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長靴を履いた猫の温泉
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「本当に長靴を履いた猫さんが、沢山いる……!」
感動した声を上げて、屋台で働く長靴をはいた猫を見ているのは
恵御納 夏朝
。
夏朝は長靴をはいた猫と温泉地の噂を聞いて、是非とも行きたいと考えてやってきていた。
猫好きである夏朝にとって目の前に広がる光景は感動の一言だろうが、実のところ今回ばかりは本命の目的が別にあったりする。
(あの温泉旅館! あの中に例の温泉があるのかな?)
そう。夏朝が求めてやって来たのはここの温泉の方なのだ。より正確に言えば、その温泉の効能。噂では健康や美容についてのもの以外に上手くいかなかった事が上手くいくようになるというものもあった。
(駄目元だけど、もしかしたら……分離・共存の願いを叶える手段を探しやすくなるかも……!)
夏朝には現在どうしても叶えたい事がある。自らの中にいるもう一人の夏朝とも言える別人格の夏夜。彼女と別々の存在に別れて一緒に生きていく事。
まだその願いを叶える事はできていないが、絶対に叶えるという意思がここまできた事ところに現れている。
早速温泉旅館へと入った夏朝は女性用大浴場の露天風呂の方に入る事に決める。
まずはお湯に馴染ませるように身体にお湯をかけて、それから身体も髪も隅々までしっかりと洗って流す。
そうして全身を洗い終わった夏朝はここからが本番とばかりに、温泉の中へと自らを侵入させていく。片足がチャプンとお湯に入り波紋が広がり、両足、腰、上半身、肩と浸かっていくに連れて波紋は大きくなる。
「……ふぅ……暖かくて、気持ちいい……」
その言葉に今の気持ちが存分に込められている。
色々と動いて疲れた身体を癒しつつ、あの猫さん達もこの温泉に入っていたりするのかな? と、効能に期待しつつ考える。
「よし! たっぷり沢山温泉に浸かったから今度は猫さん達に会いにいくよ!」
その言葉に嘘はない。少し休憩をはさみつつも2時間は温泉に浸かっていたのだ。執念とは正にこの事を指すのかもしれない。
「あっ、猫さん!」
「ニャ? お客様どうかされましたかニャ?」
長靴をはいた猫を探して旅館を歩けば、この旅館で働いていると思わしき猫を発見した夏朝。
だが、向こうとしてはいきなりそんな風に声をかけられれば店員としての自分に用があるのかと思うのは自然な事だろう。
「あ、ううん、そういうわけじゃないんだけど、ちょっとお話とかしたり、なでなでとかしてみたいなぁって……」
「なるほど。そうでしたかニャ。お客様をおもてなしするのが我々のお仕事なので勿論良いですニャ」
恐る恐る尋ねる夏朝に対して気にしてないというように笑う長靴をはいた猫。どことなく対応に慣れているようなその様子から、もしかしたら夏朝と同じような事を頼む人は多いのかもしれない。
「猫さんはずっとこの旅館の店員さんしてるの?」
「いえいえ。人間の方々を見習って我々にもシフト制でしたかニャ、あれが導入されているのでずっとというわけではないですニャ」
夏朝がなでたり、もふもふしたりしながら長靴をはいた猫に質問をすると、そんな風に答えが返って来る。
「そうなの? じゃあ、休みの日とか何してるの?」
「そうですニャア。ここの我々専用のスペースで寛いでいたり、人間の方々の世界を旅していたりですかニャ」
「え、僕達の世界で遊んでたりするの?」
「人間の方々に見つかると色々と問題になるので見つからないようにはしておりますけどニャア」
「へええ」
そんな風にお話を続けて、十分経った頃にありがとうとお礼を言ってその猫の元から立ち去る夏朝。
猫の方はこれもまたお仕事の一つと言っていたが、それでもお仕事があるのに長々と拘束をするわけにはいかないと一匹辺り十分程度にしようと事前に決めていたのだ。
そして、夏朝はまだ別の長靴をはいた猫と戯れる為に今度は旅館の外へと出て屋台の方へと向かっていく。何せ屋台の一つ一つにそれぞれ猫がいるのだ。一匹十分でも中々な時間がかかる事だろう。
「あー、楽しかったし、癒されたよ。……本当に、ありがとう!」
沢山沢山長靴をはいた猫とお話をして撫でてもふもふして、じゃらしたりして。夏朝はすっかり満足したという表情を浮かべている。
だが、どんなに楽しくてもここにずっといるわけにはいかない。トンネルをくぐって帰らなければならないのだ。
「……また、来れるかな?」
その言葉には名残惜しさしかない。でもきっと大丈夫という予感もする。またここに来て、猫さんや温泉を満喫できるという予感が。
「いつか、二人で来てみたいな」
楽しかったという笑顔を残し、夏朝はトンネルへと戻っていくのだった。
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あとがき
担当マスター:
昂祈
ファンレターはマスターページから!
昂祈です。
長靴を履いた猫の温泉との遭遇のリアクションをお届けいたします。
長靴を履いた猫というのは元々はヨーロッパの民話だそうですが、昨今の日本においてはそれをモチーフにしたものが様々な作品に出ていたりしますね。
二足歩行の猫というとケットシーも良く挙げられると思いますが、ケットシーは猫の妖精なのに対して長靴を履いた猫が何なのかは結局民話の中だと語られていないようです。
うーん。良く解らない不思議猫という事なのでしょうか……。気になる。
さて、今回はここまでという事で。
それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月24日
参加申し込みの期限
2020年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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