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≪1日目≫
【待ち合わせ】
『3人でどっか泊まんない? 温泉宿とかどーかな?』
卒業式を終え、
高梨 煉
は海外に留学する。
志波 武道
の出した提案は、すんなりと煉と
桐野 正也
に受け入れられた。武道が提案しなくても、恐らく誰かが提案したであろう。それくらい、この提案は自然な事だったのだ。何もなく別れるには、3人で過ごした日々は多すぎて。
集合日は煉の旅立つ前日。場所は寝子島シーサイドタウン駅前。いつもの待ち合わせ場所だけど、いつもじゃなくなる。それをくっと心に呑み込んで、それぞれの思いを抱えながら。
この日、3人は駅に向かう。
「―――おっ、武道早いな!」
さらりとした黒髪に風を受け、小走りに駅前のベンチに駆けて来たのは正也だ。細身ながらかっちりとした筋肉質な体は、彼がしっかりと寝子高陸上部で鍛えたあげた証だ。しかし、『黙っていれば、イケメン』という彼の評価が、彼がK・O・F(キング・オブ・フビン)という称号を受けてしまう理由を物語っている。まあ、それを全部ひっくるめての愛すべき彼なのだが。
「ブドーチャン、1番乗りでっす☆」
そんな正也に、武道はベンチに座りながら、親指を立てきゃぴりん♪ と軽やかにウインクをした。
武道も正也に負けず劣らず筋肉質な体を持っている。細マッチョな彼の筋肉はしなやかで、全身運動である水泳でバランスよく、しっかりと鍛えられたのが見てとれる。在学中は生徒会長もしながら、水泳部の練習にも打ち込み、充実した日々だったに違いない。
武道の軽口は軽妙で楽しいが、見方を変えると本心が掴めない鎧とも捉えられかねない。しかし、高校生活を通してそんな彼の言動には少し変化が出たように思えるのだ。寝子高で、たくさんの人と交わり、心を通わせ、本音を言える友人達に出会ったからだろう。正也に向けた眼鏡の奥にある武道の綺麗な焦げ茶色の瞳は、楽し気で、穏やかだった。
「何だよ、俺1番乗りだと思ったのによー」
正也は武道の言葉を受け、軽く口を尖らせながら彼の隣に座った。
「いやいや、ちこっくったーきりのんにしては凄く早いよ。どしたの?!」
武道が口に手を当て大げさに驚いてみせる。うっせ、そのあだ名言うな! と噛みついた正也だったが、ふと軽く視線を落とし、ぽつりと言った。
「昨日、なんかうまく寝付けなかったんだよ……」
それは受験から解放され、大好きな友人達と遊べるワクワク感からなのか、それともこれが3人でゆっくり遊べる最後になるから落ち着かなかったのか。
正也には分からなかった。ただ、この日が近づくにつれ言葉にできない思いがもやもやと増えていって。それは今も俺の胸の中にある。言葉にできないから自分のろっこん【思ったー】にも出ないだろうけど。……3人で遊んだら、この思いは何か言葉にできるのだろうか。
「……ま、結果的に早く来られたんだからよし!」
自分に言い聞かせるように頷く正也を、武道は混ぜっ返すこともせず、静かに見守っていた。
正也も、自分と同じ複雑な思いを抱えているのだろう。
卒業式を終え、自分の時間が大きく動き出しているのが分かる。もう俺は寝子高には戻らない。戻れない。こうやって3人で遊ぶのも日常だったのに、明日には煉が海外に旅立つ。それでも、やっぱりこんな風にみんなで待ち合わせるのは当たり前すぎて別れの実感が湧かなくて。
(本当に、そんな日が来るのかなんて思いながら今日を迎えちゃったな……)
しんみりしそうになる気持ちを、武道はとんとんと胸を軽く叩いて押さえた。
今日と明日、思い切り3人で楽しまなきゃ! ……悔いのないように。
武道はぽん、と少し丸い隣の正也の背中を叩いて立ち上がる。そのまま駅のコンコースを見ていた彼の切れ長の瞳が少し大きくなった。
「お、来たぞ。―――れんちゃーん!」
ぶんぶんと大きく手を振る武道に応えるように、人影が片手を上げた。
ブラウン・ゴールドの明るい髪に日差しを煌めかせ、すらりとした体躯でしなやかに人込みを避けながら煉がベンチに向かって歩いてくる。武道と正也の前に立つと、その猫のような深い神秘的な黒い瞳を優しげに細めた。
「待たせたな、2人共。……ていうか正也も早いの珍しいな」
「煉まで言う?!」
「あはは、悪かった。ちょっと荷物が大きくて、入るコインロッカー探してたんだよ」
正也に笑う煉の表情は明るくすっきりしている。煉の声に武道と正也もつられて笑顔になった。と、はたと武道が気付く。
「え、れんちゃんもう荷物入れちゃった? 待って待って、俺も入れてくる!」
「あ、俺もー!」
「そんなに急がなくてもまだ空いてたぞ」
パタパタと急ぐ武道と正也の背中に、煉が笑いながら声をかける。いつも通りだけどいつもと同じではない、3人の寝子島での1日が始まった。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
3人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月09日
参加申し込みの期限
2020年11月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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