は『よくある事』なのだが、今彼女自身はフランスにいるのである。
(……どういった原理なのかしら)
しかし、今は見知らぬ森の中。正直何がどうなっているのか理解の範疇を超えていた。
一方、美和は美和で辺りを見渡して首を傾げていた。
「うーん、星幽塔の何階層なのかしら? 第一階層には行ったことがあるのだけれども」
「第八階層は自然豊かですから、おそらくそこじゃないかしら?」
正直「なぜここに居るのか」聞かれなくてほっ、としつつも葉月は考える。二人は暫くの間周囲を観察し、一先ず他の人間がいそうな場所を探すことにした。
暫く歩くと、比較的歩きやすそうな場所を見つける。
「このあたり、適度に日の光があって明るいわね」
「その分見通せるし、気分も明るくなっていいわ!」
葉月が安堵した表情を浮かべれば、美和はうーん、と身体を伸ばして頷く。
暫く歩いているうちに、二人の話題は互いの近況へ。葉月は美和にフランスでの留学に聞かれ、小さく微笑んだ。
「確かに色んな国の人と会うから、たまに言葉の壁や文化の違いで困る事もあるわ。でも、互いにいい刺激を得て、絵にも真剣に取り組めてる。けれど、時々寝子島が恋しくなるわ」
「ふふっ、葉月ちゃんホームシック?」
「大丈夫よ」
葉月が楽しげに笑えば、美和はどこかほっ、としたような顔になっていた。やはり先生として、生徒がどんな状況か気になっていたのかもしれない。
「寝子島や、先生についてはどうなの?」
今度は葉月が美和に問えば、優しい顔で教えてくれた。
寝子島は、今まで通り緩やかながらもちょっと不思議が滲んだ日々を送っているらしい。そして、美和自身は今とても幸せなのだという。
「何かいい事あったの?」
「実は、恋人ができて……。だから、かな?」
ふわりと微笑みながら語る美和の頬は朱に染まり。本当に幸せなのだと感じさせる。葉月は心から「おめでとうございます」と言えば、「ありがと」と美和も少し照れていた。
と、その時である。美和が突然立ち止まった。
「ねぇ、あれ……」
彼女が指さす先を見れば、遠くに開けた場所が見える。
「行ってみる?」
美和に問われ、葉月は頷く。
その方向へと歩いていくと、やがて色とりどりの花が咲き乱れる場所へと辿り着いた。
「まるで『秘密の花園』ね」
葉月の口から自然と零れる。美和はしゃがみ込み「スミレかしら?」と言いながら一輪の花に触れていた。葉月もまた見覚えがある花に似た物を見つけるが、そこで思う。
(あの花は、こんな甘い香りを放ったかしら?)
不思議に思っていると、美和が眼鏡を正して驚いたような声を上げる。
「これ、お砂糖じゃない?」
「え?」
不思議に思った葉月だったが、よく見れば砂糖菓子に似ている。試しに口にしてみると、すっ、と口の中で溶けてほんのりとした甘みが舌に広がる。
「お砂糖のお花なんて、おとぎ話みたいね」
美和の言葉に、葉月はほんのり笑みを浮かべて頷いた。
(終)
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あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
お待たせして申し訳ありません。菊華です。
今回は寝子島のNPCと星幽塔で冒険!というシナリオでしたが、いかがだったでしょうか?
うまく階層がばらけ、皆さんの魅力だけではなく各階層の魅力もかけていたらいいな、と思っております。
今後も星幽塔のシナリオは出していきたいと考えております。
縁がありましたら宜しくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年11月19日
参加申し込みの期限
2024年11月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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