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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
過ぎゆく夏の夜
「八神、重大な話がある」
「ほう、聞こうじゃないか」
遠藤 健からインターネット電話で着信があり、勉強をしていた八神 修がそれに応じると重々しく健が口を開いた。
この二人が互いだけで会話をする時、芝居がかったやり取りをするのはいつもの事であり、それ故に修も動揺などする事もない。
「何故、宿題はあるのだろうか？」
「そりゃ、ないと勉強しない連中がいるからだろ？」
まるで哲学的な事かのように健は言うが、それを日本刀の切れ味の如くバッサリとする修。至極当然の話とすら言える。
「何、そんな事を言って来たって事はもしかして、宿題終わってないの？」
「一応、後もう少しで終わる。それこそ10分もあればな」
「そっか」
それならば良いかと修は思った。中にはこの時期になってもまだまだ全然終わっていない人間だっているのだ。それに比べれば遥かにマシと言える。
夏休みは既に終わりかけとなっているとは言え、あくまでも終わりかけなのだ。期間内に終わるのならば十分だろう。
「その様子だともしかして、八神はとっくに終わってる感じなのか？」
「夏休みの宿題なら最初の内にすませたよ。今は受験勉強って感じかなあ」
「なん、だと……？」
ヘッドセットの向こうから聞こえてくる声に思わず苦笑する修。
今までの付き合いから、健がどんな表情で言っているのか容易に想像がついたのだ。
「俺はさ、勉強の本質は知らない事を理解することで内面を豊かにする行為だと思っているんだ。受験はひとつのテクニックなだけであってね」
「良く解らんけど、内面を鍛えるのに勉強は良いって事？」
「まぁ、そんな感じかな。全然共感が得られないんだけどね。何故だろうか」
うーんと悩む修に対して今度は健が苦笑をする番であった。
確かに修が言わんとしている事は解る。例えば、昔から先人の知恵は大事だと言われているし、要はそう言う事なのだろう。
だが、勉強に対してそんな風に考えれる人間はけして多くはない。特に勉強があまり得意でない人間にはかなりの難題と言える事だろう。
「まぁ、勉強が苦手な人には特に共感はし難いかもしれないな」
「確かに熱中できるのは好きだからってのはあるけどな。遠藤が好きな事って何だ？」
「俺は基本的にアウトドア派かな？ ゲームとかもする事はあるから、常に外に出てるってわけじゃないけど。一応、言っとくけど勉強も苦手って程ではないぞ。八神程得意でもないけどな」
付け足すような健の言葉についつい修は笑ってしまう。
「この時間って八神は遊ぶなら何してるんだ？」
「今の時間ならネトゲかなぁ。一応学生だから外での夜遊びは、な。優等生でいる方が何かと楽だからさ」
あぁ、きっと通話してる向こうではニヤッと悪戯めいた笑顔をしているんだろうなぁと健はつい思ってしまう。そして、それは当っているのだ。
「よし、終わりっと」
「お、終わったか。お疲れさん。なら、丁度良いからこのまま何かネトゲでもやらないか？」
「良いけど、何をやるんだ？」
「そうだなぁ。ニャンハンか、草原行動か……」
修が何をするか悩んでいると、雰囲気から修の勉強タイムが終わったと判断したのか犬猫達が構ってくれと言わんばかりに修の足元にきて鳴いたり、足にスリスリし始める。
それを適度に可愛がって構いながら、修は健とやるゲームを考えるのであった。
「遠藤、正面の家に2人」
「OK。スモーク投げる」
結局、最近話題のTPSゲームを行う事にしたようで2人は協力して行動している。
「そういや、八神は何かやり残したこととかないの？」
「やり残した事？ あぁ、幾つかあるなぁ」
「宿題も終わったし、終わりゆく夏を最後まで楽しむ為にやり残した事をやるのはどうだ？」
「ふむ、良いね。じゃあ、明日、やろうか……っと、スナが撃ってる。右後ろから、かな」
残り短い夏休みの計画を立てながら二人は夏の夜を楽しむのであった。
「ほう、聞こうじゃないか」
遠藤 健からインターネット電話で着信があり、勉強をしていた八神 修がそれに応じると重々しく健が口を開いた。
この二人が互いだけで会話をする時、芝居がかったやり取りをするのはいつもの事であり、それ故に修も動揺などする事もない。
「何故、宿題はあるのだろうか？」
「そりゃ、ないと勉強しない連中がいるからだろ？」
まるで哲学的な事かのように健は言うが、それを日本刀の切れ味の如くバッサリとする修。至極当然の話とすら言える。
「何、そんな事を言って来たって事はもしかして、宿題終わってないの？」
「一応、後もう少しで終わる。それこそ10分もあればな」
「そっか」
それならば良いかと修は思った。中にはこの時期になってもまだまだ全然終わっていない人間だっているのだ。それに比べれば遥かにマシと言える。
