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【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
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■どんな姿に変わろうとも
(いやぁ、こんなゲームを挑まれるとは思わなかったな~)
『当日、どこにいるか見つけてみろ』
そうメールしてきた
獅子目 悠月
により、星ヶ丘寮の祭にやってきた
オルカ・ヴィヴァルディ
。
白を基調とした王子様の如きスーツは、Reでのオルカカラーであるブルーが良く映える。
歩く度に胸元を飾る白薔薇は揺れ、そして真っ白だが裏地は蒼色のマントが風にたなびいていた。
星ヶ丘寮の祭、悠月からの『自分を見つけてみろ』という挑戦の言葉に、オルカは考える間もなく返事をした。
ただ誘うだけでないのが悠月らしい、とメッセージに思わず笑みが浮かぶ程。
(探すなら、やっぱり噴水広場かな)
きっと悠月なら音楽に関する場所に居るのでは、と思うあたり流石相方である。
歩いているだけでも、バッシバシに色香を漂わすオルカ。
うっとりとした女性の視線を受け止めれば
「Ciao~!」
と、人懐こい笑みと共にヒラヒラと手を振る。
陽気な色男っぷりを見せるのは、彼がイタリア系ハーフだからゆえか。
噴水広場に到着すれば、早速積極的な女性からダンスに誘われるも
「ごめんね~。今日は先約がいるんだ」
ウィンクすれば、その女性も残念そうな表情を見せながらも引き下がり。
(さて、悠月は……)
華麗な音楽で満ち溢れれている噴水広場を、オルカは散策するように悠然と歩いた。
そして、噴水広場の楽団の前に佇む一人の姿に目を奪われる。
(あれ……あの女性……)
黒髪に、可憐さを思わせる柔らかなドレス姿。
普段の相棒とは思えないその雰囲気ではある、が。
(Giusto!)
間違いない! とオルカは一人呟いた。
(体格が服で隠れて分かりづらいけど……)
楽団を熱く見る榛色の瞳。
曲に合わせてこっそりと動く唇。
「アレは、悠月だ」
オルカは思う。初めて悠月を見た時と変わらぬ印象。
(またこうして俺に刺激を与えてくれるなんて、流石悠月だね~)
笑みを携え、オルカは歌姫の元へと近付くのだった。
(……やっぱり、音楽を聴いていると歌いたくなって仕方がないな)
自身も選曲に関わった音楽団の演奏をじっと見守る悠月。
その格好は、普段の赤胴色の髪を黒髪のウィッグで隠し、体型が隠れるような繊細な印象のドレスで身を包んでいる。
普段の情熱的な悠月の印象を内にしまい込んだような、可憐な姿の女性に見える程。
目元は白のアイマスクで彩ってはいるが、榛色の瞳は噴水広場を包む音楽に、歌いだしたい気持ちを抑えるのに必死だ。
ならばせめて、と悠月は心の中でこっそりと歌を紡いでいた。
この楽団を背にし、広いステージで歌えたらとてもとても気持ちが良いことだろう、そう思い、目を閉じ浸っていると……不意に声がかかった。
「Che! Bella!」
なんと美しい!! と大げさなジェスチャー交じりで声をかけてきたその人は
(はぁ!?)
目の前に現れたのは、相棒であり今日の祭に誘った相手、オルカの姿。
驚きの表情を見せる悠月に構わず、更に言葉を続ける。
「君みたいな綺麗な人は見たことがないよ! お嬢さん、一曲踊ってくれないかな~?」
軽~い口調で誘ってくるオルカの姿に悠月が複雑な想いを抱える。
(コイツは……! 誰でもこうやって誘うのか)
騙せた! という喜びの気持ちも勿論ある。が、それと同時に腹の底がじりじりと焼け、燻るような感覚にも襲われ。
(探せと言ったのに……!)
早々に諦めて、こうして黒髪の誰かをダンスに誘ったのだろう。
段々と怒りの感情が湧き、悠月は無言で顔を背ければ。
「そう、つれない反応しないでさぁ。一曲だけ、ね?」
自然にする~りと、手袋に彩られた悠月の掌を掴む。
更に、その指を絡め、動かすオルカ。
「もしかして、自信がない? リードするよ?」
空いた手で悠月の背中に手を回し、悠月の耳元で甘く囁くオルカに。
(自信がない、だと?)
悠月の榛色の瞳に火がついた。
キッとオルカの深い蒼色の瞳を睨み付け、絡まれた指ごと振り払う悠月。
(その挑戦、受けてやる!)
そのままダンスを拒否されるかと思いきや、今度は悠月からしっかりと握られる手と、ダンスの構えに。
(こういう負けず嫌いなトコはそのまんま。姿を変えた所で、嘘がつけないな~悠月は)
クスッと笑みを零すオルカ。
(ホント、たまんない)
愛しそうに笑みオルカではあるが、悠月にとってはそれがまた余裕の表情に見え、腹立たしく思えてしまう。
(一曲踊り終わってからネタばらしをしてやるから、あとで自分の言動を後悔すればいい)
優雅に向き合えば、曲が始まり。
向かい合う赤と青は華麗に舞い始めた。
(リードすると言っただけあって、と言うべきか……)
余裕のあるオルカのステップ、的確に悠月をリードする振る舞いに悠月は納得の表情を浮かべる。
(やはりコイツはダンスが巧いな……)
Reの活動とは違う、このような社交ダンスであっても、やはりセンスの良さが見て取れる。悔しいけれど、とても踊りやすいと感じてしまう。
それに対し、オルカもやはり、悠月の身体能力の高さとリズム感に感嘆する。
オルカは優雅に悠月をくるりと回転させ、そして優しく抱き留め、悠月の耳元に顔を寄せる。
「さっすが悠月、完璧なステップだね」
耳に響くオルカの甘い声。それに痺れるよりも先に悠月の足が止まりかける。
「な、お前……! 気づいて!?」
「あっはっは、悠月、そんなステップじゃ全然ダメだよ」
同様する悠月に大きく口を開け、楽しそうな笑みを見せるオルカ。
「さっきまであんなに完璧だったのに~。ほら、集中して?」
オルカ手が悠月の腰へと回される。
「……くっ」
ギリギリと悔しそうな表情を見せながら、オルカのリードに合わせ再度美しいステップを踏む悠月。
「気づいていたなら、最初から言え」
「普通に声をかけたらつまらないじゃないか~」
声をかけた時から!? と再度足が乱れそうになるのを、悠月は堪え。
誰にでも声をかけるわけではなく、自分の反応を見るために……?
「……と、いうより、いつ気付いたんだ。くそっ、完璧な変装の筈だったのに」
オルカは優雅に舞う。
「確かに、完璧な変装だったよ~」
「ならば、なぜわかった」
キッと悠月の視線がオルカの瞳を捉える。
「一目惚れって言ったじゃん。どんな姿でも見つけるよ」
真剣な色味の蒼い眼差しに、悠月の胸の鼓動が更に高鳴るのだった。
「踊り疲れてないかな~? 何か飲み物でもお持ちしましょうか、お姫様?」
曲が終われば、目の前にはいつものオルカの表情。
(ま……また、何時もの冗談だろう)
高鳴りが止まらない己の胸に手を充て、悠月は飲み物を取りに行くオルカのはためくマントをじっと見やるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月24日
参加申し込みの期限
2017年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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