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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
自転車で駆け抜けろ！
●まきびしゾーン
スリップゾーンを抜けた選手たちを待ち構えていたのは大量に撒かれたまきびしだった。先端は鋭く、踏めば高確率でパンクするだろう。先程と違って転倒の危険性は無いが、パンクすればその修理によるタイムロスは免れない。なお横には修理スタッフが控えているため、もしパンクしてもお願いすれば修理してもらえる。遠海はまきびしゾーンに突入する直前、ここでの作戦を組み立てる。
（……これについてはもう、ある程度はパンクすることを覚悟して、踏みつけたとしても可能な限り前に進み、パンク修理の後、一気にスピード勝負をかける……！）
気合を込めるようにペダルを踏み込むとまきびしの絨毯に突撃する。何事もなければ最短ルート。しかし予想通り容赦なくまきびしはタイヤに刺さる。まず前輪の空気が抜けてホイールがガタガタと地面にあたっているが、それでも止まらず進み続ける。そうして進み続け、今度は後輪のタイヤがパンクした。できるだけ勢いを殺さないように進み続けたが、やがて限界を感じてすぐにコースの横へ移動して修理を依頼。
だいぶ無茶な走りをしたが、距離は稼ぐことに成功した。
その横を玲音が通り過ぎていく。玲音はＳ字で見せた華麗な自転車テクニックをここでも遺憾なく発揮する。スピードは決して速くないが、まきびしをすいすいと避けていく。その後方でまゆらと夏朝がやや集団から遅れ気味にまきびしゾーンに到着。まゆらはハンドルを小刻みに動かしつつ可能な限り避けて進む。
（もしまきびしを踏み抜いてパンクしても、状況次第では逆転の好機は残っている）
そう自分に言い聞かせながら着実に進む。一方、夏朝は少し違うことを考えていた。
（マットは通過したし、もう安心……まきびしー！？ まさか、フツウを壊す輩の仕業じゃ……）
あくまで障害物の１つなので、そういう心配は要らないのだが夏朝が知る由もない。夏朝もまきびしを踏まないように慎重に進むが、避けきれないと判断すると自転車ごと飛び越えるという荒技を見せた。四苦八苦する選手たちに続くように心もまきびしゾーンに進むと、遠海と同じくまったく避ける様子を見せずに走る。だがその理由は遠海とは違うところにあった。
（ノーパンクタイヤだからどうってこと無いわ。まっすぐ進むだけよ）
しかし誤算があった。まきびしは画鋲などとは異なり、尖った部分が複数ある。そのためパンクしなくとも、前進するたびに刺さったまきびしが地面とぶつかりガタガタと揺れる。これでは全力で走ることができず、本来の性能を発揮しきれない。
ここで修理に入っていた遠海が復帰する。完全復活したタイヤでふたたび突撃を仕掛け、心との距離が徐々に開いていく。心は特殊な自転車であることが発覚するのを避けるため、修理スタッフには言わずこのまま進む。
パンクを回避するか、しないか。そのパンクがどの程度のダメージなのか。修理にどれくらい時間がかかるのか。そういった要素が重なりつつ、玲音のマウンテンバイクが一足先にまきびしゾーンを抜け出した。
スリップゾーンを抜けた選手たちを待ち構えていたのは大量に撒かれたまきびしだった。先端は鋭く、踏めば高確率でパンクするだろう。先程と違って転倒の危険性は無いが、パンクすればその修理によるタイムロスは免れない。なお横には修理スタッフが控えているため、もしパンクしてもお願いすれば修理してもらえる。遠海はまきびしゾーンに突入する直前、ここでの作戦を組み立てる。
（……これについてはもう、ある程度はパンクすることを覚悟して、踏みつけたとしても可能な限り前に進み、パンク修理の後、一気にスピード勝負をかける……！）
気合を込めるようにペダルを踏み込むとまきびしの絨毯に突撃する。何事もなければ最短ルート。しかし予想通り容赦なくまきびしはタイヤに刺さる。まず前輪の空気が抜けてホイールがガタガタと地面にあたっているが、それでも止まらず進み続ける。そうして進み続け、今度は後輪のタイヤがパンクした。できるだけ勢いを殺さないように進み続けたが、やがて限界を感じてすぐにコースの横へ移動して修理を依頼。
だいぶ無茶な走りをしたが、距離は稼ぐことに成功した。
その横を玲音が通り過ぎていく。玲音はＳ字で見せた華麗な自転車テクニックをここでも遺憾なく発揮する。スピードは決して速くないが、まきびしをすいすいと避けていく。その後方でまゆらと夏朝がやや集団から遅れ気味にまきびしゾーンに到着。まゆらはハンドルを小刻みに動かしつつ可能な限り避けて進む。
（もしまきびしを踏み抜いてパンクしても、状況次第では逆転の好機は残っている）
そう自分に言い聞かせながら着実に進む。一方、夏朝は少し違うことを考えていた。
（マットは通過したし、もう安心……まきびしー！？ まさか、フツウを壊す輩の仕業じゃ……）
あくまで障害物の１つなので、そういう心配は要らないのだが夏朝が知る由もない。夏朝もまきびしを踏まないように慎重に進むが、避けきれないと判断すると自転車ごと飛び越えるという荒技を見せた。四苦八苦する選手たちに続くように心もまきびしゾーンに進むと、遠海と同じくまったく避ける様子を見せずに走る。だがその理由は遠海とは違うところにあった。
（ノーパンクタイヤだからどうってこと無いわ。まっすぐ進むだけよ）
しかし誤算があった。まきびしは画鋲などとは異なり、尖った部分が複数ある。そのためパンクしなくとも、前進するたびに刺さったまきびしが地面とぶつかりガタガタと揺れる。これでは全力で走ることができず、本来の性能を発揮しきれない。
ここで修理に入っていた遠海が復帰する。完全復活したタイヤでふたたび突撃を仕掛け、心との距離が徐々に開いていく。心は特殊な自転車であることが発覚するのを避けるため、修理スタッフには言わずこのまま進む。
パンクを回避するか、しないか。そのパンクがどの程度のダメージなのか。修理にどれくらい時間がかかるのか。そういった要素が重なりつつ、玲音のマウンテンバイクが一足先にまきびしゾーンを抜け出した。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2019年02月02日
- 参加申し込みの期限
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- 2019年02月09日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2019年02月09日 11時00分
