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寝子高制服☆トリエンナーレ!
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●制服:エントリーNo.38
花厳 望春
少年
花厳 望春
の朝は、ちょっとした悲劇ではじまった。
「姉さん、俺の制服どこ!」
制服がない。あちこちさがしたが、制服どころか、服のほとんどが見当たらない。姉が隠してしまったのだ。
慌てる望春に姉が差し出したもの、それは――
「これ姉さんのじゃないか!」
はい。女子の制服です。
望春の姉は、寝子高OGだったのです。
もちろん、トリエンナーレがどんなものかもご存じのハズ。
その証拠に、姉はとってもいい笑顔でその制服を押し付けてくる。
「自由登校なんだからこれを着ていけばいいよ、……ってちょっと待ってよ」
望春は思案した。
女子の制服で登校!?
衣装ダンスの被害を思い出してみる。
制服以外の冬服は無事だった。けれど、初夏に冬服で登校するのは……。
いやしかし、冬服を選ばなければ女装で学校に行く羽目になるわけで……。
思案の末、望春は姉の制服で学校にやってきた。
(まあ今日は人がたくさんいるし、トリエンに出場しなければそれほど目立つこともないだろう)
などと思っていたのだが、こんな時に限って――
「う、嘘だろ? 嘘だと言ってくれ!!」
パンフレットには、見事に例のカードが挟まっていたのだった。
◇
――結局。
(これじゃ姉さんの思惑通りだよ。なんで俺がこんな目に……)
望春は、姉への恨みと恥じらいに押しつぶされそうになりながら、キャットウォークを歩いていた。
目立つのは嫌いだったし、ましてやこんな恰好で堂々と歩くなんてとても無理だ。
望春の女装姿ににやにやしている
六月一日宮 檸檬
と目が合ってしまって、余計に恥ずかしい。
「着こなしのポイントなんて聞かれても、これ姉さんのだし……」
望春は棒付きキャンディを咥えながらぶつぶつとつぶやく。
「えっと強いて言うならジャージかな? ジャージと制服の組み合わせって結構似合うと思うんだ。
こだわりは……制服とはちょっと違うけど、このヘアピンかな。
今日は蝶のヘアピンにしたけど、なるべく同じものつけないようにしてるんだ」
じつのところ、女物のヘアピンには全く抵抗がない。
いろんなヘアピンを持っていて、普段からあれこれ付け替えて楽しんでいるのだった。
音響席では
御陵 春哉
が、
「じょ、女装ですって……! 恥ずかしそうな感じがとっても可愛いのです」
と真顔でガッツポーズをしていた。
彼女だけでなく、なんだか観客からの視線が熱い。
望春は俺は男だ、ということをはっきり言わなければ、と思ったのだが……つい気圧されてしまって、逃げるように戻ってきてしまった。
●制服:エントリーNo.39
桃川 圭花
「ずるいわ。けっこうカワイイじゃない……」
頬を染めて戻ってきた望春を見て、圭花は思わずつぶやいた。
正直、自分より女の子らしいと思ったし、ああいう種類の可愛らしさは自分にはないような気がする。
真似できないな。……そう思った時、ふと、本土にいる姉妹たちの顔が浮かんだ。
圭花は、四姉妹の三女だった。
いまは高校に通うために桜花寮に住んでいるが、実家は本土にある。
彼女以外の姉妹たちはよく出来た子どもたちだった。ほんとうに幼かった頃、圭花はそんな姉たちを見て、自分も勉強か運動か、なにか姉たちのような才能が開花するのだろうと思っていた。
ところが、彼女はなかなか姉たちのようになれなかった。
努力だってそれなりにしたけれど、他の姉妹たちより上の成績は出なかった。
親に成績表を見せたって、「次はもっと頑張りなさい」の一言。
そんな風だから、圭花が姉妹で一番だと自慢できることは、せいぜい一番早くピアス穴を開けたことくらい。
それで褒められたかといえば、もちろんそんな訳はない。
(怒られたのよね、凄く。――でも私の中の、「何かをしたい」「何者かになりたい」っていう気持ちは、自分でも厄介なくらい強くて。だから)
トリエンナーレの告知を見たとき「これだ」って思った。
(私は自分が何かをできるって信じる。
私の中でくすぶるその気持ちが、私を完璧に舞台の上で歩かせてくれるって信じる)
剣もペンもなしに、スーパーモデル達が自分の体だけで時代を作るみたいに――!
誰かみたいにはなれないかもしれない。
けれど、『一番の私』であろうと、目指すことはできる。
圭花は歩いた。
胸を張り、口元には余裕の笑みを湛え、自信満々で。
そのまままっすぐ歩くのかと思いきや、観客からあがった拍手の方に振り向いてくるりとターンをする。軽く後ろ手を組むと、すこしおどけるような感じで二三歩後ろ向きのまま歩き、再びターン。それからまるでフォーマルドレスを着ているかのように短いスカートの裾を持ち上げて社交ダンス風の大げさなステップ。
圭花の表情もくるくると変わった。
真面目なお嬢さん、おどけた道化、社交界のヒロイン……。
まだ、きっと、どれでもない、私。
端まで来ると、圭花は自分の装いをこう簡単に紹介した。
「着こなしのポイントは、モノトーンのかっちりしたコーディネートを、シャツの着崩しとリボンタイでパンク風に仕上げてるところね」
浮舟 久雨
が、「流石だな。私も圭花の自信を見習いたいものだ」と腕組みをして唸っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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