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朝鳥 さゆる
が目を覚ましたのは朝の光が差し込む頃だった。睡眠薬の残る身体をゆっくりと起こして、重たい瞼をこする。身体にはまだ睡眠薬のだるさが残っていたが、それを振り切るようにしてベッドから出る。彼女にとっては、睡眠薬を飲むことは自傷行為と同義だった。
朝の十時を過ぎた頃、シャワーを浴びてから特に目的もなく、街をぼんやりと歩いていた。私服を身にまとっていると、とても高校生にはみえない美貌を持つ彼女とすれ違った人が何人か振り返ったが、朝鳥は見向きもしない。
そのうち、道に置かれた看板にふと目が留まった。猫が三匹書かれた黒板。朝鳥は、ふらりと店内へ入った。ドアベルの音が、からんと鳴って朝鳥を出迎える。
誰もいない店内、カウンター席の隅に腰を下ろすとメニューを眺める。どうやらコーヒーが自慢らしい。
「ブレンドを一つ」
端的にそう告げて、メニューを閉じる。コーヒーが出てくるまでにそう時間はかからなかった。猫がテーマなのだろう、黒猫が踊るカップに湯気を立てて注がれた黒い液体。朝鳥はその湖面を眺めてから、そっと口をつけて目を伏せた。
次の瞬間、朝鳥は隠れ家にいた。傷つけあうような、互いを求める情事が終わり目が覚めた、一人きりのベッドの中。素肌に擦れるシーツの感触が今は心地よかった。一人だけれど、人の気配はする。
そのうちに、コーヒーの香りが朝鳥の鼻を擽った。朝にふさわしい、香ばしい香り。つられるようにして香りがした方向を見てみると、今は失踪しているはずの、片篠藍人の姿があった。朝鳥は、はっとした表情で片條を見る。そこに差し出されたのはマグカップ。それを受け取ると、ふわりとコーヒーの香りが強くなった。片條もベッドへ腰を下ろし、互いに無言のままコーヒーを飲む。苦くて、ほんのりと甘い。その味がひどく美味しくて、朝鳥は形の良い唇をわずかに緩めた。
触れていないはずなのに、そばにいるというだけで暖かい。今は失ってしまったそのぬくもりは、ひどく些細なことだったが朝鳥には何物にも代えがたい幸せだった。
(藍人、あなたと次に苦くて甘いコーヒーを飲めるのは、いつになるのかしらね)
心中でそう呟くと、景色が変わった。先程入った喫茶店。そこには隠れ家の残り香などなかった。
それでも暖かな幸せにひたりながら、カップを傾ける。伏せた目からは、気づけば一筋の涙が流れていた。
朝鳥のその涙を知るものは、この喫茶店の中で誰もいない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月22日
参加申し込みの期限
2018年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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