夏休みは既に終わりかけとなっているとは言え、あくまでも終わりかけなのだ。期間内に終わるのならば十分だろう。
「その様子だともしかして、八神はとっくに終わってる感じなのか？」
「夏休みの宿題なら最初の内にすませたよ。今は受験勉強って感じかなあ」
「なん、だと……？」
ヘッドセットの向こうから聞こえてくる声に思わず苦笑する修。
今までの付き合いから、健がどんな表情で言っているのか容易に想像がついたのだ。
「俺はさ、勉強の本質は知らない事を理解することで内面を豊かにする行為だと思っているんだ。受験はひとつのテクニックなだけであってね」
「良く解らんけど、内面を鍛えるのに勉強は良いって事？」
「まぁ、そんな感じかな。全然共感が得られないんだけどね。何故だろうか」
うーんと悩む修に対して今度は健が苦笑をする番であった。
確かに修が言わんとしている事は解る。例えば、昔から先人の知恵は大事だと言われているし、要はそう言う事なのだろう。
だが、勉強に対してそんな風に考えれる人間はけして多くはない。特に勉強があまり得意でない人間にはかなりの難題と言える事だろう。
「まぁ、勉強が苦手な人には特に共感はし難いかもしれないな」
「確かに熱中できるのは好きだからってのはあるけどな。遠藤が好きな事って何だ？」
「俺は基本的にアウトドア派かな？ ゲームとかもする事はあるから、常に外に出てるってわけじゃないけど。一応、言っとくけど勉強も苦手って程ではないぞ。八神程得意でもないけどな」
付け足すような健の言葉についつい修は笑ってしまう。
「この時間って八神は遊ぶなら何してるんだ？」
「今の時間ならネトゲかなぁ。一応学生だから外での夜遊びは、な。優等生でいる方が何かと楽だからさ」
あぁ、きっと通話してる向こうではニヤッと悪戯めいた笑顔をしているんだろうなぁと健はつい思ってしまう。そして、それは当っているのだ。
「よし、終わりっと」
「お、終わったか。お疲れさん。なら、丁度良いからこのまま何かネトゲでもやらないか？」
「良いけど、何をやるんだ？」
「そうだなぁ。ニャンハンか、草原行動か……」
修が何をするか悩んでいると、雰囲気から修の勉強タイムが終わったと判断したのか犬猫達が構ってくれと言わんばかりに修の足元にきて鳴いたり、足にスリスリし始める。
それを適度に可愛がって構いながら、修は健とやるゲームを考えるのであった。
「遠藤、正面の家に2人」
「OK。スモーク投げる」
結局、最近話題のTPSゲームを行う事にしたようで2人は協力して行動している。
「そういや、八神は何かやり残したこととかないの？」
「やり残した事？ あぁ、幾つかあるなぁ」
「宿題も終わったし、終わりゆく夏を最後まで楽しむ為にやり残した事をやるのはどうだ？」
「ふむ、良いね。じゃあ、明日、やろうか……っと、スナが撃ってる。右後ろから、かな」
残り短い夏休みの計画を立てながら二人は夏の夜を楽しむのであった。
あとがき
担当マスター：
昂祈
ファンレターはマスターページから！
昂祈です。
過ぎゆく夏の夜のリアクションをお届けいたします。
らっかみの世界では、既に過ぎ去った夏ですが現実では今年の夏はもうじき到来といったところですね。
私個人は寒いのより暑い方が得意なので良いのですが、それでも最近は例年酷暑日があったりするので中々過ごすのが大変だったりしますね。
皆さんは夏には必ずこれを食べる！といったものはありますか？
私は色々とあるのですが、パッと最初に浮かぶのはソーメンと冷やし中華です。
基本的に麺類が結構好きなので毎年楽しみだったりします。
さて、それでは今回はこの辺で。
それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました！
過ぎゆく夏の夜のリアクションをお届けいたします。
らっかみの世界では、既に過ぎ去った夏ですが現実では今年の夏はもうじき到来といったところですね。
私個人は寒いのより暑い方が得意なので良いのですが、それでも最近は例年酷暑日があったりするので中々過ごすのが大変だったりしますね。
皆さんは夏には必ずこれを食べる！といったものはありますか？
私は色々とあるのですが、パッと最初に浮かぶのはソーメンと冷やし中華です。
基本的に麺類が結構好きなので毎年楽しみだったりします。
さて、それでは今回はこの辺で。
それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2019年06月13日
- 参加申し込みの期限
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- 2019年06月20日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2019年06月20日 11時00分
