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1兆匹のゾンビVSオール寝子島住人
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【28分後...】
「よっし! こっちのゾンビはあらかた片付いたわね」
「そうだねぇ。お疲れさま」
落合 まゆら
の戦闘ヘリは、旧市街上空を旋回しながら島に残るゾンビを掃討中。いっしょに乗り込んだウォルター先生もドアガンをずがががっと撃ちまくり、機関銃の二重奏は着実にゾンビの数を減らしておりました。
と、そこへ。
『まずいぞ……悪いがこっちへ旋回して、僕を拾ってくれるかい』
サキリ・デイジーカッター
の通信からは、ぴりりとした緊張感が伝わってきます。
ゾンビはもはや全滅まっしぐらなはずなのに、一体なにが?
「ど、どうかしたの?」
『これを見たほうが早いな』
民家の屋根で手を振るサキリを回収し、まゆらは崩落した連絡架橋の上空へヘリを飛ばします。
「……なにこれ!?」
「やれやれ。そう来たかぁ」
理性もなにもありゃしないゾンビたちのこと。途切れた橋にも躊躇せず進み、海へと真っ逆さま……その数、一兆匹。まさに地球の総人口より多いゾンビたちが今、この寝子島目がけて殺到しているのです。
ゾンビゾンビゾンビ、ゾンビの上にもゾンビ! 海底へ積もりに積もったゾンビが今や山と重なり、なんとその身でもって新たな橋を形作っています。ゾンビはゾンビの橋を渡り、再び寝子島へと流入を始めているのでした。
その後、旧市街指令所は再度訪れたゾンビの波に耐え切れず、あっさりと陥落。まゆら、サキリ、ウォルター先生は撤退を余儀なくされました。
「ぬおおお、こりゃあまずいぞ!」
星ヶ丘指令所では、熊吉先生が築かれたバリケード越しにゾンビを撃ちまくり、奮闘中です。
イソラ・ガレッジャンテを囲むよう、ぐるりと張りめぐらされたフェンスにゾンビが触れた瞬間、ばりばりばりばり! 電撃フェンスの設置は
八神 修
の発案で、その効果はテキメン。大量のバッテリーに加え、レストランの屋根にソーラーパネルも設置してフル稼働……ではありましたけれど、なんにしろ相手の数が多すぎました。フェンスは車を支柱にして強固に敷設されていながらも、焼け焦げても次から次へと押し寄せるゾンビの圧に耐えかねて、半数以上がひしゃげて壊れかかっています。
『めーでーめーでー! ゾンビが積み重なって、塔みたいに……ヘリにダメージが!』
『墜落する前に脱出するよ、落合! ウォルター先生もつかまってください!』
遠くで火を吹く戦闘ヘリからしゅぱっと、サキリたちが脱出するのが見えました。荒事に慣れた彼の先導があれば、この星ヶ丘指令所までたどり着くことはできるでしょう。
「八神、次はどうするんだ!? これじゃあ長くは持たねえぞ!」
「分かってますよ、吉田先生。今俺たちにできるのは、めいっぱい時間を稼ぐこと」
どるん! サイドカー付きバイクに乗り込んだ修はフルスロットル。倒れた板を足場に大ジャンプして、押し寄せるゾンビの真っ只中へ落下し、まずは数体をぐしゃっと轢き倒します。
「いくぞ、イーアールオー!」
「撃ちまくるのですー」
サイドカーには7.92mm機関銃を搭載し、弾丸も満載です。運転を修に任せ、
エロ・イーアールオー
は機関銃のグリップを握り込みトリガーを引き絞ります。ががががががが!!
電撃フェンスに熊吉先生のマシンガン、サイドカーの機動力と制圧力は、星ヶ丘指令所の周囲を瞬く間に蹴散らしていきました。
けれどなにしろ、一兆匹です。ゾンビを倒しても次のゾンビがすぐに穴を埋めるのですから、キリがありません。もはやどんな抵抗も、焼け石に水と言わざるを得ません。
「ふう、無事に着いたねぇ。けど……」
ウォルター先生、サキリにまゆらがどうにか星ヶ丘へたどり着いたものの、ひと休みしている時間さえありません。すぐにも武器を手に取り、
「僕らも手伝うよ」
「銃をちょうだい! こうなったらとことんやってやるわ!」
全力でゾンビを斬って、撃って、吹き飛ばし……彼らが抵抗を諦めることはありません。
全員で生き残るために……!
空は陰り、薄い満月が空を淡い水色とオレンジに切り分けていきます。
「もう弾が無い!」
「電撃フェンスも限界だわ、突破されちゃう!」
「これまでか……!?」
誰ともなく不安が漏れ、周囲に響き渡るのは破壊音と、止め処ないゾンビのうめきだけ。
海辺のイソラ・ガレッジャンテ、星ヶ丘指令所ももはや陥落寸前、風前の灯火です。
「も、もうだめー!」
照明も破壊され、暗がりの中まゆらへと無数のゾンビが迫り、哀れ彼女は腐った牙の餌食に……!
「……待たせたわね!」
と、その瞬間でありました。
かっ! まばゆい光が走り抜け、直後に空気を震わせる震動音、炸裂音が響きます。
闇の中、波間へ浮かび上がるその威容は、
「か……海賊船~~~!?」
「ガソリンの代わりにこんなのが見つかるなんて、神魂の采配も稀に粋よね?」
危機一髪。
吉住 志桜里
が乗りつけたのは、黒い帆を張るまさしく神魂海賊船!
