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過ぎゆく夏の夜
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「おぉ、皆、集まってるなー」
そんな風にのんびりと言いながらシーサイドタウンにある寝子ヶ浜海浜公園の一角を目指しているのは
万条 幸次
だ。
本日は色んな人達を誘って、寝子ヶ浜海浜公園にて皆で花火をやろうという事になっているのだ。
「やぁ、万条」
「あ、こんばんは、遠藤君」
集まっている人達の中から幸次の姿を認めた
遠藤 健
が話しかけてきたので、幸次もまた返事を返す。
「万条はどんな花火を買って来たんだ?」
「俺? 俺はねー。こんな感じだよ」
そう言って幸次はビニール袋の中にを健へと見せる。幸次が途中で買って来た花火はコンビニで買ったファミリーパックの手持ち花火にネズミ花火。
このネズミ花火は実はまだ実際に火が点いたところを見た事がない為、この機会にやってみようと買って来たようだ。
「へぇ、ネズミ花火か。面白いの買って来たな」
「遠藤君はネズミ花火をやって事あるの?」
「あるよ。場合によったら面白い事になるから楽しみにして良いと思うぞ」
「へぇ、そうなんだー」
経験者である健からそう言われ幸次は期待に胸を膨らませる。果たして、どんな花火になるのだろうか。
「ん、いつの間にか良い時間。ちょっとはしゃぎ過ぎたかな?」
時間を確認してそんな風に呟く
吉住 志桜里
。普段の学校などでは清楚な大和撫子を体現したかのような少女だが、今は違う。
制服と共に清楚な姿は放り投げ、パーリーピーポー即ちパリピ感溢れる姿となり、バーベキューにサイファーにと一日中遊びまわっていた。
真逆とさえ言えるその姿だが、実はこちらの方が志桜里の素と言えるものであった。純和風の家に生まれた反動なのか、洋モノが大好きなのだ。
「うーん。どうしましょうか」
醸し出していたパリピ感を引っ込めて清楚な雰囲気に戻してから悩む志桜里。
志桜里は今日一日楽しんだわけだが、実はこの後も予定が入っているのだ。ただ、そこに来るのは寝子島の友人達になる。彼等はパリピ状態の志桜里を知らないので、このまま行けば驚かせてしまう事は間違いないだろう。
しかし、これだけ一日自由に遊んでからの夜に大人しくするというのも何だか勿体ないと志桜里は感じていた。
「うん。このままの勢いで行きましょう。きっと何とかなるでしょう、多分!」
どうやら志桜里はテンションが上がったままのようだ。そのまま支度をしに行動を開始するのであった。
「イェーイ!皆、楽しんでるー!」
水着の上にパーカーを羽織っただけの状態で寝子ヶ浜海浜公園に現れた志桜里を見て、集まった面々が驚きを露わにしている。
それに志桜里は当然気付いてはいるが、気にする事なく自ら店で買いこんできた花火を出し始めた。
「おいおい、マジかよ?」
「え、あれって吉住か?」
「吉住さん、何だかいつもと違ってテンション高いね?」
と、
野菜原 ユウ
、
詠 寛美
、
鳴鏡院 総悟
の三人が口にする。
志桜里を見かけた事がある程度でも、大和撫子然としていた少女がラフもラフと言えるような恰好でテンション高く騒いでいれば否が応にも違和感を覚えるというものだ。
だが、やはり志桜里は気にする事など何もないというように、変わらず騒いでいる。彼女の周囲にいる人物はその様子に思わず釣られてしまっているようだ。
志桜里からすれば、化けの皮剥いでるとこ見られたからにはもう隠すつもりもない、そんなサマーと浜で送るパリナイ遠慮は要らない♪ と言ったところのようだ。
即興のラップに合わせて手持ち花火を振ってみせたり、パフォーマンス代わりにくるくる回してみせたりしていると一際賑やかになっている志桜里の周囲が気になったらしい幸次と健がやって来て、そのパフォーマンスを見て思わず拍手をしていた。
「おー、凄いなー。あんな事良くできるもんだね」
「確かに見事なものだ。前から体幹が全然ブレないなと思っていたけど、ここまでとはね」
すると、幸次や健と同じように見ていた一人が何事か志桜里に話しかけているようだ。
健と幸次とは志桜里を挟んで逆側から話しかけた為に、ちゃんと全部は聞こえなかったがどうやらイメージが崩れたというような事を言っているように聞こえる。
しかし、それに対して志桜里はニカッと微笑む。それは学校での笑みとは違う。可憐で柔和というよりも明るく少しばかり野生的に感じられるものだ。
「なぁに、お嬢様に見えてたイメージが崩れたって? 箱入り娘にゃならねぇハコ入りブースで、ヴァース出して場を沸かせ観衆皆拐すぜAiiight! ……ね、制服を脱げばもうこんな感じよ、それでもよろしくやってくれるなら大歓迎だけど」
イメージが崩れたと話しかけてきた人物に対してそう返し、再び楽しそうにパフォーマンスを再開させる志桜里。
楽しそうに笑う志桜里はさながらメスの黒豹か山猫のように、八重歯を剥き自由奔放とした笑みを振り撒く。
「随分と楽しそうにやるなぁ。あ、そうだ、万条。どうせなら吉住と一緒にネズミ花火やろう」
「あー、そうだね。ナイスアイディアだ」
どうやらこの二人は特に志桜里について気にしてはいないらしい。健に至っては楽しければそれで良いとすら考えている節がある。何せ、今の志桜里とならネズミ花火もきっと楽しい事になると考えているのだから。
「ん、ネズミ花火を私と? へぇ、良いね。だけど、私を誘ったからには普通になるとは思わないでよ?」
「うんうん。期待しているよ、吉住さん」
ニヤリと笑う志桜里。そして、健もまたニヤリと笑う。
そして、ネズミ花火に火を点ける、のだが――
「うわ、二人ともバチバチ言いながら物凄い速さで回り出したよ。これはすごいなあ……って飛んだ!? こんな動き……って、吉住さん、何で俺の方に蹴るのっ!? こっち飛んできたよ!? うわーっ!」
「ふっ、またつまらぬものを蹴ってしまったか……」
「ふっはっ、あはははははははは」
志桜里が自らの方へとやってきたネズミ花火を器用に蹴り返せば、飛んだ先に幸次がいる。
咄嗟に避けた幸次だが、何故かじゃれつくように彼を追いかけ始めるネズミ花火。
それを見て、健はただただ爆笑するのであった。
「あー、酷い目にあったなぁ……」
幸次はぼやきながら線香花火を楽しんでいた。ゆっくりと眺めながら出来る線香花火はどうやら自分にあっていると思っているようだ。
線香花火をしながら小さい頃の事を思い出す幸次。手持ち花火を二本同時点火したり振り回したりして怒られたというような事があったのだ。
今年の夏も色々な事があり、沢山の思い出が出来ていた。
来年は三年生。そうなるとその次には人生の岐路に立つ事になる。果たして、再来年にはこの島にいるんだろうかと幸次は線香花火を見ながら思うのであった。
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担当ゲームマスター
昂祈
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
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定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月13日
参加申し込みの期限
2019年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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