this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ゴリラ・エクスペリエンス
<< もどる
1
2
3
つぎへ >>
■力強きゴリラ
「ウホ、ウホホウホ……」
バナナを葉巻きみたいにくわえ、ニヒルにため息をつくゴリラ。
片目についた十字傷は、彼が歴戦のゴリラであることを感じさせた。
道行く人々も彼の放つ戦の臭いにどこかおそれを抱いているようですらある。
彼の名は
新田 亮
。力強きゴリラである。
ゴリラが強いということはもはや地球の常識といってい。
しかしなぜ強いかについて深く考えるものは少ない。
「ウホ……」
亮は言葉少なにベンチから立ち上がり、指を立てた。
風を感じているのだ。そして顔を少し上げ、空気の臭いをかぐ。
「トラブルの臭いがするウホ。これは、海岸のほうウホ……」
亮はバナナをくずかごに捨てると、どっしりとしたナックルウォークで海岸を目指した。
ゴリ高(ゴリラ島高校)のゴリケットボール部レギュラー、
羽生 碧南
。
その屈強なゴリラボディとは裏腹に、心は暖かい乙女だ。
ゴリラは乙女。
全てのゴリラがB型血液をもっているように、全てのゴリラは乙女心をもっているのだ。
特に碧南は乙女ゴリラゲーム略して乙ゴリゲーの熱心なフリークである。執事ゴリラと甘い貴族生活やゴリラヴァンパイアから情熱的に吸血されるさまや戦国ゴリラに天下といっしょにとられる展開に日夜ときめいている。
ゴリラにとってときめきは大事な感情だ。
そんな彼女は、日々のトレーニングに疲れた身体を癒やすべく海岸へと訪れていた。
ベンチに座って乙ゴリゲーをプレイし、バナナをゆっくりと食べる。そんな時間を過ごすのだ。
だが、その考えは甘かった。スイートスポットに覆われたバナナの如く。
「キャー!」
ごりららしからぬ悲鳴!
ゴリホ(ゴリラーフォン)をさげてあたりを見回すと、なんと空飛ぶサメが海岸のゴリラたちを襲っているではないか。
「ウホッホ!」
碧南は立ち上がった。誰かの苦難に立ち上がる。それはゴリラにとっての常識だ。
ゴリラは群れの苦難を分かち合い、時として自らを犠牲にもする。
碧南は早速近くにあったヤシの木へショルダータックルをかますと、落ちてきた実を指の上でくるくると回した。
彼女がゴリケットボールの熟練者であることを示す、ほんのボール遊びだ。
だがこの回転によって日頃のカンをとりもどした碧南は、早速サメめがけてシュートを始めた。
激しい回転をともなって叩き付けられるヤシの実が、サメの開いた大口へと挟まっていく。
ふがーといって墜落していく飛行ザメ。
さあ次から次へたたき落としてやるわよと次の実を手に取った碧南。そんな彼女の背後に別の飛行ザメが回り込んできた。
なんと卑劣な!
乙女に対して複数で襲いかかるとは!
だが、ゴリラは卑劣な手段にも負けることはない。
なぜなら、ゴリラは鍛えているからだ。
「ウホホウッホ」
突如割り込んだ亮が、飛行ザメを木の棒でたたき落とした。
碧南の背を守るように立ち、木の棒をくるくると回して見せる。
おっと、ゴリラが何を鍛えているかまだ述べていなかった。
そう。
彼らは常に心を鍛えているのだ。
困難を打ち払う筋力、悲しみを乗り越える絆、そして窮地にも動き出せる心を、ゴリラは常に鍛えているのだ。
それゆえ、碧南のピンチに亮は駆けつけ、そして当たり前のように助け出すことができたのだ。
「ウホ」
「ウホ……」
そしてそれゆえに、碧南と亮はほとんど語ることなく互いのやるべきことを理解しあったのだ。
「ウホホ、ウホ」
足下の石を拾い上げ、サメたちへと投げつける亮。
その一方で碧南は絶妙な位置へとゴリブル(ゴリケットボールで用いられるきわめて機敏な足運びとボール運び)で回り込むと、サメに死角からボールを叩き付ける。
手ぶらになった碧南だが、亮からの素早いパスですぐにボールを補給。流れるような振り向きシュートで背後からのサメを打ち落とした。
ゴリラが力を合わせたとき、勝てない敵などいない。
そう、ゴリラが強いとされているのはただ高い筋力がゆえではない。
協力しあう心と、いつでも通じ合えるように理解しあうゴリラコミュニケーション能力ゆえなのだ。
「ウホ……ウホオオオオオオオオオウ!」
再び平和の戻ったビーチで、亮はドラミングした。
それに応えるように、戻ってきたゴリラたちもドラミングを始める。
ウホウホは歌だ。ドラミングは楽器演奏だ。
ゴリラは歌と演奏で会話するのだ。
そうして、再びのバカンスが始まった。
亮や碧南たちはビーチチェアに寝そべり、バナナを満足そうに頬張った。
平和なゴリラエブリデイが、取り戻されたのである。
<< もどる
1
2
3
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ゴリラ・エクスペリエンス
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月30日
参加申し込みの期限
2018年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!