中学生も、明日のためにペンを持て！｜リアクション

中学生も、明日のためにペンを持て！

○テスト中

　１日目。いよいよ数学のテストの時間がやってきました。
（テスト問題ちゃんと解けるか解答用紙を埋めれるか不安はいっぱいやけど……）
　弥生は席について、昨日のことを思い出していました。
（パパに教わった事を思い出しながら解けばきっと大丈夫やんな）
　テスト用紙が配られ、先生の合図と共にテストが開始されました。
（えーと、これは……）
　順番に問題を解いていく弥生ですが。
（なんやこれ？）
　後半、解けない問題にぶつかってしまいました。
（あかん、わからん……しゃあない、後回しや）
　解ける問題から解いていった弥生は、他の問題を埋めてからわからない問題に臨みました。
　キンコーンカンコーン。
　弥生は、伸びをして大きく息を吐きました。
（解けへん問題もあったし結果が出るのが怖いけど、頑張って思い出しながら解ける問題は全部埋めたし、きっと大丈夫や）

　２日目。英語のテストの時間です。
　蒼は余裕でテスト用紙に向かっていました。
（英語は得意なんだよね。ネットのゲーム実況配信で海外のゲーマーとも交流があるから、リスニングとかは楽勝）
　余裕でリスニングに回答したものの、長文の問題はやや手こずりました。
（なんとか解いたけど、正直あてずっぽうだったからなあ）
　きちんと解けているかは疑問です。
（他はまあ、悪くない感じかな。多分85点くらいは固いと思うけど）
　テストを解き終え、答えを見直したけれど、まだ少し時間が残っています。
（なんか眠たくなってきた）
　こくり、こくり。
　つい居眠りをしてしまう蒼でした。
　キンコーンカンコーン。
「終了です。鉛筆を置いて」
　鐘の音にはっ、と目を覚ました蒼は無事テストを提出しました。
（これで帰ったらゲームができる……）
　やっぱり思ってしまうのはそのことでした。

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