this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
忘却の雑貨店と消えない魔法
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
★宝物を探して
かくして4人は早速店内を共に回り始めた。
まるで大きな宝箱の中にいるみたいに、格別の品が、次々に顔を出す。
恵御納 夏朝
は、素敵なものを見つける度に、興味津々、焦げ茶の瞳を輝かせた。
「夏朝、楽しそうだね。これだってものは見つかった?」
「ううん、まだ。夏夜ちゃんは、どんなものに興味があるの?」
「僕は割と実用性重視かな、見た目も良いと嬉しいけど。夏朝は?」
「僕は可愛い物と、猫さんな物が好きかな……。あと綺麗な物も……」
「……恵御納は本当に猫が好きだな」
「だよねぇ。でも、ういも猫は好き! 可愛いのも大好き! お兄ちゃんは、夏夜と一緒で実用性重視よね?」
夏朝と夏夜のやりとりに、途中から、
犬杜 一閃
と
犬杜 初
も加わる。
賑やかな会話がふくふくと嬉しくて、夏朝はふわりと口元を柔らかくし、そして、
「……あ、」
その双眸に、店内のとあるスペースを見留めて、小さく声を漏らした。
「夏朝、何かあった?」
「夏夜ちゃん、あのね。この辺り、前も見た事がある気がするんだ」
「へえ……」
「確か、交換日記とその鍵を……ここで買った、のかも?」
相変わらず記憶は曖昧なままだが、言葉にすれば、それは確信に変わった。
夏朝の表情をじぃと見つめていた夏夜が、一つ、頷く。
「ああ……僕との交換日記。購入店はここか」
なら、大丈夫かな……と、夏夜はそんなことを思う。
(元々危険な感じはなかったけど、一応、ね。改めて、僕も気になるものを見繕おう)
ねえねえ! と、初の声が響いたのは、その時だ。
「どうしたの、初ちゃん?」
「写真、撮ってもいいって店員さんが! なんか、たぶん上手く写らないっぽいけど」
初の言葉に、夏朝は夏夜の、夏夜は夏朝の顔を見た。
上手く写らないとは聞いても、特別な今日の記念に、写真を残せるなら残したい。
「えっと、じゃあ、1枚撮ってみてもいい、かな……?」
夏朝の問いに、3人がそれぞれに頷く。
いそいそと荷物から取り出された夏朝のスマートフォンが、パシャリ、軽快な音を立てた。
夏朝の隣から、夏夜もその画面を覗き込む。
「やっぱり、上手く写らないか」
フツウを壊すものでこそないが、この場所の不可思議は、夏朝と夏夜が共に時間を過ごせるほどのもの。
それ故にか、店内の様子も、人影も、ぼんやりとしか写真に写ってはくれないのだが、
「うん……。でもほら、3人が楽しそうにしてるのはわかるよ」
夏朝が言ったのに、夏夜も「そうだね」と同意した。
「だけど……交換日記の話を踏まえると、ここでの記憶は消えてしまう可能性が高い」
「あ……。そっか、そしたら、誰とのどういう写真か、よくわからなくなっちゃうかも……」
2人が考え込んでいるところへ、初が、ひょこりと顔を出す。
「ねえ! うい、いいこと思いついちゃったんだけど!」
「『いいこと』か。初ちゃんが言うと、不思議と、本当に大丈夫なのか少し心配になるね」
「夏夜、辛辣すぎない!?」
初本人はそう言うものの、彼女の後ろで、一閃もうんうんと頷いている。けれど、
「……僕は、初ちゃんが思いついた『いいこと』、聞きたいな」
と夏朝が真っ直ぐに零し、初が「さっすが夏朝!」と声を上げた。
夏夜と一閃は、ちらと互いの顔を見て微かな苦笑いを零し合ったが、その苦笑は、優しい色を帯びている。
そして、初が語ったことには――。
「……成る程。このまま写真を撮り続けながら、お揃いの品を探すのか」
「夏夜、その通り! 記憶がなくなった時に、お揃いのアイテムがあったら……」
「何か不思議なことがあったのかも、って、未来の僕達はきっと、考えるよね」
「夏朝もその通り! そしたら謎の写真も、同じものを持ってる4人のものかなって、わかると思わない?」
「なら、写真は数が多い方がいいな。俺達も撮るか」
言って、一閃は、夏朝と夏夜へと眼差しを静かに向けた。
「……お前達が一緒に過ごした時間を、フツウの寝子島に連れて帰ろう」
「! うん!」
夏朝の顔に、煌めく笑顔の花が咲く。
「そうと決まれば、余計にいい品を探さないとだね、夏朝」
「うん、夏夜ちゃん! 可愛くて、綺麗で、実用性もあって……猫さんなもの!」
「夏朝ってば、やっぱり猫は外せないのね」
囀るように初が言うのに、「だって、特別のお気に入りにしたいから」と夏朝ははにかみ笑みを返した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
忘却の雑貨店と消えない魔法
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年09月09日
参加申し込みの期限
2020年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!