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九夜山夏の花まつり
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九夜山夏の花まつり。それに関連して、寝子温泉の旅館や宿ではキャンペーンをやっている。
その中の一つに宿泊券が当たる応募キャンペーンというものがあったのだが、
遠藤 健
はその抽選に見事当ったのだ。
当ったからには行ってみたいと思ってしまうのが健という男だ。
だが、一人で行くのも何となくもったいないとも思えた彼は、友達を誘ってみる事にしたのだった。
「おぉ、展望台の方も盛況だなぁ」
「温泉のところも出店があったし、結構規模大きいみたいだな」
「シュー君、健君! 凄いのです、花が沢山あるのです!」
九夜山夏の花まつりと題して行われている九夜山の祭り。そのメインとなっているのは展望台周辺にある大規模な花壇とイルミネーションだ。
まずはそれを見にきた
八神 修
と
椿 美咲紀
と健の三人だが、あくまでも冷静に見ている男性二人に比べて美咲紀のテンションの上がり方と言えば半端ではない。
だが、美咲紀は花が大好きであるのだからそれも仕方ないと言えるだろう。展望台に着いて、沢山の花が見えた時点で満面の笑みを浮かべる程であるのだ。
「椿さん、相変わらず花大好きだな……」
「俺はもう見慣れたものだよ」
「そう言や、いつだかここで二人に会った事があったような」
「あぁ、そんな事もあったなー」
ロープウェイの展望台前駅の直ぐ近くにあった花壇を輝かせた目で見ている美咲紀。
それを見て、何時かの事を思い出したようでその時の事を語る健と修。だが、今は思い出話に興じている場合ではないと思い直し、今日の事に話を戻した。
「さて、遠藤。この景色のどこを狙う?」
「んー。デジカメなんだし気になったところを撮ってけば良くないか? これだけ色々あるんだから、悩むよりかはそっちのが手っ取り早いさ」
「花壇の花を色々撮りたいのです!」
修と健がデジカメでどんな景色を撮るか相談していると、何時の間にか二人の傍に帰って来ていた美咲紀が元気よく手を上げて言う。
そんな美咲紀の様子を見て、思わず修と健が顔を見合わせた。
「いや、美咲紀は自分のデジカメを持ってきてるんだから自由に撮れば良くないか?」
「というか、流石新聞部と言うべきなのか解らないんだけど、二人ともデジカメ持ってるんだな……」
「勿論です。スマフォでもいいですが、やっぱりちょっといいレンズで撮りたいじゃないですか。デジカメの場合、パソコンへの転送が楽で良いのです」
「なるほどねぇ」
感心したように呟く健と言えば、写真を撮るという行為にそこまでの関心を持っていない為かデジカメやカメラといった物は持っていない。
もし仮に何かしらの写真を撮りたい場合はスマートフォンのカメラ機能で十分だと考えていた。
「まぁ、祭の賑わいも新聞部としては撮りたいところだし色々撮って行くか」
「それが良いさ。という事で色々見て回る事にしよう」
「了解なのです! どんな花があるのか楽しみなのです!」
「む、このタコ焼き中々美味い」
「もぐもぐ。うん、本当だな」
展望台周辺の沢山の花を見ながら歩き回って少し小腹が空いた健と修は、出店でたこ焼きを購入し摘まんでいた。
だが、そこで二人ともどうにも違和感を感じる。それは本来ならば無ければならないものがないと言う感覚。つい先ほどまでは確かにあった筈なのに。
要は一緒にいる筈の美咲紀がいなくなってるのだ。
「……何時の間にかキュウリが居ない!」
「……本当だな。というか、キュウリって」
「全く糸が切れた風船か。本当目が離せないな」
「まぁ、そういう自由さが椿さんの良いところでもあるから」
こうして三人で行動するのはこれが始めてというわけではない。
長い付き合いである修は当然として、健もまた美咲紀という少女がこういう性格であると言う事は既に理解していた。
仕方ないとばかりに二人は美咲紀を探し始める。美咲紀ならば恐らくはどこかしらの花壇にいるだろうから探すのは難しくない筈であり、それ故に慌てる必要もなかった。
「八神と椿さんってさ、どういう関係なんだ? 恋人じゃないってのは見てて解るんだけど」
「そうだなぁ。美咲紀との付き合いは中学時代からで、幼馴染に近いかな」
「中学からか。椿さんってかなり可愛いと思うんだけど、彼氏とかいないんかね?」
「ぶふっ、あいつに彼氏?」
