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闇夜に咲くは妖花、齎すは狂宴
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辺りを埋め尽くすのはキリジオンの大群。正直、まともに相手すれば恐らく被害は甚大であるだろうと思えるほどにそこにはキリジオン達がひしめいていた。
突破する事を最優先として進んできた先発隊は背後をキリジオン達に取られ、まだ距離はあるがこのまま進み続ければ追いつかれてしまう事は明白であった。
行くか、留まるか。
作戦の成功度を考えるならば……ここで留まり、キリジオンを討伐してからリーティの救出に向かえばいい。そうすればリーティとの戦闘中、背後から多数のキリジオンに襲撃される可能性はなくなる。
だがそうして時間をかければかける程にリーティと闇の力の融合率は進み、彼女を解放する事は難しくなってしまう。
先発隊の面々が迷っていると一人の少女がキリジオン達の前に躍り出た。彼女は
白 真白
、この作戦に参加した召喚されし者の一人である。
真白はアルキメシアの銃口を自分と先発隊の面々の間の地面を狙って撃つ。直後、半透明の障壁が出現し彼女と彼らを分かつ。
「私が引き付けるから皆は先にッ! ここは私が食い止めるッッ!!」
真白は跳躍すると壁から突き出したパイプを器用に足場にし、空中からチャージしたアルキメシアの銃撃を放つ。
真っ赤に燃える炎が放たれ、キリジオンの群れの中心に着弾、そのまま燃え盛る嵐となって辺り一面を炎の壁が包み込んだ。
次々と燃え盛り、ばたばたとキリジオンは倒れていくがその数は今だ一人で相手取るには圧倒的に多い。
彼女を拘束しようと伸びてくる無数の触手を機動力を生かし避けながら真白は魔法弾をチャージして放っていく。
鋭い雷が何度もキリジオンを阻む様に降り注ぎ彼らの進行を妨げた。だがそれでも彼らの猛追は終わらない。
彼らが一様に執着するのはその小柄な真白の身に似つかわしくないと言える程の大きな乳房である。彼女が動く度に右に左にと揺れる双丘に彼らは釘付けの様だった。
それからどのくらい経っただろうか。真白の奮闘もあり、キリジオンの数は目に見えて減っていた。だがまだ依然としてその大部分は無傷だ。
「嘘でしょ……まだそんなに、だったら! もっとチャージで……あ、あれ、まさか弾切れッ!? きゃぁぁああああっ!?」
銃口を向け、トリガーを引いて鳴り響いた無慈悲な弾切れを表すカチッという音。
それを合図にするかの様にキリジオン達は一斉に彼女へと群がった。
あれよあれよという間に魔法少女の可憐な衣装はただのぼろきれへと変わり、彼女の肢体を撫でまわす様にキリジオンの触手が纏わりつく。
「ちょっとやめっ、さわらな、いやぁあっ! へんなと、こぉおっ、それ、だめぇ、だがらあ゛あぁあ゛あ゛ーーッ」
乳房を触手で捻り上げられながら大きな魔法陣を展開され、そこにキリジオンの触手が我先にと侵入していく。その様子は豆腐に逃げ込むどじょうの様。
次々と魔法陣から真白の心へと侵入しキリジオンは彼女を内面から侵食していく。例えようもない感覚が真白の全身を駆け巡り、小刻みに体は痙攣していた。
抵抗できなくなった一人の少女は代わる代わる弄ばれ、その心を好き勝手に蹂躙されていく。
コップに注がれた水があふれて零れる様に、彼女から零れ出した液体は……地面を濡らして水溜まりを作っていった。
キリジオンは抵抗されない様に対象者の『心から渇望する相手』を幻覚として生み出す。
幻想の中でゆったりと抱かれ、真白はその者に甘える様にすり寄って目を閉じる。
(あ、れ、なんで……私、戦って? でも、まあ……いいか)
偽りの安らぎに身を浸し彼女の意識は深く沈んでいく。
それは二度と覚めない甘い悪夢の様であった。
◆
(リーティ……今度こそ、ちゃんと助けてあげますからね)
そう言って闇に堕ちた魔法少女リーティと対峙するのは
巫部 紫苑
である。
彼女は物陰に身を隠し、自身のろっこんの効果で自らが立てる音を消していた。
これにより奇襲に近い形で攻撃力に勝るリーティへ安全を確保しながら攻撃を仕掛けることができるのである。
「どこにいるのかしらぁ? 隠れてないで……っ!?」
突如として飛来した炎の弾丸を寸前の所でリーティは躱す。だが地面へと着弾したそれは小さく爆裂しその衝撃で彼女は大きく体勢を崩してしまった。
その隙を逃すまいと続けて飛来するのは直上からの雷撃。リーティは闇色の剣を頭上で回転させ、降り注ぐ雷を弾いて見せる。
辺りを見回しながらリーティは叫ぶように問いかけた。
