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Cafe 3CATS
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御巫 時子
はカフェの前にいた。以前聞いた噂を確かめるためだ。少しどきどきしながら、ちょっとだけ重たい扉を押して中へ入る。出迎えてくれた三匹の猫に、御巫は微笑みかける。まるで、いらっしゃいと言ってくれているようで……そっと猫の置物を撫でて、カウンター席へ腰を下ろす。外の暑さとは無縁な、冷房の涼しさが心地良かった。
注文はアイスコーヒーと、ちょうどお昼時なのでサンドイッチを。マスターに伝えると、はい、と頷いて準備を始めた。
少し待った後、涼しげなグラスに入れられたアイスコーヒーと、野菜がたくさん挟まったサンドイッチが提供される。御巫はサンドイッチを一口食べて、コーヒーで喉を潤す。
目の前に広がったのは、見慣れた風景だった。お弁当を差し入れにいった時の、五十嵐先生の笑顔。それに御巫も笑顔で返す。
「いつもありがとうございます」
「いえいえ、どういたしまして」
ぺこりとお辞儀をして、御巫は自分の分のお弁当を広げる。二人でお弁当を食べる時間が、幸せだった。自分の作ったおかずをひとつひとつ丁寧に口に運んでくれる姿。
「おいしいですね」
「先生のことを思って作ってますから」
そう言うと五十嵐先生は照れたような表情を浮かべる。その姿が愛おしかった。会話は少ないが、一緒にいられるだけで幸福だ。そっと五十嵐先生の顔を盗み見ると、美味しそうにお弁当を食べていた。その顔を、御巫は心に焼き付ける。
お弁当を食べ終えた後は、何らかの実験をしているのがいつものことだ。御巫には何をしているのかさっぱり分からないが、その真剣な表情も素敵だと思う。
空になって軽くなったお弁当箱を受け取るのも、密かな幸せのうちの一つだった。全部食べてくれたという事実だけで、御巫は十分に満足だ。
「ごちそうさまでした、御巫さん」
「いえいえ、おそまつさまでした」
そう言ってお弁当を受け取り、部屋を後にしようとした時、足がもつれて転んでしまった。
「きゃっ……!」
「大丈夫ですか、御巫さん」
そう言って五十嵐先生が御巫へ向けて手を差し出す。御巫はその手を掴もうとして、手を引っ込めた。もう少し勇気があれば手を掴むことが出来たのだろうけど。
自分で立ち上がって、ぽんぽんと制服についた埃を払う。先生から手を差し伸べられたという事実と、ドジなところを見せてしまったという事実に胸がどきどきしていた。
「ありがとうございます、大丈夫です」
そう言って一礼をしてから部屋を後にした。胸のどきどきを抱えたまま。
次に気がつくと、御巫は喫茶店にいた。大事な思い出を追体験して、胸が高鳴っている……冷房が効いているというのに顔が熱い。ぺたりと頬に手を当てて温度を確かめると、アイスコーヒーで冷やそうとストローに口をつけた。
今頃先生もどこかでコーヒーを飲んでいるのだろうか。そう考えて御巫はコーヒーを味わう。ほんわかとした、暖かい気持ちが胸の中に広がった。
のんびりとサンドイッチを食べ、アイスコーヒーの氷が溶けかける頃、コーヒーを飲み終えると御巫は席を立つ。噂は本当だったのだ、と高鳴る胸を押さえながら、会計を申し出る。
「美味しかったです……。素敵な時間を有り難うございました……」
マスターに微笑みかけながらそう告げると、御巫は店を後にする。幸福感で、夏の暑さもそう気にならなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月22日
参加申し込みの期限
2018年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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