シナリオ「忘却の雑貨店と消えない魔法」

忘却の雑貨店と消えない魔法

　――『夢幻の雑貨店』。

　素敵な品、不思議な品に溢れたその店を訪れた者は、望む品に近いものを得られるのだとか。
　けれど、その店のことを詳しく知る者はいない。
　店を出て少しすれば、皆、その店のことを殆ど忘れてしまうのだ。
　でも、大丈夫。
　貴方が買い求めた品は、ちゃんと手元に残るから。

☆　★　☆　★　☆　★　☆

「……あれ？」
　ふと気が付くと、恵御納夏朝はその店の前に立っていた。

「ここ……前も訪れた、ような……？」
　その店構えを、夏朝は確かに知っている。
　それなのに、一体いつこの店を訪れたのかが、どうにも判然としなかった。
　それでも、夏朝の手はアンティークの美しい扉へと伸びる。
　ギィ、と扉の開く音。
　それに、ベルの歌声が涼やかに、優しく重なって。
　瞬かれた焦げ茶の双眸に、煌めくような魔法めいた品々が、鮮やかに映る。

「何か、素敵なものが見つかったらいいな」

　――いらっしゃいませ！　ようこそ、『夢幻の雑貨店』へ！

運営部より

このシナリオはプライベートシナリオです。
以下のＰＣのみ参加することができます。
　
　　▼参加可能ＰＣ
　　・恵御納夏朝さん
　
※その他の方は参加できませんので、ご注意ください。

ゲームマスターより

担当ゲームマスター

巴めろ

マスターコメント

お久しぶりです、巴めろと申します。

プライベートシナリオのご指名、誠にありがとうございます！

以下、シナリオの詳細でございます。

　このシナリオについて

とある休日。ふと気付くと、『夢幻の雑貨店』の前に立っていた夏朝さん。
どうぞ、『夢幻の雑貨店』との再びの邂逅、そして店内でのお買い物をご自由にお楽しみくださいませ。
人知を超えた事象を巻き起こすような品こそないかもしれませんが、
素敵で不思議な品々が、お客様をわくわくそわそわとお待ちしております。
お支払いには、お金ではなく、お客様のお話かお客様の作った品をお願いいたします。
何かを作ることをお代とする場合、店内の作業スペースを利用できます。
必要な材料や道具は、不思議と、フツウの世界に実在するものであれば何でも見つかります。

★店員について★
穏やかな性格の、少し地味な印象を与えるのっぽの青年が、必要があれば接客などを担当いたします。
店主かもしれませんし、アルバイトかもしれません。
そもそも人間なのかさえ不明ですが、心を尽くしてお出迎えいたします。

★他のお客さんについて★
もしご希望がございましたら、アクション内でご指名を頂くことで、
・当方以外のマスターが主に担当しているＮＰＣを除くＮＰＣ
と一緒に時間を過ごすことも可能です。（１～２名まで）
特に指定がない場合は、他のお客さんは登場いたしません。

★特別な不思議について★
『夢幻の雑貨店』は、すぐに殆ど存在を忘れ去られてしまう、夢や幻に近しい要素を含んだ場所のため、
今回は、もしご希望があれば夏夜さんとご一緒することも可能です。
２人でお店を訪れたい場合は、アクションに、その旨記載いただきますようお願いいたします。
文字数は増えませんので、夏朝さんと夏夜さん、２人でアクションの文字数も分け合っていただけますと幸いです。

それでは、アクションをお預かりするのを、心よりお待ちしております！