「隠れながら攻撃なんて……私が恐ろしいのかしらぁッ!? あーっはっはっは、この闇に力に貴女も身を委ねればいいわ、制限なく振り回せる絶対的な力、あは、甘美なこの感覚。知るべきよ、あははは!」
笑いながらやたらめったらにリーティは魔法を周囲に炸裂させる。その攻撃は地面を吹き飛ばして穴を開け、周囲の建物の壁は見るも無残な状態へと破壊していく。
その間も紫苑による攻撃は絶え間なく降り注ぎ、リーティに休む暇を与えない。
物陰に隠れながらリーティはアルキメシアのチャージ段階を確認する。チャージを示す数字は『24』を示している。
「あと6発分……障壁は何度も破れているけれど、耐久力が段違い……貯まるのが早いか……それとも――」
そこまで言いかけた瞬間、彼女が盾にしていた壁が破壊され、紫苑の姿が露わとなってしまった。
紫苑の姿を発見したリーティはにやりと口の端を歪ませて笑う。
「あはっ、こんな所に。かくれんぼはもう終わりよねぇッ!」
「くっ……あっ、は、はなし……んぎいぃいいいっ!?」
背中から触手を伸ばしたリーティに逃げる間もなく拘束されてしまった紫苑の太ももに触手が噛みついた。鋭い刺されたような痛みが走る。
歯を食いしばって耐える紫苑を見たリーティは彼女の衣服にその手を滑り込ませるとその大きな乳房を好き勝手に揉み込む。ふにふにと乳房はその形を変え柔らかさをこれでもかと主張した。
「痛みには強いのなら……別の方法で、ね? 貴女も此方側に堕ちればいいわ……甘美な闇の世界の味を、教えてあげる」
「やめっ、はぁはぁ、そんにゃ、とこりょぉっ、いじめたらぁっじゃめ、にゃのぉおおーーっ!」
紫苑の下半身に開かれた魔法陣に自らの手をリーティは差し入れると中を探る様に手を動かす。その度に紫苑はびくっと脈打つように体を跳ねあがらせた。
心を直接弄られるという行為は言い知れぬ感覚を与える。それはとても耐えられるような物ではなく、誰しもが膝を折り屈してしまう感覚だ。
涙を流しながら舌を突き出し、荒い息を吐く紫苑へ満足そうにキスをすると背中の触手を羽根の様にリーティは広げる。
「いい顔になったわねぇ、もう終わりにしてあげる。私と一緒の堕ちましょう……闇の底までねぇ」
「ふふ、そ、う、ね……これで、終わりよっ!」
「なっ!? ぐぅうああぁぁぁあああーーーッ!?」
終わりだと言った紫苑の震える手にはチャージが完了したアルキメシアが握られている。そのチャージ表示は『30』を示していた。
彼女はあの見つかった状況で、咄嗟に自分を犠牲にしチャージ時間を稼いでいたのである。
紫苑が最後の力を振り絞りその指がトリガーを引くと同時にアルキメシアの銃口が輝き、猛烈な勢いの魔法弾が連続で発射された。
30発分の弾が一気に放出されそれを至近距離で受けたリーティは大きく吹き飛ばされていく。ぼろぼろとメッキが剥がれる様に触手が剥がれていき、地面に落ちる頃にはその姿は元のリーティの姿へと戻っていた。
ふらつきながらも紫苑はリーティのそばに行くと彼女の呼吸を確認する。リーティは気を失ってはいるものの、息はしており命に別状はないようであった。
ほっと安心した溜息をつきながらその場に紫苑はへたり込む。
後発隊として待機している仲間に連絡をし紫苑は自身の背を壁に預け、リーティを膝枕で寝かせると彼女の頭を優しく撫でる。
ここに苛烈であった戦いはリーティの救出完了という形で幕を閉じたのであった。
彼女達『魔法少女』の活躍により、キリジオンは一掃され……闇に堕ちた魔法少女もまた救われた。
これは人々には知られない戦い。
道を行く人々も、町で商店を賑わす人々も、彼女達の活躍を誰も知らないのだ。
だがそれでも彼女達は夜の街を舞うのだろう。誰かの笑顔の為に。
そう、彼女達は今日もまた人知れず夜の街を往くのである。
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あとがき
担当マスター:
ウケッキ
ファンレターはマスターページから!
お初の人もそうでない人もこんにちわ、ウケッキです。
今回は参加ありがとうございました!
魔法少女というなかなか自分ではやらないようなジャンルが書けて楽しかったですー
ではでは、またどこかのご依頼でお会いしましょうっ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月05日
参加申し込みの期限
2020年11月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年11月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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