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滝に打たれて ~日帰り体験ツアー~
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■『漢の荒汁』コース
男性全員が選んだのは荒汁コース。
ドガガガガガガガ、と絶えず工事現場のような音が鳴り響くその滝は明らかに滝行用とは思えないレベルの水量を見せている。
「ぐああああああ!? これが滝!?前に修行した所と全然違ぇ!」
大きな声と驚きの表情を見せる竜司。
以前メンタルトレーニングとして
錬心寺にて修行を行った。
その時は想いを寄せる
相原 まゆ
の前で見事滝行を完遂したものだ。が、今回はそんな愛天使は目の前にいない。
滝を前にグギギ……! と歯を食いしばる竜司。
「ヤーン冷たそうイタソゥー☆」
一同に重苦しい雰囲気が漂う中、明るい声を上げるのは武道である。腰をくねらせ明るく怯えを見せる武道の表情。
「……まさかここまでとは思わないよね」
俊介も目を細め滝を見やれば。
「これ、入ったら死ぬんじゃないか?」
様々な修羅場をくぐり抜けてきたサキリすら息を飲むレベルである。
白装束姿のサキリは滝行のお供に手に持ったナイフの柄を強く握り直す。
そんな中、不敵な笑みを浮かべるのは亮。大物の登場に根っからのファイターである亮の闘争心がむくむくと膨れ上がり。
「ただ修行するだけじゃ面白くない。やるからには競争相手が欲しいな」
この滝を見ても尚、余裕の発言だ。
「……上等だ、俺は負けねぇ! なんて言ったって俺は寝子高褌男筆頭!(自称) レインボー褌の名にかけて!!」
ロリでコンな部分を除けば熱血系男子である竜司。勢い良く滝壺へと向かっていけば、競争相手の出現にニヤリと笑みを浮かべ亮が続いて行く。
そんな2人の様子に武道も大きく深呼吸。
「よっし、気合入れて!」
早脱ぎ系生徒会長も滝壺へ駆けていく。
「さすが生徒会長。こんな時でも冷静さを忘れていないようだ」
「……あぁ」
修と庚が進んでいく武道の背中を感心しながらも見送る。が、その2秒後。
「……ア、眼鏡かけっぱなしだった!」
てへへ☆ と愛らしく舌を出し戻ってきた武道、係員にそっと眼鏡を預け、再度滝壺へGO。
「……らしい、な」
「……あー。……ちっ、俺も行くか」
庚も滝壺へと向かう。気だるそうな雰囲気だが、その表情が化け物に立ち向かうかの如く凛々しさを感じさせ。
「流石は侍の国日本だね」
覚悟を決めたサキリも滝壺へと進む。
「……みんな、若いね。覚悟を決めて、行こうか、八神くん」
「……はい」
白装束姿の俊介が修に声をかける。日頃、身体を鍛えてきた修だったが、流石に水龍の如き滝に圧倒される。
だが、俊介の相変わらず柔和な笑みをみればなんとかなりそうな気もするから不思議だ。
意を決し、修も滝へと近付いた。
ざっっっっっっぱあああぁあぁぁっぁん!! と、入滝した7人の身体に襲い掛かる水流。
「つ、冷てっもがッ」
意気揚々と先陣を切った竜司、あまりの水圧と水温の冷たさに声を上げるが絶え間ない水が容赦なく注ぎ、話す事もままならない。
(……く……想像以上に、水が冷たいな)
ゆっくりと身体に水温を慣らせながら入滝したサキリでさえも、想像よりも冷たい水に驚きを隠せない。
(こ、これは流石に……きつい)
サキリの肩に絶えず打ちつけられる水圧。
細身の身体に注がれる重みは想像以上であり、彼の白い肌に容赦なくぶつかってくる。
(……ここまでとは……)
なるべく肩や背中で水を受ける体制を取る修であったが、それでも水流の痛みや重みは想定以上だった。
(10分間……果たして耐えられるのか……)
歯を食いしばる学生達の中で、明らかに水圧に負けそうな男がいた。
そう、我らが黒崎先生である。
33才、身長180cm。オマケに身体が筋肉質。
多少の武道でもやってそうな物腰をお持ちだが……
(温かい紅茶が飲みたいね……)
アフタヌーンティーの習慣を必ず取る文系紳士。
いつも浮かべている穏やかな笑みは消え、今は苦悶の表情。
しかし生徒の手前、いち早く脱落するわけにもいかない。
(……やっぱ、結構みんなキツそうだな)
薄目を開けて周りを伺う庚。
青みがかった黒髪はすっかり水に濡れ、眉間の少し上にある傷痕に張り付くのがわかる。
拳法家の祖父に育てられたこともあり多少の修行には慣れている庚。周りの状況に、皆が無理をしないことを願うばかり。
しかし、庚は気づく。
(……水圧とは違う感覚があんな)
黒い瞳を閉じ、意識を集中させる庚。
内から沸き起こるような得体の知れない力。
胸の奥が盛り上がるような、身体の内部に圧迫されたものが解き放たれようとしている感覚に襲われる。
(これが、神魂の影響ってやつ、か)
己の身体の声に耳を澄ましつつ、庚は尚も水に打たれるのだった。
武道もまた10分間という長丁場に耐えられるか不安を隠せなかった。
だが、滝に入る時の陽気な振る舞いはどこへやら。
滝に一礼した後は、その表情は真剣味しか感じられない。
初めは痛みと寒さに全ての意識を持っていかれたが、数分もすればその痛みに慣れがくる。
周りの音や気配をシャットダウンする程の滝の音、水流。
己が滝と一体になったかの如き感覚に包まれる。
水泳部として泳ぎに夢中になっている時同様、武道の心は無の境地へと達していた。
悩みも、辛さも。その時ばかりは外側へと投げ出し。
武道はただ、水の流れに身を任せていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月08日
参加申し込みの期限
2017年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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