船体側面にずらりと並んだ大砲が炎を噴き上げ、放たれた砲弾が並み居るゾンビを軒並み蹴散らします。四肢もバラバラに吹っ飛んだゾンビたちを眺めて、志桜里は花火観覧のごとくに満足げ。
「片手にロケット、片手に散弾。靴にも刃で口まで刀の完全武装<アームド・トゥ・ザ・ティース>で、大暴れといきましょうか!」
言うが早いか志桜里は飛び出し、自ら退避の時を稼ぎます。ロケットランチャーをぶちかまし、ショットガンをつるべ打ち。群れへと分け入り日本刀をぞろり抜き放つと口にくわえ、横薙ぎにずばん! 輪切りのゾンビがばたばたと倒れ込み、続く波にはブーツの仕込み刀を閃かせ、しゅぱぱんと軽やかに首をはね飛ばしました。
「今だ、みんな船に乗るんだ!」
志桜里と、海賊船のクルーたち……彼女によって叩きあげられた生存者たちの放つ大砲が作り出した隙を突き、サキリにまゆら、ウォルター先生、修にエロ、熊吉先生に手を引かれた雪乃先生も船へと乗り込みました。
「準備はOK? 出港よ! 南南西に進路を取れ、ヨーソロー♪ なんてね」
キャプテンの号令で、船は風を受けて走り出します。ちょうど電撃フェンスがばちりとショートしながら吹き飛び、雪崩れ込んだゾンビたちがイソラ・ガレッジャンテをあっという間に埋めていきましたけれど、もはやそこには彼らの食料となる人類は存在しません。
黄昏の海へ、海賊船は揚々と漕ぎ出していきました。
洋上の空模様は雲ひとつなく澄み渡り、静かな波間には白い月がゆらゆら揺れています。
「このまま本当に、海賊にでもなってしまおうかしら? 類友がもうひとり見つからなきゃ、アン・ボニーにはなれないけれど、ね」
キャプテンが濃紺の空を見上げてぽつり漏らすと、みんなは笑みを浮かべました。どうにか難を逃れた彼らの表情には、やわらかな安堵が満ちています。
修は深くうなずいて、
「寝子島は放棄せざるを得なかったが、架橋の破壊で時を稼げたのが大きかったな。おかげで吉住が船を見つけて戻るまで持たせることができた」
「でも、あのヘリが墜落しちゃったのは痛かったわね。もっと乗り回したかったわ」
つぶやいたまゆらは、弾数燃料無限な戦闘ヘリがやみつきになってしまったのか、ちょっぴり残念そう。
サキリは歓談に微笑を浮かべつつ、それでも刃を磨く手は止めません。
「それで、これからどうするんだい? この現象が収まるまで、どうやらまだまだ時間がかかりそうだ」
「無人島にでも行って暮らすかい? 本当にゾンビ映画のようにさぁ」
「そりゃ困りますよ、ウォルター先生。俺は娘のところに戻らなきゃならないんだから」
ウォルター先生がおどけて言うと、熊吉先生は慌てて首を振りました。彼の愛娘のチカちゃんも、この現象のさなかにはきっとゾンビになってしまっていることでしょう……けれどまあ、大丈夫! やがて寝子島といっしょに、住人たちも元に戻ることでしょう。いつかはね?
「あらあら。疲れてしまったんですね。今日は大変だったもの」
雪乃先生が甲板に寝転んだエロへふわりと毛布をかけてやると、むにゃむにゃむにゃ。
「エロが……おっきくなってー……ゾンビをやっつける、のですー……おっぱいの先で、寝子島ごと……ぷちっと……つぶしちゃうのですー……」
一体どんな夢を見ているのでしょうか? スケールの大きすぎるゾンビ撃退法に、思わず仲間たちも吹き出してしまいました。
船に備蓄されていた食料に、大人たちには少量のお酒も振る舞われて、彼らはひと時の穏やかな夜を楽しみます。
彼らは知りません。夜中のうちに船が潮流に流され、たどりつく北海道の端っこにて、再びゾンビたちとの死闘が待ち受けていようとは。
けれど、今だけは……キャプテンの口ずさむヒップホップ調アレンジな海賊の歌のリズムに乗せて、彼らは月夜へ歌声を響かせるのでした。
神魂の気まぐれでこの現象が終わるまで、戦いは続きます。生き残れ、寝子島ゾンビハンターズ!
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷です。『一兆匹のゾンビVS』のリアクションをお届けいたします。
ゾンビ。いいですよね。ゾンビ映画にはこう、なんともいえない様式美を感じてしまいます。
作品によっていろんなゾンビがいて、その個性がまた味わい深いです。
ただ、好きですけれど特別グロ耐性が高いわけではないもので、そういう映像にはウッとなってしまったりもします。
長く続く某「歩くゾンビ」の海外ドラマも、途中で挫折しちゃいました。なんであいつ殺しちゃったんだよ~……いいヤツだったのにさあ……。
皆さんのアクションにも、思い思いのゾンビ撃退法が満載で、そんな手が!? と、拝見しているだけで楽しくなってしまいました。
爽快にゾンビをすっ飛ばす様をお楽しみいただけましたら幸いです。
それでは、今回もご参加いただきましてありがとうございました!
また次の機会にもお目にかかれますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでした~!
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墨谷幽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月24日
参加申し込みの期限
2020年08月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月31日 11時00分
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