それは健としては特におかしな事ではない正直な言葉であったのだが、修からすれば思わず吹き出してしまうくらいには面白い言葉だった。
「悪い、思わず吹き出した。彼氏が居るなら男友達と温泉とか来ないさ」
「いやまぁ、そりゃそうだろうけどさ」
「遠藤が言いたい事も解るよ。確かに美咲紀は花に負けてない、くるくる表情とか変わって可愛いよな」
「うん、色とりどりの花が咲く花壇って感じがする。笑顔も良いしね」
先程までの反応とは真逆に近い修の言葉。だが、それを健は意外には思わなかった。兄妹が互いを素直に評価しないのに近いものを感じていたからだ。
「これ内緒な。あいつ、調子に乗るからな」
「はっはっ。確かに調子に乗りそうだ」
「まぁ、美咲紀に付き合うには彼女の気分屋で賑やかなところを可愛いと思えるくらいじゃないとな」
「その辺は好みの話にもなるからなぁ。っと、あれ、椿さんじゃないか?」
「あぁ、本当だ。全くすっかり夢中になりやがって」
美咲紀の話をしていたら、どうやら本人を見つける事に成功したらしい。
正しい評価については本人には話さないようにするという見解の一致をしたところで、二人は美咲紀の方へと近寄っていく。
「ひまわりと一言で言っても色々なひまわりがあるので。花壇で仕立ててあると、背の低い切り花向きのひまわりさんとか。花の中央部分は濃茶色で、こういうの黒芯っていうのね。花弁も山吹色が強くて、個体によってはオレンジっぽくも見えるのが、背の大きい黄色いひまわりと違った趣があって、私、好きなのですよ」
「ほうほう。ひまわりって品種によって花弁の色だけじゃくて中央のも色々違うんだなぁ。あ、この赤い花は見た事あるな」
「それはハイビスカスだよ、遠藤」
「ハイビスカスも存在感あっていいですね。南国らしい花で夏の花の代表格みたいなイメージがありますけど、夏の花といえば百合も代表格の一つ! 花色も多いのでこれも見ごたえあり。風にゆらゆら揺れる姿が「ゆり」の名の由来なのです」
「ハイビスカスは花がなくなっても葉が深い緑色をしている為、観葉植物としても有名だそうだよ。因みに花は赤いのが有名だけど実際には花の色は豊富で赤以外も沢山あるらしい」
「観葉植物。なるほど、花じゃなくて葉を見る植物って事か……」
花壇を見ては様々な花の説明を行う美咲紀。そのあまりにも豊富な知識に花の事をそこまで知らない健は感心するばかりである。
美咲紀の過剰とも言える熱心な説明を健は頷きながらしっかりと聞いているのを見て、修は美咲紀の話を聞きながらも彼女とはまた少し違う視点からの補足を加える役目に徹していた。
しかし、そこでふと美咲紀が我に返る。
「はっ!」
「ん? どうした、美咲紀」
「また何か見つけた?」
「いえ……。つい語り過ぎてしまったのです」
何だか少し恥ずかしそうにする美咲紀。あの怒涛の説明はどうやらテンションが上がりまくった結果であったようだ。
「うん? いや、普通に面白かったけどね。椿さんの説明。寧ろ、どんどんして欲しいくらいだよ」
「それは、お花好きなのでいくらでも語れてしまいますけど」
「まぁ、美咲紀は昔から夢中になると止まらないところがあるからな」
「いや、はっきり言って八神は人の事言えないと思うぞ。似た者同士だろ」
「似たもの同士!?」
まるでショックを受けたような様子の修だが、健からすれば今更な話であった。
何せつい先程も装飾照明の配置を見てLEDの利点や白熱球からの変遷、発光の仕組みを凄い楽しそうに話していたのだ。
「……じゃあ、遠藤もだな」
「何でっ!?」
何故か唐突に巻き込まれる健。だが、状況を考えれば予定調和とすら言える。
「私も健君はシュー君と似た者同士だと思うのです」
「何、だと……?」
「でないと、たまにやってる息のあった漫才なんてできないのです」
「漫才のつもりはないんだけど!?」
他愛のない賑やかなやり取り。だが、これは今しかできない瞬間。正しく青春の一時。
そんな時間を三人は花を見て、屋台を楽しみながら過ごすのであった。
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担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月08日
参加申し込みの期限
2019年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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