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赤い霧の悪夢
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●映画のような現実
星ヶ丘寮。
桜庭 円
は
ブリジット・アーチャー
の部屋に映画を何本か持ってやってきた。
「今日はゾンビですよ、朝まで6作は見れるよ」
その全てがB級ゾンビ映画である。パッケージにはゾンビが描かれているが、雰囲気がどこか安っぽい。お菓子や飲み物をそろえると、適当に1本選んで視聴を始める。画面のなかでは人々がゾンビから逃げたり、拾った銃で応戦する様子が映し出される。ゾンビたちとの戦いが幕を下ろし、人々が安堵したところで映画は終わり、スタッフロールが流れる。円が次の映画をどれにしようかと視線を画面から外すと、ふと見た窓の外が赤い。疑問に思って窓に近づくとその正体が霧だと気づいた。
「霧が出てきたね、今宵も血に飢えて……」
先程見ていた映画の台詞を言いながら外を見ていると、本物のゾンビを発見した。
「ズン、ズンビーじゃないか! それも走れるやつ!」
「え?」
ブリジットは円の横にきて同じように窓の外を見る。そこには確かにゾンビの姿があった。
「まさか本物のゾンビに襲われるなんて……いったい何が……まぁ、いつものだろうけどね」
「神魂ですかね?」
「おそらくね」
もしこの部屋に来るとしても、まだ時間はある。2人がこれからの行動を考えていると、円はある提案をした。
「とりあえず霧の中心でも目指してみる? 原因や、対処方法とか解るかもだし」
「確かに籠るのはだいたい死亡ルート……」
「アクティブじゃないと、狩られるのはお約束!」
「むしろ霧の発生源に向かうという、視聴者からは『何で奥に行くんだ、逃げろよ、馬鹿なのか』的なツッコミが入りそうなノリ嫌いじゃなくてよ」
どこか楽しそうな2人はさっそく出かける準備を始める。
(何か武器になるようなものは……あ、そういえば)
ブリジットはあることを思い出して引き出しを開ける。そこには自動拳銃、ベレッタ・モデル92が入っていた。去年の夏休みにアメリカの祖父の家に行ったときに貰ったものだ。
(でも……これ……)
その後ろでは円が冷蔵庫にあったお高いお肉を防御用に首に巻き、護身用のヌンチャクを2本用意していた。ブリジットのほうを見ると、その拳銃が目に入ったのか、驚いた様子で近づいてきた。
「銃とかこっわ! 本物?」
「えっ? あ、円、ごめん。このベレッタ、元は本物だけど実弾は撃てないようにパーツが外してあるのよ。ここはアメリカじゃないから」
少し残念そうな円。しかし、ふとなにか思いついたように顔をあげる。
「もしゾンビに噛まれて、意識が薄れてきたら……ぶりちゃん……その銃で人のうちに……あいたぁ!」
ブリジットのチョップが円の頭に直撃する。見事なツッコミだ。とりあえずブリジットは思い付きで購入して組み立てたまま放置してたクロスボウを持っていくことに。
(クロスボウは発射音も静かで、銃のように発砲音で周囲のゾンビを呼び寄せてしまうなんてこともない優れもの。対ゾンビ兵器としては極めて優秀だってグランパも言ってたわね。せっかくだから、ベレッタもベルトに差し込んで持っていこう)
装備を整え、心の準備も終えると2人は部屋を出た。
「霧が濃い方向に行けばまぁ、なんとかなるよね」
SNSでの逆算で発生源を辿ろうと思ったが、そこもパニックの様相を呈していて活用するのは無理そうだ。仕方ないので基本はステルスで、耳と目をフルに使いつつ、霧の濃そうな場所を目指す。
(序盤はゾンビ君の知能の度合いを見ねば……)
そんなことを思いつつ、少しずつ寮から遠ざかると普段なら明るく人通りの多い場所に出た。しかし今は逃げ惑う人々とゾンビでごった返していて、そこにいつもの光景は無かった。そしてこれだけ数がいると、ステルスしていても円たちを見つけるゾンビが現れても不思議ではない。
なぜそんなことを思ったか。明らかにこちらを見ているゾンビが数体いたからだ。
直感的に反対方向へ移動すると、そいつらはまっすぐ走ってきた。2人は囲まれないように路地に入り、そこらに放置されている箱などを倒して移動妨害しつつ逃走する。
(連携してる様子は無いっぽい? それなら住み慣れた町、地の利はある!)
円は登れる塀とか色々思い出しながら逃げ道を想定する。追ってきた連中からは逃げ切ったが、逃げた先でもゾンビに遭遇する羽目に。ここは戦う覚悟を決めて円はヌンチャク、ブリジットはクロスボウを構える。
本能のまま迫るゾンビの顎めがけて円がヌンチャクを振り回す。相手の動きを重心などで予測しつつ、足を狙って移動を妨害する。その後ろから援護するようにブリジットのクロスボウが冴える。円はその軌道を意識しながら敵の数を減らしていく。ある程度片付いたところで矢を回収して再び逃走する。
その後も霧の中心部を探して走り回る。しかしゾンビたちから逃げたり戦ったりしていると霧の観察がままならない。それでもなんとかしようと奔走していたら、気づけば朝を迎えていた。
朝日とともに霧が消えて、ゾンビも消えていった。すっかり疲れた2人は呼吸を整えると、寮へ戻ろうとゆっくり歩き出した。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
ゾンビに襲われるなかで、どのように立ち回るのか。
皆さんの個性を感じながら執筆しました。
朝を迎えるまでの奮闘を楽しんでいただけたら嬉しいです。
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月09日
参加申し込みの期限
2019年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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