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●制服:エントリーNo.14
浮舟 久雨
、No.15
畑生 言嗣
おにぎり、駄菓子、見慣れないドイツのお菓子。
露店を見て回る
浮舟 久雨
は、いつもよりはしゃいでいた。
恋人ではないけれど、気の置けない男友達である
畑生 言嗣
と一緒だったからかもしれない。
「ほら、言嗣、見てみろ。『ロシアンたこ焼き』だそうだ」
「はは。興味があるかね。ではひとつ買ってみようじゃないか」
どちらが当たるか……なんて言った先から、言嗣がげほげほとむせたりするので、慌てて飲みものを求め陸上部のトラックNo.1へと走る。
走りながら、こんなふうにドタバタしていることに笑いがこみあげてきて、
「ははっ! 楽しい、な……?」
と言ったところで、気づいた。言嗣と、いつの間にか手を繋いでいたことに。
「あ……す、すまない。不快では、なかったか……?」
久雨はそっと放そうとした手を、言嗣はもう一度しっかり握りなおした。
「不快だなんてとんでもない――私はこの手の温もりを常に忘れずにいるとしよう」
「……そうか。なら、良いんだ……」
落ちる沈黙。
恋人ではない、けれど友人というには近い微妙な距離だから、久雨はどうしていいかわからなくなる。
言嗣のやつは、衒いもなくじっと見つめてくるし。視線を、合わせていられない。
そんな久雨に、言嗣は笑みをこぼすと話題を変えた。
「それはそうと久雨君、このカードを知っているかね。先程のパンフレットと共に入っていたのだが」
「……む? 例のカードか? ああ、私にも入っていたぞ。どうしたものか……」
「ふふ、ならば私と一緒に出場してみるかい?」
「……共に? 私とか?」
「ははは、無論だ」
久雨は、ほっとしたような表情を浮かべる。強制参加と聞いて、正直困っていたのだ。
「感謝しよう、言嗣。……そのお喋りは控えるのだぞ」
「それは、この胸の高ぶるままなので保証は出来ないが」
こういうことを真顔で言うあたり、言嗣らしいというかなんというか。
◇
こうしてふたりは、舞台袖で出番を待っていた。
「うむ、それなりに人はいるようだね」
「言嗣は、緊張しているか?」
「緊張はないが、君が隣にいるのだ――興奮が鳴り止まないね。安心も、する。久雨君はどうだい?」
「私は、緊張は、それなりに……。だが、貴様が……言嗣が隣にいてくれるのだ。不安は無い」
そのとき久雨は見てしまった。
舞台裏で、出番を終えたシグレと赫乃が人目を忍ぶようにキスをしているのを。
「さ、久雨君行こう」
甘い恋人たちの姿になにやらもやもやとした気持ちを抱えながら、久雨は言嗣に促されてステージへと足を踏み出した。
久雨は、真っ直ぐ前を向き毅然と歩いた。言嗣は彼女と歩を合わせるように悠々と。
「クール!&ビューティ!!」
民谷 鋭二
がニヤニヤしながら久雨の写真を撮っている。
「何を言うまでもなく、これが私の普段の装いだ。
着こなしは規則通りで特筆すべき点など何もない。
尤も、体型の問題で制服に少々手を加えてはいるのだが」
それはおそらく、彼女の豊かな胸のあたりのことだろうと思われたが、彼女自身はそんな自分の体形が気に入っていなかった。だから、彼女はいつも男子用の制服で過ごしている。
「この格好は私が自分で選択した証であり、意思の表れだ。
私の事は私が決める。これからも、な」
「逆に私は普段とは別の格好だ――日頃は特製のスーツを着ている。
しかし今回は合わせるようにしてみてね。
ふふ、私の制服姿はレアだよ―――しかと脳裏に焼け付けるといい」
尊大な物言いがいかにも言嗣らしい。観衆は圧倒され思わず拍手を送る。
「ふ、流石は私だ。溢れる威厳と魅力を隠せずにいるね」
「やれやれ、貴様という奴は……その自信がつくづく羨ましいな」
けれど、久雨は気づいた。そんな彼が『合わせる』と言ったことに。(それは、私に、か……?)
「――まあそれでも隣にいる久雨君に比べれば霞んでしまうが」
急に視線を向けられ、久雨は慌てる。
「って、おい!」
「あぁ、幸いだ。このまま共にいたいものだね―――出来れば、ずっと」
こいつは! プロポーズみたいなセリフを、さらりと吐くし!
「お喋りはよせといっ……!?」
言嗣が、唐突に久雨の肩を抱き寄せる。
久雨の脳裏に浮かんだのは、先ほどのシグレと赫乃のキスシーン。
「なっ、あ……!? な、何のつもりだ! 大勢の前なのだぞ……!」
「ははは、そう照れなくとも良いではないか。
ほぅら、哀れな愚衆にもっと見せ付けようじゃあないか」
「く、は、離せ! 離さんかーっ!」
しばらく真っ赤になる久雨を堪能した言嗣は、ははは、と笑って手を離す。
久雨はほっとしたのとがっかりしたのとがまぜこぜになって、思わず涙目になった。
「ば、ばかものーっ!!」
「ははは、手を離したのに何故怒るのかね? やっぱり……」
「うるさーい!」
ああ、いつか!
この傲慢で饒舌な男の口をお喋りできないよう塞いでやりたいものだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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