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VSもれいび 高校生誘拐犯を撃退せよ!
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豪は勘三郎と分かれて走っていた。
帰宅中の望月早苗を探しだし、護衛をするのが一番だろう。
「お、いた」
塾帰り、小さなリュックを背負ったショートヘアの小学生が辺りを見回しながら歩いている。夜道が怖いのだろう。
声をかけるべきか悩んだが、少し離れてついていくことにした。学校の制服姿なので、そこまで怪しい印象は与えないだろう。
と、その時だった。
「ストーップ。お嬢ちゃん、まってたよ?」
早苗の前に現れたのは数人の取り巻きを連れたリュウタだった。
「え? え?」
戸惑っている早苗の様子を見ながら、リュウタがかかとを鳴らそうと動作をする。
「早苗ちゃん、逃げろっ」
豪の叫びに、早苗ははっとしたようで近くの細い路地へと飛び込んで行った。
その瞬間、リュウタのかかとが鳴り、彼の影が辺りを包む。
辺りが暗闇にのまれるものの、
「ちっ、行くよ、君たち」
リュウタの声が聞こえたかと思うと、気配が消えた。どうやら、豪には目もくれず、早苗を追ったようだ。
椎井 莉鳥
はミラの情報を元に住宅街の道を走ってた。スマホを手にグルグルマップを起動する。
夜遅くまで塾ということは、その子は早く家に帰りたい一心で人通りの少ない場所を近道に使っているのではないか? もしそれが、毎日だとしたら誘拐犯はその道で待ち伏せをする可能性が高い。
莉鳥は素早くそう判断し、塾から彼女の家までのルートを予測した。
「こっちね」
莉鳥は早苗の家から塾へ向かっているので、途中でかち合う可能性が高い。
「ん」
細い道のそばに車が停まっているのが見えた。
「……まさか」
莉鳥は呼吸を整え、走るのを止めた。あくまで一般人を装い、車の横を通りすぎる。
中が見えないように細工されている。誘拐犯の車かもしれない。
ここで待ち伏せしているということはまだ早苗はここを通っていないのだろう。
莉鳥はさらに狭い道を曲がる。と、そこで誰かにぶつかりそうになった。
「!」
豪だった。突然のことにお互い目を見開く。
「ごめんなさい」
「いや、こちらこそ。ところでこっちに女の子が逃げて来なかったか?」
「もしかして、望月早苗って子?」
そこでお互いに状況を理解し合った。
「実はそこに誘拐犯らしき車があったの。だから、ここは通ってないわ」
「じゃあ、俺が通った道のどこかに隠れてるか?」
「もどって探しましょ」
二人は豪の来た道を戻り始めた。
細い路地の先に比較的広い通りに出た。民家もある。
「おい、あそこ」
民家の敷地内、門柱の陰でうずくまっている女の子が一人。
「あなた、もしかして望月さな」
「ひっ」
早苗は表情を歪めて、駆け出してしまった。
「待って、そっちは」
早苗が道に飛び出すと、待ってましたと言わんばかりに、先程の車が突っ込んできた。
莉鳥は指先に気を集中させる。ろっこんが発動した。指先から電気が走る。
早苗の近くに急停車し、ドアが開いたものの、中から降りてこようとする誘拐犯達は、
「ぐぐあっ」
「し、痺れる!?」
動きが止まった。
「ファイトー!」
豪はろっこん発動の叫びと共に、早苗の前へ飛び出し、車ごと犯人達を持ち上げた。
「うおりゃぁぁあっ」
なるべく低い位置で地面に放ると、車の部品が一部飛んだ。莉鳥の電撃も相まって、走行不能だろう。
「早苗ちゃん、こっちだ」
「一先ずあいつらから離した方がいいわね」
と、その時。
地面が激しく揺れた。地響きを伴う、立っていられないほどの揺れだ。
「逃がさねぇぜー?」
車から降りてきたのはアキラだった。地震はろっこんの能力なのだろう。
豪は早苗の前に立った。
「お、お兄さん……」
「大丈夫だ。隠れてろよ?」
「う、うん」
「いつでも逃げられるようにしていて」
「うん、ありがと、お姉さん」
アキラは舌なめずりをした。
「逃げられるとでも思ってんのかぁ?」
莉鳥が構えた、その瞬間。
黒い影がアキラの後頭部へ激突した。
「ぬあっ!?」
前のめりになった彼の横をすり抜けるように上昇したのは変身した勘三郎だ。
「くっ、この鳥野郎っ、この予測した揺れに耐えられるやつなんか……あ!?」
勘三郎は思わず心の中で笑った。
(鳥にきくわけないだろっ)
今度はアキラの腕や足をくちばしで突きまくる。
「いたっ、いだだだだっ、や、やめっ」
堪らずアキラは逃げ出して、勘三郎はそれを追って道の先へと消えて行った。
「やるな、山田。……後でみかんでも」
「ん? 何?」
莉鳥の問いに、豪は手を振った。
「いや、なんでもない。それより、まだギャル女のボスを見てないよな」
「ええ……。でも、ボスの前にあれを倒した方が良さそうね」
ゆっくりと歩いて現れたのは、リュウタだった。
「調子に乗ってるやつらがいるって聞いたけど、お前らか?」
「それはどっちの話かしら。……その子を連れて逃げて。ここは私がやるわ」
その態度から伝わる、目覚めたばかりの能力への過信。
「わかった。行くぞ、早苗ちゃん」
莉鳥は構えた。指先に集中し、いつでも発動出来るようにする。
「見えなくなっちゃえば、みんな同じ……ってね!」
かかとが鳴った。
彼の影が辺りに広がり、視界を奪う。
莉鳥はすぐに目を閉じた。動くのは良くない。恐らく、向こうから来るはずだ。気配でわかる。
「消えろぉぉぉっ」
莉鳥は目を開けて、素早く指先を前へ。ろっこんの発動で放たれた電撃は、真正面から迫っていたリュウタの額にヒット。
「あ、が……?」
全身に火花が散り、そのまま地面に倒れ込んでしまった。
「大丈夫。意識を奪う程度だから」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月09日
参加申し込みの期限
2019年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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