それは夏も終わりに近づいたある日の夜の事。
「あー、すっかり遅くなっちゃったなー」
太陽が落ちて人工の光で照らされる街並を一人行くのは
落合 まゆらだ。
寝子島アニメーション学院の声優科に通うまゆらは声優になる為に忙しい日々を送っており、この日もこの時間までレッスンをしていた。
「うーん。晩ご飯どうしようかな?」
歩きながら今日の晩御飯の事を考えるまゆら。
すっかりレッスンに夢中になっていたまゆらは当然の事ながら晩御飯をまだ取っておらず、お腹は自らが満ち足りていない事をしきりに主張してきている。
端的に言えば。とてもシンプルに言えば。ただ、単純にお腹が空いているというだけなのだが。
「たまには少し奮発してみようかなぁ」
今歩いている場所ではそこかしこに飲み屋や食堂、レストラン等がある為、すっかり良い匂いが漂っている。
それは今のまゆらには抗え切れぬ誘惑の香り。すっかり空腹となってしまっているお腹はこの匂いの元となる物を自らに与えろと叫び訴えてくる。
和食、洋食、中華。天ぷら、ステーキ、麻婆豆腐。それを満足いくまで食べる事はとても至福の一時となるだろう。
「どうせならデザートまでしっかりと食べたいかも」
甘くて冷たいパフェとか、柔らかくて美味しいクレープとか。
しっかりとした夕食後の甘味はまた格別なものとなる事だろう。
そうとなれば何を食べるか決めなければならない。そう言えば、この辺に学院の友達が美味しいと言っていたレストランがあったような覚えがまゆらにはあった。
確かその時に教えて貰ったデータがまた携帯端末に残っていた筈なのでそこに行くのも良いかもしれない。
もしくはこの辺で美味しい食べ物屋さんがないかネットで調べてみるのも良いし、発掘するつもりで飛び込んでみるのも良いかもしれない。
まゆらは少しその場で足を止めて悩むのであった。
太陽が沈み、月と星が浮かぶ夜空。
人々を撫でる風は夏の終わりが近い事を予感させる。しかし、そんな事はお構いなく人は日常を過ごす。
こんにちは、昂祈です。
まずは、落合 まゆらさん。
ガイドに登場して頂きありがとうございました!
もし、参加して頂けるようでしたら、アクションについてはご自由に考えて頂いて大丈夫です!
○概要
今回のシナリオのテーマは「夏の夜をどう過ごしますか?」という事になります。
特に何か不思議な事は起らない純粋な日常系のフリーシナリオとなります。
休みの日に遊ぶといっても日中と夜ではやる事というのは少しばかり違ったりするかと思います。
なので、今回は時間を夜とさせて頂いています。
例えば、BBQをするとか、花火をするとか。
恋人とデートの最中とか、友達とナイトシアターを見にいくとか。
誰かの家でのお泊り会とかどこかに旅行に行っているとか。
どこかに美味しい食事を食べに行くとか、服などの買い物に行っているとか。
どのようなアクションもご自由に考えて頂いて構いません。
いつものようにアダルトチックな路線がご希望な場合も可能な範囲で頑張ります。
○NPCについて
遠藤 健。
高校二年生。
同行のご希望があれば、一緒に参加します。
基本的に皆様のアクションに沿った行動をとります。
また遠藤以外のNPCの方でも、特定のマスターさんのキャラでなければ誰でもご指定して頂く事ができます。
気になるNPCさんがおられればどうぞご一緒に参加をしてみてください。